365の喜怒哀楽

1日2トピック型日記

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伊勢丹新宿で理性崩壊の「楽」

2020年10月5日(月)

今朝は目覚めたその瞬間から、「行くか、行くまいか」それだけが、何度も何度も途切れることなく頭の中を回り続けていました。

「迷う」とは、まさにこのこと!というくらいに迷いに迷い、久しぶりに迷うことの苦悩を味わった朝でした。

奇しくも外は雨が降ったと思ったら、曇ったり。天すらが迷っていました。


大したことではありません。

ただ、伊勢丹新宿へ行くかどうか、それだけです。。。

ちょうど好きな和菓子屋さんの催事が行われていて、先日も一度出向いたのですが、お菓子はしばらくお預けという己に課した決め事のため、なにも買わずに帰ってきたのです。

しかし。。。

それがいけなかったようです。


そもそも、デパ地下へ行ってお菓子を買わずに帰るのは、お風呂に入って身体を洗わずに出てくるのと同じ。
それほど気持ちの悪いことなのです。

催事の期間はたったの1週間。。。

刻一刻と残り少なくなる開催日。しかし、この数日間、つねに頭の片隅に、先日見たお菓子の数々がスライドショーのように、カチリカチリとその断片を見せつけてきます。

それでも昨日までは我慢しました。

一度でもあの場所に足を踏み入れたらどうなるのか?催事だけではすまないことが容易に想像できるので。。。

一度決壊した意思は、もうアウト・オブ・コントロール。もはや理性では抑え込むことが不可能になります。

わかっていたからこそ、この何日間もぐっと堪えていましたが、そこに考えが及べば及ぶほど、「行かない」という選択が愚かにも思えてくるのです。


なんといっても10年に一度ともいえる祭と言ってもいい催事です。次は2030年。。。そう思うと、たまらなくなってしまいました。

もし行かなかったことを後悔したら?
私は10年間、リベンジのチャンスを与えられず後悔し続けなければなりません。
なんという拷問でしょうか?
50を過ぎた中年に耐えられるのでしょうか?

しかし、自分に課した決め事の件があります。自分で一度決めたことを簡単に翻すのも、また後悔の一つとなるでしょう。


「私は行くべき?我慢するべき?」


仕事へ出かける支度をする夫の背中に問いかけます。


「もちろん!行くべきだよ」


夫は即答しました。


しかし、それはわかっていたことです。夫もまたそのお菓子が食べたいのです。

そして、わかっているからこそ、尋ねた私は、「夫が行けって言うなら仕方ないわね!」というエクスキューズだけが必要だったのです。
(excuse =口実、言い訳という意味)

こうして、立派な口実を得た私は、いそいそと朝霧払うが如く、10時前には伊勢丹新宿店の前に立っていたのでした。





それにしても、開店前から百貨店の前で待ってる人が多く驚かされます。
私は暇な主婦なのでそんなこともお安い御用ですが、世の中暇な人って結構いるものなんですね。。。

10時になると、うやうやしくとびらが開き、店員さん達に「おはようございます」と頭を下げられながら目的の売り場に進みます。
これがいつもながら、ちょっと恥ずかしい。。。

一人や二人でなく、それこそ何十人もの店員さんがご挨拶をしてくれるのです。こちらもひょこひょこと頭を下げながら、俯き加減に進みます。

「開店前から押しかけるだなんて、なにを急いで買うものがあのかしら?」

そんな店員さんの心の声を宿した視線(想像ですが)に耐えながら、催事エリアに到着です。

この数日間、私を悩ませ続けたお菓子達が、「やっぱりきたね。待ってたわよ」と語りかけてくるようです。

一つ一つが愛おしい。。。

これも、あれも、あっこれも、、、

止まりません。

見事に理性決壊、「食べたい」がとめどもなく溢れ出し大洪水です。

誰も止めてくれる人はいません。。。

娘が一緒のときなら、

「マミー!そんなに買っても食べるの大変だから、もうやめて」

必ずそう止めてくれます。まるで思い切り頬にビンタをするように、私の目を覚ましてくれます。

しかし、そんな娘もリモート授業があるため、同行していません。

私はお目当てのお菓子を全て購入。あまりに気合を入れすぎたせいで、少し疲れたので、スルーするつもりだった限定のシェイクを飲みました。

その甘さ、美味しさにすっかりパワーチャージを完了した私。

「せっかく来たのだから」

そんな新たなエクスキューズを引っ提げて、さらにあのキラキラとした伊勢丹の地下を歩き回ったのです。

いつも買うあのお菓子、季節もののお菓子、一度失った理性は簡単には戻りません。

まさに伊勢丹マジック!

