2021年1月13日(水)
昨夜、遅くまで起きていたせいで、今日は眠い一日でした。
年が明けてから、これまでのリズムが狂ってしまっているようで、就寝時間も定まりません。
理想は11時までには就寝し、起床は朝4時から5時の間ですが、実際は起きる時間は変わらなくても、寝る時間が後ろ後ろに押してしまっています。
長いこと早寝早起きを習慣としてきましたが、最近は無理に規則正しい生活をしなくてもいいのでは?と思うようになりました。
このコロナ禍で子供達の生活も変わりました。大学生の長女はずっとリモート講義なので、朝早くから通学することもなくなりました。
次女も大学受験を控え、学校への登校はなくなり、予備校のみです。
つまり、これまでのように朝から子供を起こしたり、朝食を食べさせたりする必要がなくなったのです。
夫も半分リモート、半分出社と、朝はのんびりなので、我が家の朝はグッと遅くなったと言えます。
なにがあろうとも、生活がどう変わろうとも、私が早起きをすることは変わりません。
たとえ夜中の3時まで起きていたとしても、4時から5時の間には必ず起きます。
早く就寝したときは、長年の習慣で自然と目覚めますが、さすがに睡眠時間が2時間程度になると、目覚ましが鳴らなければ起きられません。
しかし、早起きをする必要がないときでも、必ず目覚まし時計をセットして、いつもと同じ時間に起きるのです。
なぜそこまでして早起きにこだわるのか。
とくにやることもないのに睡眠を削るのは「無駄な早起き」であると、夫にも言われます。
なんのためなのかと言えば、それは「自分でそうしようと決めたことだから」としか言えません。
とくに理由はなく、言ってしまえばただの「自己満足」です。
そうすることで、自分がきちんと生活しているという安心感が欲しいのかも知れません。
早起きをするメリットはきっとあるのだと思いますが、当たり前のようにしているためか、それほど得をしているような実感はありません。
強いて言えば、寝坊をしないで済むというくらいでしょうか。
どんなに寝過ごしたとしても、普段4時ごろから起きていれば、普通の人が起きるくらいの時間には再び目覚めるものです。
朝から出かけなければならない時でも、慌てて支度をしなくて済む。余裕を持って出かけることができる。
メリットとして思い浮かぶのはそれくらいのことです。
このコロナ禍の緊急事態宣言下では、朝から出かける用事もありませんし、一体何のために早起きをしているのだか。。。といったところですが。。。
そのために睡眠不足に陥り、なんとなく気分が優れなかったり、不調を感じたりすることもありますが、なかなか早起きをやめることができません。
朝は用事がなければ何時まででもグーグー寝ている夫からすれば、私は「おかしい」そうです(笑)
人の顔を見れば「もっと寝なさい」と言います。
朝、仕事に出かける時も「少し寝なさい」というのが決まり文句になっています。
しっかり睡眠をとらないと、免疫力が落ち、コロナに感染するリスクも高くなると、最近はなるべく多く睡眠をとるように心がけてはいますが、うまくいきません。
早起き習慣を変えることなく十分な睡眠時間を確保するためには、早く寝るしかありませんが、近頃それを阻むものがあり困っています。
それは、韓流ドラマです(笑)
かつて『冬のソナタ』で韓流ブームが起こった時も、「そんなのどこが面白いの?」と、まったく興味を持っていなかったのですが、昨年の3月頃からでしょうか、コロナで外出もままならず、退屈しのぎに片っ端からNetflixを観ていたとき、出会ってしまったのです。
まるで、バブル期に流行ったトレンディードラマのような、「そんな偶然ある?」「こんな素敵な人いる?」「ここまでの悪人なんている?」「こんな物事うまくハッピーエンドになる?」という、あまりに都合のいいストーリーやスピーディーな展開に思わず夢中になってしまったのでした。
以来、時間ができるとあのドラマ、このドラマとあれこれ観ているのですが。これがまた中毒性があり、一度観始めると止まらなくなるのです。
長いものだと1話約1時間のドラマが80話以上も続くなど、観ても観ても終わらないストーリーに、「一体どれだけ時間が必要なの⁉︎ もう家事なんてやりたくない!」と、一日中観ていることのできない我が身の上を嘆いたり。。。
そう、立派な韓流おばさんになってしまったのです。。。
貴重な睡眠時間を、この韓流ドラマに譲り渡してしまうせいで、睡眠時間はさらに削られるのです。
ここで葛藤が生まれます。
これは睡眠を削ってまですることか?
