365の喜怒哀楽 〜 50代主婦の暮らしブログ

喜んだり、怒ったり、哀しんだり、楽しんだり、日々の出来事を綴る日記。

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恵方巻きも食べない、豆まきも卒業した、なにもしない節分の「楽」

2021年2月2日(火)

雨降りから始まった一日でしたが、午後には雨も上がり、すっかりよいお天気になりました。

雨だからというわけではありませんが、今日は一日ステイホームと予定していたので、また家の中で細々としたことをして過ごしました。

ところで、今日は124年ぶりに迎える2月2日の節分だそうです。
私にとっては2日でも3日でも同じですが。。。

もう家族で豆まきをするような、小さな子供もいません。

子供達が幼い頃は、我が家でも毎年豆まきをしていました。
私も子供以上の勢いで、鬼に扮した夫めがけ、容赦ない豆弾を浴びせたものでした。

しかし、それは私がストレス発散するための豆まきではありませんでした。
すべては子供の教育故のことであったのです。





季節の行事には、とにかく力を入れていました。

家主が外国人ということで、なにかと欧米文化にさらされることが多い家庭だったので、子供達には日本人としてのアイデンティティもしっかり持って欲しい、将来日本人男性と家庭を持ったとしても困らないように、日本の伝統的な行事を身をもって体験しておいて欲しい。そんな気持ちであれこれと教えてきました。

ちょっとおかしなところはあるものの、一般的な日本人と同じ程度の大人には成長したはずです。

豆まきだって、難なくできるようになりました。節分は豆を撒き、歳の数だけ豆を食し、あとはお掃除をする。20年近くもやればもう十分に根づいているはずです。

子供達も一人は成人し、もう一人も今年高校を卒業する歳になりました。

さすがに家族総出で豆まきにエキサイトするなどということはなくなりました。

もう十分だと判断した数年前、我が家から豆まきは消えました。

豆まきだけではありません。最近では、私が楽しみたい行事、習慣として当たり前になっている行事などは特別なことをして楽しんでいますが、節分のように、もう省略してもいいだろうと思う行事に関しては、

「私はもう卒業です。次はあなた達が家庭を持った時にでも家族とやってください」

そう言って、卒業させていただきました。
もちろん家族に依存はありません。いい歳をした大人が4人で豆まきなどをすれば、日頃の恨みを晴らすが如く、ものすごい豆バトルに発展する可能性もあります。

やめて正解です。。。

部屋中に散乱した豆も片付けなくて済むので、お掃除が楽になりました(笑)





そして、豆まき同様に、節分になると話題になり、あちらこちらで目にするのが「恵方巻き」です。
いまや、この太巻なくして、節分は語れないというほどの知名度を持った行事食です。

しかし、私は食べません。

今朝、「今日は節分ね」と思った時、チラリとロールケーキか恵方巻きを模した金太郎飴でも食べようか?などと悪戯に考えたりしましたが、買いに行くのも面倒なのですぐに打ち消しました(笑)

私は生まれも育ちも東京なので、幼い頃から一度も恵方巻きなるものを食べたことがありません。

節分に豆まきはしますが、恵方巻きを食べるという習慣はないのです。

関東に恵方巻き文化が流れてきたのは、そう昔のことではないと思います。
まだ若い頃は、デパ地下でも街のコンビニやスーパーでも、「恵方巻き」として売られているものを見たことはありませんでした。人々が話題にするようなこともありませんでした。

この恵方巻きなるものが、東にも浸透してきたのは、いつ頃のことなのでしょうか?

軽くググってみたところ、わかりました。1998年にセブンイレブンが全国で販売したことがきっかけで、全国区で知られるようになったといいます。

ちょうど、私が初めて日本脱出した前年です。
知らぬまま、日本を出て行ってしまったようです(笑)





確かに、私が恵方巻きを知ったのは、その後日本を出たり入ったりしながらを経て、ようやく定住した頃のこと。

気づけば、節分になると、あちらこちらに「恵方巻き」の文字を見かけるようになりました。

デパ地下などで見かけると、「美味しいのかしら?」と思いながらも、普段買って食べている太巻きと同じようなので、節分だからといってあえて買うこともないだろうとスルーしてきましたが、どうなのでしょう?
あれは普通の太巻とは違うのでしょうか?

一度買って、お試ししてみるべきでしょうか?
もしも、それがただの太巻ではなく、とんでもなく美味しいものであったら、私はこの何十年間、それを知らず生きてきたことになります。

今では東京生まれの友人達の中にも、毎年恵方巻きを食べている人もいます。

ますます、怪しいです。。。

別によその土地の慣習に倣うこともないだろうと、あえて恵方巻きに背を向けていましたが、一度はお試ししたほうがいいのではないかとも思えてきました。

しかし、わざわざ夜遅くに買いに行くのも面倒です。作るのはもっとイヤです。
先延ばしにしたくても、明日になればそんな恵方巻きも一つ残らず姿を消すはず。

もしも来年、まだそのお味が気になるようであれば、試してみようか?などと思っていたところ。。。

メインブログに以前投稿した「韓国海苔巻き、キンパ」のアクセスが急上昇しています。

ひょっとして、太い巻物ならなんでもいいってこと⁉︎

謎の恵方巻き。

私にとっては未知なる食べ物です。。。

豆まきもしない、恵方巻きも食べない節分は、いつもと同じ普通の日。

大騒ぎで豆まきをして、お掃除をして、恵方巻きを作ったり買いに行ったりすることもない、なんとも楽ちんな節分の日なのでした。





ちなみに今日は、アメリカの女優でありモデルでもあるファラ・フォーセットさんの生まれた日です。

また古い人選になり、お若い方はきっとご存知ないだろうかと思いますが、1970、80年代には誰もが知るアメリカンビューティーの象徴のような方でした。

子供の頃、『チャーリーズ・エンジェル』というTVドラマでファラを観た時は、なんと素敵な女性なのだろうと憧れたものです。

思い切りレイヤーの入った金色に輝くふわふわカールのロングヘアーをなびかせ、悪者をバタバタと退治していくスーパーウーマン。
彼女が髪を揺らすだけで、私もあんなヘアースタイルにしたい!と、強く思ったものですが、残念ながら私はド直毛の黒髪。。。
子供ながらに、私には叶わぬ夢であると、諦めたのでした。

しかし、娘がリベンジを果たしてくれました。金髪ではないけれど、亜麻色のエアリーな髪にレイヤーを入れ、カールしたところ、なんとファラ・フォーセットではありませんか⁉︎
本人以上に大喜びしましたよ!

残念ながらファラは10年以上前に故人となられましたが、今でもあの美しさと興奮は忘れません。。。