おそらく、月末にクレジットカードの請求書を見て、あらら。。。やり過ぎたわね。と、理性を取り戻すことでしょう。





荷物はどんどん重量を増してきます。
これが「そろそろ終わりですよ」の合図です。

いかし、まだまだ終わりません。

仕上げは惣菜売り場です。お寿司、うなぎ、中華、豚カツ、天ぷら、焼鳥、おばんざい、サンドイッチ、オードブル、サラダ、なんでもあります。

今日はなににしようか?

売り場をとりあえず2周回ります。

決めました。

ランチはお寿司、夜は天ぷらとお蕎麦。サラダと明日の朝食用パンも。

これらすべてを収めると、手持ちのエコバッグは満員御礼。

肩にかけると、五十肩が悲鳴を上げるくらいの重さになっていました。

しかし、それとは裏腹に私の心は羽根のように軽い。

こんなに楽しい場所がこの世にあるだろうか?

伊勢丹新宿だけではありません。銀座の三越日本橋高島屋も渋谷のフードショーも、食べ物がたくさんあるところは、私にとっては幼い子供がはしゃぐサンリオピューロランドと全く同じ意味を持つのです。


帰宅すると、娘が玄関で私を出迎えてくれました。

大荷物で「肩痛いー!」と騒ぐのがいつものパターンなので、玄関で荷物を受け取ってくれるのです。

その顔には、「こんなに誰が食べるの?」と書いてあります。

心配はご無用です。
我が家には無限の胃袋を持つ外国人夫がいます。
どんなに甘いものであろうが、どんなにヘビーなものであろうが、その大きく強靭な胃袋によってすべて解決してくれます。

おまけに、「美味しいものをありがとう」と感謝までされるのですから!


とても疲れましたが、弾けるのはやはり気分がいいものです。
デパ地下は心の健康を保つのに大きく貢献してくれます。

食べることももちろん楽しいですが、この理性を崩壊させるという行為は、言い換えれば「魂の解放」です。

品行方正な「理性」という仮面を取り去り、下品なくらいに精神を解放してやること。
なんとも言えない爽快感があります。

その魂の解放とは、どこでどんな状況でするかによっては、大変なことになる可能性が大いにありますが、デパ地下なら安心です。

この歳になれば、クラブで踊り狂うとか、ラグビーでタックルしまくるとか、もうそんなことはできません。

そう考えれば、アラフィフ主婦が魂を解放する場として、伊勢丹新宿デパ地下はもっとも適した場所と言えましょう。

何はともあれ、お目当のお菓子も楽しむことができ、魂まで派手に解放し、とても楽しい一日となりました。





ちなみに、今日は居酒屋「和民」の創業者であり、参議院議員でもある渡邉美樹さんの生まれた日です。

そんなおめでたいお誕生日に、和民グループは居酒屋さんを焼肉屋さんに転換していくとの発表をしました。

コロナの影響で売り上げが低迷したことに加え、みんなとわいわい飲みましょうといった雰囲気でもありませんから、少人数でお友達や家族などと、食事ができる店へシフトしていくということなのでしょう。

接触型店舗というコロナの時代に即した新しい試みとして、無人レーンや配膳ロボットも導入されるといいます。

無人レーンとは回転寿司みたいな感じなのでしょうか?
それよりも私は配膳ロボットの働きに興味があります。
このロボットが有能であれば、もはや飲食業界は新たな道を進むことになるでしょうから。。。

一体どんな焼肉屋さんになるのでしょうか?

残念ながら私は「和民」というお店には行ったことがないので、どのようなお店であるかわかりませんが、イメージとしては若者の集うリーズナブルな居酒屋さんといった感じ?

無人レーンや配膳ロボットによって、人件費を削減し、その分お客様に還元?

ということは、またしてもリーズナブルな価格設定になるのでは?と期待できますね。

つまずいたり、行き詰まったりしたときこそ、あえて攻めていく。そんな匂いをいつだってぷんぷんさせている渡邉社長。
あの年代の方々は本当にバイタリティーがありますね。

そんなイケイケおじさんの新たなる焼肉ビジネスが成功すれば、この暗い社会を生きていく励みとなる人も多くいるはずです。
そして美味しいお肉を待ちわびている人も。

安くて美味しいお肉がいただけるのなら、私も一度行ってみたいものです。