365の喜怒哀楽 〜 50代主婦の暮らしブログ

喜んだり、怒ったり、哀しんだり、楽しんだり、日々の出来事を綴る日記。

Sponsored Link

「50代 若く見える髪型」検索の罠。新たなるヘアースタイルを求める困難に振り回される「哀」

2020年11月28日(土)

またまたあっという間の週末です。
今日は特に予定もなかったので、年末に向けて2ヶ月がかりの大掃除をちょこちょことしていました。

ホッとひと息ついたところでカレンダーの予定を確認すると、明日は美容院の予約が入っていたことを思い出しました。

スッキリと歳を越したいので、気分転換も兼ねてそろそろヘアースタイルを変えようと思い、ついでに美容院も別のところに変えてみようかと、少し前に予約を取っておいたのです。

通っていた美容院を変えるというのは、なかなか勇気のいることです。
そもそも気に入った美容院、美容師さんと巡り会うことすら容易ではないと思っている私にとって、これは冒険に等しい新たなる挑戦ともいえます。

冒険に危険はつきもの。
そんな危険を冒してまで変えるその理由とは。。。

悪くはないけれど、しっくりこない。。。

そんな理由です。

そのようなことって、美容院のみならず病院でもレストランでもありがちなことではないでしょうか。

これが病院などになると、場合によっては命に関わるので、すぐに病院を変えて、「この人!」というドクターを探します。

「長年お世話になっているから」

「行き慣れているから」

そのようなことは一切考えずに、相性のいいドクターと巡り会えるまで探すことで、命拾いすることもあるのです。

私は実際にそれで隠れていた重篤な病から救われた経験があるので、この「しっくりこない感」というものを侮ってはいけないと思っております。





美容院に限って言えば、最初はいいと思っても、通っているうちに自分も歳をとり、なんとなく感性も変わってくるものですが、そのスピードが必ずしも美容師さんと一致するわけではありません。

いきなりグワッと白髪が増えるように、感性というものも突然ガラリと変わったりするもの。
ある日、顔の皺一本が深くなっているのを見つけただけで、美容液を変えてみたり、髪型で目眩しできないものか?などとジタバタするのですから、他人さま(美容師さん)に歩調を合わせよと言っても、それは無理なお願いです。

美容師さんそれぞれ技量はもちろんのこと、好みというものもあります。ある程度はお客の要望を聞きつつも、最終的な着地点にはやはりそんな美容師さんの技量や好みが反映されてくるものです。

そこが美容院を探す難しさでもあるのです。

そんな厄介なことばかり考えているので、なかなかお気に入りのサロンが見つからず、長らく美容院ジプシーとしてあちこちを彷徨っていたものですが、ようやくここというところを見つけ、しばらく落ち着いていました。

しかし最近になり、またしても「しっくりこない」感がジワジワと押し寄せてきていたため、この度またしても美容院を変えることにしたのです。

さて、初めてのサロンへ行く場合、当然のことながら美容師さんは私の好みを知りません。
口で色々説明しても、相手にとってそう簡単にイメージできるものではありません。

通常は見本になるような写真を見せたりするらしいのですが、私はあまりしませんでした。

なんだか恥ずかしいのです。。。
若い頃ならまだしも、どう取り繕っても素敵になり得ないアラフィフおばさんです。これが山口智子さんだ、キョンキョンだ、石田ゆり子さんだと、同じような年齢でありながらも天地の差がある方々と同じにせよと、どの口が言う⁉︎
思わず自分にツッコミを入れてしまうのです。

しかし、娘からも「絶対にイメージするサンプル写真は見せた方が確実よ!」

そう背中を押され、これは恥ずかしいなどと言っている場合ではない!
きちんとイメージが伝わらずにお猿さんみたいにされたら困る。お猿さんになるなら、恥ずかしい思いをした方がマシだわ!と、イメージ写真を持参する決意をしたのでした。。。





