2020年10月8日(木)
昨日からの台風の影響で、今日も雨模様の一日でしたが、朝の目覚めよろしく、いつも通り家事を一気に済ませました。
しかし、外出の予定がキャンセルとなったせいか、カクンとそれまでの勢いはどうした?というくらい、突然の睡魔に襲われたのでした。
たまにあるのです。とても眠くてたまらなくなることが。
最近よく言われている「気象病」という病があります。
台風などの影響で低気圧が押し寄せてくることによって、体調が悪くなるというもので、主に頭痛や倦怠感、吐き気、関節痛、喘息など身体症状がでたり、メンタル面でもわけもなく落ち込む、鬱などの症状が出てくると言われています。
今日、会う予定だったお友達もそんな「気象病」のせいで、昨夜から頭痛が治らず、すこぶる体調不良とのことで、ではキャンセルしましょうとなったのです。
私の睡魔も実は「気象病」の一症状では?と、常々思っていたのですが、お友達から言わせると、「あなたのは違う」と言います。
私が冬眠した熊のような症状になるのは、必ず暇ができた時であり、やることさえあれば、どんな低気圧もものともせず、動き回っているではないか!と。。。
そんなことはない!と反論するも、多勢に無勢でいつだって反論の余地さえ与えてもらえないのです。
中年のおばさんが集まると怖い。。。
私だってお天気が悪かったりすると、古傷が痛んだり、怠いな。。。と、感じることくらいはあります。
滅多にはありませんが、もしかしたら過去の頭痛だってそうしたことが原因かもしれないのです。
ただ、それを表に出さないだけです。
小動物のように、少しでも弱っていると気づかれたら、お腹を空かせたハイエナの餌食になるかもしれない⁉︎
そんな危機意識によって、あえて元気に振る舞っているのです。
そんな心のうちを知らぬ友人たちは、まるで私がゲリラ豪雨並みの強い雨に打たれようが、風速60メートルの暴風に煽られようが、『雨に唄えば』のジーン・ケリーさながら、雨の中を歌いながら踊っているというイメージを持っています。
断じてそんなことはないのに。。。
みんなの言うように、私を時折襲う争い難いまでの睡魔が気象病と認められないのなら、一体その正体はなんなのよ⁉︎
そう尋ねたところ、「借金の返済」という思わぬ答えが返ってきました。
これは「睡眠」を「借金」に置き換えたもので、つまりはこれまでの睡眠不足を補って(返済)いるのでは?と、そんな考察でした。
確かに昔から睡眠時間は短い方でした。
40代で大病を経験するまでは、睡眠など無駄、時間の浪費だなどと思っていたところがあります。
しかし、病気になった原因を自分で色々と考えた結果、それはストレス多き生活と睡眠不足によるものだと思い至ったのでした。以降、なるべくしっかり睡眠をとるように心がけ、とりわけ50を過ぎてからは、睡眠時間は多ければ多いほど免疫が上がるなどと考えるようになりました。
いずれにしても、我ながら極端だなと思いますが、とにかく睡眠を重視するようにはなりました。
あの、突然カクンと眠りに落ちるという症状が現れたのも、考えてみればその頃からでしょうか。。。
同じような年齢の友人達は、みんな口々に「眠れない」と言います。
ただでさえ、夜寝ていて何度も目覚めてしまうのに、お昼寝などした日には入眠すら難しくなると。
それに引き換え私はといえば、夜は一度寝たら朝まで目を覚ますことはなく、昼間に4時間、5時間の昼寝をしても、夜はまたいつも通り22時を過ぎると睡魔に襲われる。
つまり、寝ようと思えば、いつでも眠れるのです。
なるほど、これでは「気象病」には当てはまらない。。。
しかし、みんなの頭痛だとか気分が落ち込むとか、そんなことだって、言ってみれば低気圧に関係なく起きる時は起きるもの。
そうです!「気象病」の諸症状とは、どんな天候でも起こり得るものばかりです。それでもみんなは「気象病」という病気として認められているのに、私だけ「借金の返済」だなんて、ちょっと心外ではありませんか⁉︎
憤りを覚えます。。。
みんなは不可抗力、私は自業自得だと言われているようなものですからね。
なんとかして、私の睡魔も「気象病」の仲間入りをさせることはできないものか⁉︎
認めさせるには、ジーン・ケリー的なイメージを払拭し、まるで生まれたての小鹿みたいに、儚げなイメージを与えるしかないのか?
どうにかして、この睡魔を「気象病」にしたい!
そう思っていたところ、今朝娘が「ああ、低気圧だから軽く頭痛がする。。。」などと、ここにも一人「気象病」を訴える人間がいました。
「私も低気圧のせいで眠い」
当たり前のような顔して言ってみたところ。。。
「マミーのは違うでしょ?どこだって、いつだって眠ちゃうじゃん」
娘にまで、私は低気圧にすら相手にされていないと宣言されたのです。
やはり、これは自分の弱さをことごとく隠し通してきた自縄自縛状態。。。
もはや手遅れなのでしょうか?
いや。。。
できることはあるはずです。
長年みんなの心に染み込んだイメージは、重曹を使っても、さらには強烈なウタマロクリーナーを用いても、決して白くなることはないでしょう。
ただでさえ、50年以上も経過し、すっかり枯れ葉のように茶色く変色した中年女達の心です。
一筋縄ではいきません。
そうなると。。。
古きを捨て、新たな人間関係の構築。
私のことを全く知らない人であれば、そもそも既存のイメージは存在しません。
しかし、たかが「気象病」が認められないという理由で、あの愉快な仲間たちを失うのは、それ以上の損失です。。。
この友人関係もまた、ウタマロクリーナーでは手に負えないほど強固なものなのです。
それにしても眠い。
やはりこの睡魔は普通とは違う。。。
病気に違いない。。。
なぜわかってもらえないのだ⁉︎
そんな、くだらないことに軽く怒りながら、うつらうつら過ごした一日なのでした。。。
ちなみに、今日は最近スポーツ庁長官に抜擢されたことでニュースにもなった、元ハンマー投げ金メダリストである室伏広治さんが生まれた日です。
この方、お父様がやはり有名なハンマー投げの選手で、お母様は外国の方というように、ハンマー投げをやるために生まれてきたきたような、筋骨隆々な体躯はまさにDNAの為せる技といってもいいでしょう。
最近はスポーツの世界もハーフのアスリートが大活躍しています。
身体的条件に優劣を左右されるスポーツにおいては、外国の強靭な遺伝子は大きなメリットになるのかもしれません。
もちろん、一流のアスリートになるためには、遺伝子以前に、相応の鍛錬が必要になります。
その人並みならぬ努力に加え、先天的要素が加わるとなれば、これはかなり有利になるのではと想像できます。
室伏氏も然りで、立派に結果を残され、果てはスポーツ庁長官という大役を担うまでになりました。
コロナの影響次第では、いまだどうなるかわからない東京オリンピックですが、なんとなく決行されそうな雰囲気がありますね。
室伏氏を抜擢したのも、オリンピックを見据えてのことでしょう。