2020年9月15日(火)
今日はとても良いお天気でした。真夏の暑さは去り、涼しくて気持ちのよい一日。
これはそろそろお休みしていたウォーキングを再開してもいいのではないか?と思ったのですが、いきなり1時間ウォークはきつかろうということで、徒歩15分ほどのスーパーへテクテクと行ってまいりました。
そのスーパーは商業施設の中にあり、そこでは私の好きな『とらや』さんや『メゾンカイザー』も入っています。
他にもみんな大好き『DEAN &DELUCA』や『無印良品』などもあり、スーパーだけ行くつもりが、ついつい寄り道をしてあれこれお買い物をしてしまうという危険な場所でもあります。
案の定、胡瓜やトウモロコシ、天かす、豆腐、鶏肉、ラム肉、ポップコーン、まい泉のメンチカツサンドなど、スーパーでお買い物をしたあと、『無印良品』で風呂洗用スポンジや埃取りワイパー、綿棒やら、すぐには使わないであろうものまで、家庭雑貨類を仕入れました。
ここで帰ればいいものを、またしてもふらふら。。。
今日は絶対に寄るまいと思っていた『とらや』さんに、自然と吸い込まれてしまいました。あの場所はまさにブラックホール。
来週にはおはぎを買いに来るから今日のところは我慢!と思いつつ、食欲はあっさりと理性を叩き潰し、気づけば生菓子などを手にしていました。
もういいだろう!いい加減帰りなさい!
自分に言い聞かせながらも、そう言えば明日の朝パンがないわ!と『メゾンカイザー』でバゲットモンジュ。
ここでは理性を保つことができ、他のパンには見向きもしませんでした。偉いぞ!
もうこれで終わり!
の、はずでしたが。。。
次なる障害が。それはお惣菜です。
テイクアウトできるものが、ランチタイムに押し寄せるリーマンのために、たくさん並んでいます。
中華にカレー、焼鳥、おにぎり、タイ料理etc
それらを見ていたら、「さて、今日のランチはどうしょう?」と、家でリモート授業を受けている娘の顔が浮かびました。
たくさん歩いたし、疲れたし、きっと帰ってからすぐにキッチンに立つ気にはなれまい。。。
これはなにか買っていった方が安心だわ。
娘には焼鳥と唐揚げ、おにぎり、サラダなど。私はタイカレーをお持ち帰りすることに。
これでランチはもう安心!
ここまできたら、もうどうでもよくなって、商業施設を出た後も、ドラッグストアや書店に寄って、さらに荷物を増やしました。
スーパー用の保冷エコバッグには当然収まり切らず、こんなこともあろうかと鞄に忍ばせておいたセカンドエコバッグまで取り出すことに。
1時間ものウォーキングはきついだろうと、近距離のお買い物にしたというのに、結局私は3時間近くふらふらとしていたのです。
帰宅してから買ってきたお惣菜を食べた後は、もちろんダウンです。
いつもふらふらして、大荷物を抱えて帰ってくるというこの生活は、特別な行動ではなく、いつものパターンなのです。
散財もするし、荷物も重くて五十肩の負担にもなるし、もうこんなことはやめて、お買い物をするならするで、きちんと計画的にしよう!
家計簿をつけるたびに思います。
それでも、同じことを繰り返すのは、なんだかんだ言って楽しいからなのでしょう。
銀座や表参道のブランドショップでふらふらお買い物をしているわけではありません。
そんな高級品に比べたら、私のお買い物などたかが知れています。
身の丈を知ることは大切です。
スーパーやお菓子屋、雑貨屋さんであれこれお買い物しただけで、楽しいと思えるのは、今の生活に満足しているということです。
家に車に貴金属、高価なブランド品など、目も眩むようなものはたくさんありますが、そんなものは望めばきりがありません。
マテリアルに対する満足感など、砂漠に水をやるようなもの。そんな欲は決して潤うことなく、際限なく押し寄せてくるのもです。
そんなものには目もくれず、小さなお買い物で充実感を感じられる今の自分、とても幸せなのだと思います。
こんなささやかな楽しみでも、毎日を楽しく彩ってくれるものだと気づけたのも、結局歳をとったせいなのかもしれませんがね。
ちなみに、今日はイギリスの推理作家であるアガサ・クリスティさんの生まれた日です。
もう40年以上も前にお亡くなりになられた方ですが、その名は今でも広く世界に知られています。
私も中学生の頃に夢中で読んだものです。そんなに夢中だった割には、なに一つストーリーを覚えていないというのが謎ですが、当時はインターネットやスマホもなく学生の娯楽といえば読書かゲーセンくらいのものでした。
私も例外ではなく、ゲーセンへ通う傍ら読書に勤しみ、恐らく1年間で400冊以上の本は読んだはずです。
お勉強をしない学生は暇なものですから。
そんな中の十数冊となれば当然覚えていられるものではありません。
ただ、あの最も有名な『そして誰もいなくなった』だけは、深く心に残っています。
ストーリーはもとより、その斬新なタイトルは、思春期の少女にとって、非常にインパクトのあるもので、これが私にとって海外小説の入口になったことは間違いありません。
80年もの昔に書かれた小説が、いまだ人々を魅了しているという事実は、まさにアガサ・クリスティがモンスター級に凄い作家であった証なのです。