でも、楽しいし、観たいんだからいいじゃない?
そんな風に気持ちは行ったり来たりしていました。
昨年、友人たちと会った際、就寝時間が話題に登ったことがありました。
私が、韓流ドラマのせいで、睡眠不足になっている。などと話したことが発端ですが、そこでもまた「早起きしなきゃいいじゃない」と一刀両断されました。
それはそうですよね。。。
みんな、子育てが一段落した年代の友人たちです。
子供の世話から離れ、今は夜寝る時間も朝起きる時間も「適当に」だそう。
驚いたのは、朝4時ごろまでずっとNetflixなどで映画を観ていて、起きるのは午後2時ごろだという人が数人いたことです。
「そんなことでいいの⁉︎ 怠惰な生活だなと自分で嫌にならない?」
思わず身を乗り出してしまいましたが、当人たちはケラケラと笑っています。
「別に怠惰だっていいじゃない!やっと子育てから解放されたのだから、好きにやるわ」
そう言います。
確かに。。。誰に迷惑をかけるわけでもなし。好きなことをして、楽しく過ごしているのなら、それは恥ずべくことではありません。
◯◯でなければいけない。
◯◯しなければいけない。
そんな縛りはもう必要ないのだなと思いました。
自分で自分を縛り付けていることって、案外多いのかも知れません。
実際はそれほど深刻になるようなことでもないのに、勝手に自分で自分に縄を打って窮屈にさせていることが。
「きちんと生活しなくちゃ」と、思うよりも、楽しく暮らすことの方に気持ちを傾けるべきだと、最近は思うようになりました。
とはいえ、そうそう簡単に長年の習慣は変えられません。
そこで考えました!
「無駄な早起き」と言われていた早朝に、韓流ドラマを観ることです。
夜はなるべく早く寝て、早朝からがっつり鑑賞する。
これは実際に何度かやってみたのですが、なかなかいいもので、朝の退屈な時間を有意義に過ごしていると感じられます(笑)
しかし、たまにやってしまうのです。夜、寝る前に「ほんのちょっとだけ。1話だけ」と観てしまうと、ズルズルズルズルと、何話も観てしまい遅くなってしまうということが。。。
昨夜はまさにそれでした。。。
今夜こそは早寝します。明日の朝を楽しみに。。。
ちなみに今日は、直木賞作家である阿刀田高さんの生まれた日です。
10代の頃、人生でもっともたくさんの本を読んでいた頃、この方の作品をたくさん読みました。
今のようにスマホのなかった昭和の時代、読書は時間の有り余った若者にとって、もっとも近しい娯楽でした。
背伸びをして難解で風変わりな長編作品もたくさん読みましたが、一方ではサラッと読める娯楽性の高い短編もよく手に取っていました。
中でも、時間潰しに最適だったのが、ショートショートといわれる短いストーリーでした。
当時、そのショートショートの第一人者が阿刀田高さんだったのです。
待ち合わせの喫茶店、電車での移動中など、阿刀田高さんののブラックユーモア満載のショートストーリーを楽しんだのを懐かしく思い出します。
思わずニヤリ。。。としてしまうようなオチ。きっと今読んでも充分楽しめる作品ばかりでしょう。
韓流ドラマばかり観ていないで、昔の半分でいいから読書時間を取り戻したいものです。。。