365の喜怒哀楽

1日2トピック型日記

Sponsored Link

喫茶ルノアールと化した家で過ごすステイホームの週末。趣味の違う者同士が共に住まう「哀」

2021年1月31日(日)

1月の最終日。
とてもお天気のよい日曜日ですが、今週もまた家族揃ってステイホームでした。

長女はリビングで映画を観たり、受験生の次女は唯一のお休みということで、自室でゆっくり。
私は家事をするかたわら、おやつを用意したり、お菓子のお味見をしたり、ブログ記事を書いたり、写真の整理などをして過ごしていました。

そんな中、普段は一番うるさい夫が珍しく静かだったのです。
いつもの週末なら、一人で騒音を立てまくり、大騒ぎしていたかと思えば、「何か必要なものはないか?」と、近所のコンビニやスーパーにちょこちょこ足を運び、家から出たり入ったりと回遊魚のようですが、今日は壺に入った蛸のようだったのです。

なにやら、明日に大切なミーティングを控えているとのことで、その準備をしているようでした。
ダイニングテーブルにパソコンを置き、老眼鏡をかけ、小難しい顔で唸っています。

下手に話しかけでもすれば、手伝いをさせられそうで面倒なので、触らぬ神に祟りなしと放置。

放置し過ぎたせいでしょうか、ほどなくすると、突然聴き慣れない音楽が流れ始めました。

非常に優雅な雰囲気が漂うクラシック音楽です。

私はクラシック音楽に関しては、特に好きというわけでもないので、決まったものしか聴きません。
しかし、夫は音楽に関しては雑食です。とにかくその時の気分で分野を問わず、なんでもござれの人なのです。

イヤホンなどで一人で聴いてくれれば問題ありませんが、家にいる時は必ずリビングかダイニングで聴くので、こちらの耳にも否応なしに入ってきます。

好きで聴いている本人にとっては気分もいいのでしょうが、好きでもない音楽を一日中延々と聴かされる方はたまりません。

しかし、多少の我慢は必要だと、文句を言うのは控えています。





それにしても、この雰囲気はどう考えても『喫茶ルノアール』です。
若かりし頃、授業や仕事をサボりたい時に、よく行っていた昭和の喫茶店

いつでも静かなクラシック音楽がゆったりと流れていて、コーヒーを飲みながらリラックスするには最高の場所でした。

いまでも、たまに行きます。
ガヤガヤと賑やかなカフェよりも、ひとりで静かに過ごしたい時は、昭和喫茶が一番です。しかし、最近はカフェばかりで喫茶店がほとんどなくなりました。
そんな中、重宝しているのが『喫茶ルノアール』なのです。

ドリンクを半分くらい飲んだところで、必ずサービスのお茶がやってきます。
これは「ゆっくりしていって」の気持ちだそうです。

若い頃は「そろそろ帰って」の合図だと勘違いしていましたが、そうではありませんでした。これは確認済みです(笑)

とにかく、ゆっくりとするには最適な『喫茶ルノアール』ですが、その環境をそのまま我が家に持ち込もうとは思いません。

そもそも主婦は家の中に家族と共にいたら、ゆっくりなどできません。常に何かしらの家事で動いているものです。

そんな時に、誰が静かなクラシック音楽を聴きたいと思うでしょうか?

夫は落ち着いた雰囲気の中、ゆったりとした気持ちで仕事がしたいのでしょう。
しかし、私は違います。。。

洗濯物を取り込んだり、畳んだり、食事の支度をしたり、おやつを用意したり、ブログを書いたり、、、次から次へとやることが出てくるのですから。

そんな時、家の雰囲気が『喫茶ルノアール』であると、逆にイライラっときます。





趣味の違う者同士が一つ屋根の下で暮らすのは、忍耐が必要です。

お城のように広い家であればまだいいのでしょうが、日本の住宅は「兎小屋」と揶揄されるようにとても小さいので、何をしていても共有しなければいけないことが多いのです。

その最もたるものの一つが「音」。

夫はとにかく静寂というものとは無縁で生きている人です。

私が真剣にお金の計算をしていたり、ブログを書いたりしているときでも、お構いなし。大声で話しかけてきます。
正確に言えば、話というよりは、独り言に反応を求めてくると言えばいいのでしょう。

必要なことならもちろん話しはしますが、ほとんどがおばちゃんの井戸端会議程度のトピックです。
そんな話しをああでもない、こうでもないと至近距離で捲し立ててくるのです。

家族が相手にしてくれないとわかると、動画や映画を大音量で観始めます。ひどい時には、午前中から夜中まで、観ていることすらあります。

また、別の時は親類や友人とのSkypeです。
子供達が自室へ逃げていくくらいの大声で喋りまくり、ガハハハと大笑い。。。それが何時間でも続くのです。海外でもロックダウン中とあり、みんな暇なのでしょう。何時間でも夫の相手をしてくれます。

他にも家族を悩ませているものがあります。

それは音楽。

その時によって、違った音楽が流れるという節操のなさ。
アメリカンポップスであったり、民族音楽であったり、ロックであったり、とにかくなんでもありです。

そして、今日はクラシック。。。
我が家を『喫茶ルノアール』へと陥れた静かな音楽です。

うるさいよりはずっとマシかしら?とも思いますが、これもなんだか癇に障ります。





うるさくてもイライラ。静かな音楽でも癇に障るとは、私も勝手なものですが、私の求める「静か」とは、生活音以外の故意に作られる音のない静けさなのだと思います。

好みだけでなく、タイミングの問題もあるのでしょう。家族4人がみんな快適に過ごせる環境を作るのは難しいものです。

お休みの日くらい、自由にさせてあげたいと、夫の騒音に対する苦情は言わないようにして、なるべく好きにしてもらっています。

月曜がくれば、また静かになるのだからと。

それにしても、なぜか私と子供達だけの時は、うるさいと思うようなことがありません。これは本当に不思議です。

産まれた時から共に過ごしている親子と、全くの他人であった夫婦とでは違うということなのでしょうか。

それとも、子供達が私の扱いを心得ていて、癇に障るようなことは、あえて避けて行動しているのか?
それも考えられます。

ステイホームが日常化してから、週末の我が家は変わりました。

本来であれば寛げるはずの『喫茶ルノアール』ですが、お家がルノアール化しても、くつろぐどころか、神経が苛立つだけ。

もはや、安息の場とは程遠く、修行の場と言ってもいい場所となった我が家なのでした。。。





ちなみに今日は、オーストリアの偉大な作曲家、フランツ・シューベルトさんの生まれた日です。

クラシック音楽に詳しくはない私でも、『魔王』あたりの有名どころはさすが知っています。

特に思い入れのある作曲家ではありませんが、『セレナード』は好きです。
まさに、ひとりのんびりと『喫茶ルノアール』で、聴きたい曲と言ってもいいでしょう。

シューベルトは31歳で亡くなられたそうですが、その若さでこれほどまでに完成された美しい曲を作ってしまうって。。。
やっぱり天才なのでしょうね。

普段はよほど気が向かない限りはクラシックなど聴きません。ましてやシューベルト
最後に聞いたのは、TV CMから流れできた曲か、サスペンスドラマに使われていたものくらいです。

今日、久しぶりに『セレナード』を聴いてみましたが、なんだかいいですね。
お誕生日だし、もう少しきちんとシューベルト聴いてみようかしら。。。