「50代 若く見える髪型」

どうせ誰も見ていないのだからと、「若く見える」を検索ワードに加えてみます。

「百聞は一見にしかず」なので、画像表示に変えてみると。。。

そこにはとても50代とは思えないお若いヘアーモデルばかりがズラリ。。。

「若く見える」と検索してるのに、実際に若い人を出してどうするのさっ⁉︎

ちゃんと「50代」って言ってるでしょ⁉︎

そう思わずGoogle先生にボヤキつつ、さらにスクロール。

そして、やはり出てくるアラフィフの星、石田ゆり子さん!キョンキョンや安田成美さんなんかも。。。
やっぱり素敵です。。。

しかし、いくら素敵でも「石田ゆり子にしてください」という勇気はありません。

中には本当に50代と思しきマダムの写真なども出てきますが、どう考えても若いヘアーモデルや石田ゆり子さんのヘアースタイルの方が素敵に見えてしまいます。

この中からどの写真をサンプルとして見せるか⁉︎

本当はキョンキョン石田ゆり子さんみたいなスタイルにしたい!
しかし、それを公にするのは恥ずかしい!

これは願望と羞恥のせめぎ合いと言ってもいい、極めて難しい選択です。

これは困りました。

そこで、あらゆるワードを検索に盛り込みながらググりまくり、そこに出てきた膨大な数の写真の中から、そこそこ似たようなヘアースタイルをした小綺麗な中年女性(私より10歳若いくらいまでは許容範囲)を選び、石田ゆり子キョンキョンの間に滑り込ませることにしたのです。

こうすることにより、

「あくまでも髪型見本!別に石田ゆり子とかキョンキョンなんて目指してるわけじゃないから」

そんな、暗黙のエクスキューズができ上がるというわけです。





疲れました。。。

一体、私は何時間そうしていたでしょうか。
貴重な週末の数時間、スマホを充電器に繋いだまま、必死で右手の人差し指を滑らせ続けたのです。

たかが美容院へ行くだけなのに、好みのスタイル見本を探さないといけないとか、誰にともなく(というか自分に対して)、私は石田ゆり子になりたいわけじゃないわと、なくてもいい言い訳を考えたり。。。

もうこんなことならお猿さんになってもいいんじゃないかとすら思うほどでした。

これもすべて失われた若さによる悲劇なのです。若ければここまでの苦労はなかったはず。

しかし、だからこそ少しでも見苦しさを脱ぎ捨て、小綺麗でいなければいけないのでしょう。

さて、小綺麗に見せたいのなら、その髪型に見合った服装も必要となってきます。
したいヘアースタイルのイメージに合った格好で行くということです。

そうは言っても、スティーブ・ジョブス並みに同じようなファッションばかりなので、今更お洒落もなにもありません。
いつもより、少しばかり気取ってみればいいだけです。

よかった。。。

これ以上はもう何も考えずに、美容院へ行ける。。。

コロナの急増で果たして日曜日の銀座がどのような状況か、ちょっと不安ではありますが、苦労してサンプル写真も見つけたことだし、新しい美容院へ行って、スッキリできると思えば、今日一日の哀しみもなんのその。

帰りには大好きなデパ地下で、和菓子、洋菓子とお菓子をたんまり買って、今日の自分を存分に癒すことにしましょう。





ちなみに今日は、女優であり『とんねるず』の木梨憲武さんの奥様でもある安田成美さんの生まれた日です。

ちょうど上記のファーストトピックで名前が出てきましたね。

若い頃は様々なドラマで活躍されていた安田さんですが、ご結婚されお子さんができてからは、あまり表舞台でお見かけすることは少なくなりました。

何年か前にたまたま街ですれ違ったことがありましたが、カジュアルなスタイルでもやはりそこは芸能人。
すれ違う人が思わず視線を吸い寄せられるような美しさを放っていました。
お子さん連れでしたが、なんだか楽しそうにお喋りをしながら歩いていて、とても幸せそうに見えました。

今日で54歳におなりとのことですが、上手に歳を重ねられているのでしょう。
あの美貌は天性のものでしょうが、せめてあのニコニコと目尻を下げた幸せそうな表情くらいは見習いたいものだと思います。

私はと言えば、しっかり眉間に皺を寄せて、険しい顔で競歩選手の如く歩いているので、すれ違う人はよけて通ります(笑)