365の喜怒哀楽 〜 50代主婦の暮らしブログ

喜んだり、怒ったり、哀しんだり、楽しんだり、日々の出来事を綴る日記。

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なんでも一人でやりたがるが故の社会不適合は家庭でも然り。年末の大掃除も手伝い不要の「哀」

2020年12月28日(月)

朝からどんより曇り空の東京でしたが、今日は家の中でお掃除をして過ごしました。

例年11月中から、少しずつ大掃除に取り掛かっているので、今頃はすっかり大掃除も終わっている頃なのですが、今年は実母の滞在などで思うようにできませんでした。

今日はキッチンと冷蔵庫、ベランダの大掃除をしました。
大掃除と言っても、あまり作り置きなどもしませんし、冷蔵庫の中はいつも半分くらいしか物を入れておかないので、簡単に終わってしまいます。

キッチンも定期的に断捨離を兼ねてお掃除しているので、大掛かりなお掃除をすることもありません。
換気扇なども先月やったばかりなので必要なしです。 

なんでも人に任せることが苦手なので、大掃除なども高いところや力が必要なことは夫に任せますが、それ以外は一人でやってしまいます。

ところが、夫はそれが気に入らないのです。

「なぜ、子供にやらせず、自分一人でやってしまう⁉︎」

「あなたは子供の成長の機会を奪っている!」

と、つまりは、しっかりお手伝いさせろということです。

それはごもっとも。。。





家族の一員としてこの家で暮らしているのなら、たとえ母親が専業主婦であろうとも、やって然るべきだと私も思います。

しかし、ここが私のいけないところで、例の「面倒くさい」と、自分のやり方に固執する頑固さが出てしまうのです。

自分のやり方にこだわるということは、事細かに私流を教えることになります。

この場所は、この洗剤でこの道具を使って、このように綺麗して!

そう、あれもこれも指示だししなければ気が済みません。

そうなるといつもの「面倒くさい」が顔を出し、いちいち説明するのも面倒だし、自分でチャチャっとやってしまった方が早いわ!

そう、お手伝いさせることを見送ってしまうのです。

子供達が小さい頃からそんな具合なので、お料理やお菓子作りを一緒に!などというのも、すべて夫が子供達とやってきました。

そのおかげで、最低限の家事はできるようにはなりましたが、私が成長の機会をもぎ取ってばかりなので、当然上達はしません。





思えば、仕事をしていた頃からそうでした。
新人に仕事を教えるなど、もってのほか。。。
少しでも要領を得ない様子を目にすると、もうもどかしくてダメです。。。
人の上に立てない人間なのです。

それが自分でもわかっていたので、これまでしてきた仕事は極力単独行動ができる仕事でした。
集団行動も苦手な上に、こんな調子なので、社会の一員として働くこと自体、適性がないと言ってもいいのでしょう。

専業主婦になってから、また働いてみたくなり、何度かパートタイマーとして働いたことはありますが、他の人と足並みを揃えることができず、本当に苦労しました。

仕事をすることはとても楽しく、家事よりも仕事の方が向いていると今でも思っていますが、仕事というのは自分だけが楽しければいいというわけではありません。

周りを顧みず暴走する人間は、迷惑以外の何者でもありません。
和を乱し、自分勝手に振る舞っていては、他の人のストレスになりますし、時に業務に支障をきたすことにもなりかねません。

それがわかっているので、どのパートも半年から一年以内の期間限定でやらせていただきました。

何度かそんなことを繰り返すうちに、ようやく仕事をすることを観念しました。。。

若い頃であったら、フリーランスで好きな仕事を始めてみようという気にもなりますが、50もとうに過ぎ体力、気力の衰えも自覚するようになりました。

そんな中、人様に迷惑をかけ、社会のお荷物として仕事をするなど、考えられません。。。

女性であろうが、シニアであろうが、生き甲斐を持って生き生きと仕事をしよう!

そんな世の中になっていますが、全ての人間に当てはまる生き方ではありません。

私はひっそりと、社会の隅っこで、ちんまりと好きに生きる道を選ぶことにしました。

今でも、時折「お仕事してた時は楽しかったなぁ」などと思うこともありますが、同じ過ちはもう繰り返しません。悲しいけど。。。





社会の中でも、家庭の中でも、自己完結を求めてしまう私ですが、年末の「窓拭き」だけはお任せです。

毎年、大晦日には子供達が家中の窓をピカピカにするのが恒例になっています。
数年前までは私がやっていましたが、窓を開け放ち、身を乗り出してお掃除する姿は、家族の恐怖をそそるらしいのです。

いま、グラグラしてたよね?

いつか落ちるぞ!

晦日に落下でもされたらお正月が台無しになる!

そのように、かなり危なっかしく見えたようで、大掃除に際する私の窓拭きは事実上、禁止されたのでした。。。
(普段は、誰もいない時に私がやっていますが、何故かそのあたりはスルーです。)

しかし、誰かがやらなければいけないということで、夫は子供達を窓拭き担当に任命。

以来、大晦日には子供達二人でせっせと窓拭きをしてくれています。

この窓拭きが終わって、初めて我が家は新年を迎える準備が完了するのです。

窓拭きまであと3日。今年もあっという間に暮れていきます。。。





ちなみに今日は、今年8月に亡くなられた俳優の渡哲也さんの生まれた日です。

我々昭和世代にとっては、あのダイナミックな刑事ドラマ『西武警察』が思い出されるのではないでしょうか。
あの製作費は一体どうなってるの⁉︎というくらい、まるで、映画のような豪快なドラマでした。

ボスであった石原裕次郎さんの亡き後、石原軍団を引率してきた渡哲也さんですが、俳優業のみならず、精力的にボンティア活動に取り組んでいた姿を思い出します。

ところで、故石原裕次郎さんも今日がお誕生日。きっと深いご縁のあったお二人だったのでしょう。。。