2020年12月21日(月)
今日も昼間はなかなかよい天気の東京でした。しかし、お天気がどうであろうと、私の一日は変わりません。
いまは実母の病院通いの付き添いと家でのお世話。。。これを中心に過ごす毎日なのですから。
覚悟はしていたものの、これがクリスマス過ぎまで続くと思うと、さすがにテンションも落ちてきます。
あわよくば、クリスマスまでには終わるかも?そう少しの期待があったので、ぼんやりとディナーのメニューなどを考えたりもしていたのです。
しかし、そんな恒例のクリスマスディナーも今年は何もしないことにしました。
もはや、そんな気力すらありません。。。
大きな丸鶏を買ってきて、前日から仕込みをし、長い時間かけてオーブンで焼いたり、クリスマスケーキを作ったり。。。
材料の買い物から下拵え、当日の調理と、時間も手間もたっぷりかけて、毎年クリスマスディナーの用意をしていました。
毎年のように「大変!大変!」と言いながらも、家族を喜ばせようと、ずっと作り続けてきましたが、同じことはできる気がしません。
子供達は大きくなりましたが、今年はコロナのせいで、パーティーなども自粛してもらい、クリスマスは家で過ごすように言ってきました。
それなのに、まともにスペシャルディナーを用意できないとは、とっても残念です。。。
要領よくやればできるかな?とも思いますが、病院通いに加え、家でもお世話があるので、時間のかかるもの、手のかかるものなど、どうしてもできる気がしないのです。
介護などを日常的に担っている人は、どんな生活をしているのだろう?と、ふと思ってしまいました。
親のために、自分の家庭を犠牲にすることって、当たり前なのでしょうか。。。
このようなことを考え始めると、真っ暗迷路をグルグルすることになるので、やめましょう!
しかし、あえて考えないようにしていても、憂鬱を避けて通ろうとすること自体がストレスになり、自然と心が荒んできます。
ストレスは免疫を下げます。免疫力が落ちれば、コロナなどに感染するリスクも高くなります。。。
これはいけません!
なんとか、気持ちを紛らわすためになにかするべきですが、丸鶏を焼く気力もない状態で、一体何ができるというのでしょうか。
どうにか隙間時間を見つけて、こうしてブログを書いてみたり、スマホの小さな画面で韓流ドラマを途切れ途切れでも観ること。
それくらいしか、今は楽しみがありません。
それでも、たったそれだけのことが、ある種の現実逃避に効果があるようで、鬱々とした気持ちを晴らすことに役立っています。
コロナ禍をきっかけに、遅ればせながら韓流ドラマデビューした私ですが、今となっては「ハマってよかった!」と、つくづく思います。
ほんのひと時でも現実から逃れ、楽しい世界に飛び込んでいくことで、なんとかメンタルを正常に保っています。
まだまだ変わらない日々は続きます。
しかし、ブログだって毎日書けばいいし、韓流ドラマだってまだ観ていないものが無数にあります。
しばらくは、それを楽しみにこの生活にも耐えられそうです。
ちなみに今日は、ロックバンド『スピッツ』のヴォーカル、草野マサムネさんの生まれた日です。
あの春風がそよそよと吹いてくるような優しい歌声と曲調、そして難解とも言える歌詞など、多くのファンをもつ『スピッツ』ですが、私も結構好きです。
昔々、『白線流し』というドラマがありました。
青春時代を渋谷や新宿でわちゃわちゃと過ごしてきた東京の人間にとって、岐阜県の高山という舞台で繰り広げられる若者達の日常は、とても目新しく、ちょっぴり羨ましく思ったものでした。
そのドラマの主題歌が『スピッツ』の『空も飛べるはず』という曲で、今でもその曲を耳にすると、自分が体験し得なかった青春を思い、一度でいいからあのドラマみたいな経験がしたかった。。。と思うのです。
人間とは、ないものねだりをするものですので。。。
年代から言えば、少し遅れてやってきた感のある『スピッツ』なので、ずっと歳下なのかと思っていましたが、マサムネさんはほぼ同年代だったのですね。。。
53歳とは思えない、あの少年のような歌声。。。小田和正さんのように年齢不詳の美声をいつまでも届けて欲しいと願っています。