2020年9月14日(月)
前の晩に茹ですぎた素麺が残っている朝。
私は自分だけの朝食に「ソーメンチーノ」を作ります。
ペペロンチーノを作る要領で、ニンニクと鷹の爪を炒め、そこにツナ缶と素麺を加え、少量の塩と醤油で和える。最後に大葉を散らせば、とても美味しいソーメンチーノの出来上がりです。
今朝も「ソーメンチーノ」を作る予定でした。
私は常に4時、遅くても5時には起床するので、6時ごろになるとお腹がグーグーと鳴り出します。
いつものようにコーヒーなど飲みながら洗濯機を回していると、お腹が空いてきたので、「よしよし、今朝はソーメンチーノ!」とルンルン冷蔵庫から材料を取り出し、作り始めました。
途中、キッチン戸棚にあるツナ缶を取り出そうと扉を開けてみると、ツナ缶がありません。
常に5缶は常備してあるはずのツナ缶が一つも見当たりません。
最後にツナ缶を使ったのは1週間近く前です。どうやらその間に食べ尽くされたようでした。
半端に作りはじめてしまったソーメンチーノ。他の具材を探すも、ふさわい食材はありません。
そもそも私のソーメンチーノはチープなツナ缶でなければ、料理として成り立たないのです。
また、やられた。。。
朝からふつふつと怒りが湧いてきました。
考えずとも犯人は分かっています。
なぜならば、これが初めてのことではないからです。
ツナ缶を食べ尽くした犯人は、間違いなく常習犯の夫。
夫は最近、また筋肉増強週間とかいう食事制限に入っていて、肉と魚と卵、野菜しか食べないのです。
夜、私が寝た後に、お腹を空かせた夫が食材を食べ漁っているのは知っています。
50を過ぎているとはいえ、身体の大きなアングロサクソンは、タンパク質とみると底無しに食べるので、日本人感覚で買い置きしてある食材など、ものの見事に空にされてしまいます。
しかし、それはいいのです。
食べたい物を好きなだけ食べましょう!
それが我が家の方針です。
ましてや夫の稼ぎで買った食材を制限するつもりなど毛頭ありません。
どんどん食べて健康を保ち、しっかり働いて稼いできてください。
私はいつもそんな気持ちでいるのです。
ただ、いつも言っていることは、
「全部食べてしまったら、補充するので必ず言ってください」
ということです。
それはもう何百万回と言っていることです。
そして、卵やミルク、チーズなど、毎日使うようなものは、食べ尽くす前に、使う予定があるかどうか確認をするようにとも言っています。
というのも、我が家では昨日の夜寝る前にはあった10個の卵が、朝には忽然と姿を消しているということがたまにあるのです。
子供のお弁当に卵は欠かせません。朝食にも必要なことがあります。
普通であれば、10個もあれば大家族でもない限り、明日の朝の分は大丈夫!と思うでしょう。
私もそうです。しかし、夫の気まぐれダイエットが発動されると、それが普通でなくなるのです。
そのたびに、「ちゃんと前もって言って!」と、怒りが爆発します。
私は自分の計画したことが滞りなく運ばないと、途端に機嫌が悪くなるという、非臨機応変型の人間なのです。
お弁当の内容変更など生じようものなら、怒りふつふつで、頭から湯気が出るほどです。
もう何度も繰り返されてきたことなので、最近では私の監視の目もより厳しくなり、夫も少しは申し訳なく思い始めたようで、卵がたくさん食べたい時は、仕事帰りに買ってくるという成長を見せ始めていました。
やっと私の言うことが理解できたようだわ。。。
そう思った私は甘かった。
油断していました。まさか冷蔵庫の外にまで危害が及ぶとは。。。
ツナ缶にまで手を染めるとは、完全に想定外。激しい怒りと敗北感を感じながら、私はツナ抜きのソーメンチーノを物足りない気分ですすったのでした。
たかがツナ缶くらいで朝から怒るとは、なんとも大人気ないと思いつつも、開き直り、
「だから、食べ尽くしてしまったなら、申告しろ!」
そうシャウトした朝なのでした。
ちなみに、今日は矢沢永吉さんの生まれた日です。
つい一昨日、矢沢永吉さんについて熱く語ったばかりなので、もう何もいうことはありません。
ただ、あの永ちゃんが71歳 ⁉︎
それが驚きです。
いまだ現役で「ノッてくれ〜!」と歌って踊ってのパフォーマンス。
歌唱力の衰えも感じさせないパワフルな姿は、もはや70代の爺さんではありません。
さすが GREAT YAZAWA です。
後に続く我々中年のためにも、いつまでもお元気な姿を見せて欲しいと願ってやみません。