365の喜怒哀楽 〜 50代主婦の暮らしブログ

喜んだり、怒ったり、哀しんだり、楽しんだり、日々の出来事を綴る日記。

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苔丸かブログか。前夜の地震に心を乱され、優先順位が変わってしまった「哀」

2021年2月14日(日)

今日はバレンタインデーですが、我が家はチョコレートをはじめ、いつだって甘いものばかり食べていますし、2月に入ってからはバレンタイン向けのお菓子ばかり食べてきたので、イベントはなしです。
愛を告白したい相手もいませんし(笑)


それよりも、昨夜の地震は久しぶりに大きく揺れました。東京は震度4でしたが、とても怖かったです。。。

ちょうど「あわまんじゅう」を食べながら、メインブログの記事をつくっているところだったので、数日前に催事でおまんじゅうをくれたお店の方々は大丈夫だろうかと、心配になりました。

東北地方に住んでいる私や夫の友人、知人にも連絡してみたところ、皆さん無事であることが確認でき、ホッと一安心。。。

しかし、安心はしたものの、東京もかなり揺れたので私の心中も揺れて、もうブログどころではありません。

昨日から結構気合を入れて、何本書こうとかノルマを課していたのですが、プツリと集中力が途絶えてしまいました。





そして迎えた朝。
本当なら今日も昨日同様にブログをと思っていたのですが、気持ちがプチッと離れてしまい、やる気が起きません。

そんな私を見て、夫が散歩がてら買い物へ行こうと誘ってきました。

「ブログ書く予定だったし。。。」

そう渋る私ですが、夫は自分が出かけたいのでしょう。しかし一人では退屈なのか誘惑の手を緩めません。

「この前買った苔丸、気に入ってたよね?また別の木を買ってみたらどうですか?」

「苔丸を置く台も買いましょう!一人じゃ運べないでしょ?」

苔丸。。。

先日、たまたま見つけた苔丸は、丸い野球ボールくらいの苔丸に桜や梅など、花の咲く木が挿してあるもので、それはそれは可愛くて、毎朝ベランダに出ては眺めているものです。

最近は東京も暖かくなってきたせいで、花もちらほらと咲き始め、さらに楽しさが倍増。
「もっと他の種類も欲しい。。。」
そう思っていたのです。

そのお店は常設店ではなく、いわゆる期間限定なので、いつでもお買い物ができるわけではありません。

荷物にもなるので、荷物持ちの夫がいれば好都合です。

苔丸を買いに行けば、苔丸を並べる台もと、あちこちお買い物に回ることになります。そうなると時間もかかりますし、帰宅する頃には疲れてしまっているはずです。

そうなると、ブログなど到底書けなくなるでしょう。

苔丸かブログか。。。

2つの趣味に挟まれて、究極の選択を迫られた状態です。

「ブログなんていつでも書けるでしょ?苔丸は今日だけだよ!」

そんな煽りを受け、私はとうとう苔丸を選んだのでした。

きっと、昨夜の地震がなければ、三日間位は集中してブログに気持ちを傾けていたでしょう。
苔丸にたいしても「出会いもご縁」と、次のチャンスを待ったはずです。





結局、とても素敵な苔丸を手に入れ、そのあとは、昔よく行ったトンカツ屋さんでランチをしました。

暑さからか昼間からグビグビとビールを飲みながら、とんかつや牡蠣フライを次々と胃に流し込んでいく夫に負けまいと、私も牡蠣フライおかわり!と、お腹がはち切れる寸前まで食べ続けました。

店を出た後、気持ち悪くなりながらも苔丸を並べる台を買いに行き、最後は力尽きてタクシーで帰宅。。。

どうせタクシー使うなら、荷物持ちなど必要なかったわ。。。

一人だったら、あんなに食べなかったのに。。。

そう思いながら、昼寝をしました。
案の定、ブログどころではありません。


それでも、目覚めてからまたブログに向かいました。
そもそもの優先順位はブログが一番の日だったのですから。
素敵な苔丸をゲットできたのは嬉しいですが、やっぱり物事が計画通りにいかないと悶々としてしまうのです。

ノルマには及びませんでしたが、とりあえずメインブログも今日は2本投稿。
平常心を失った中でも頑張ったと思うことにします。

それにしても、まったくお腹が空きません。
食べ過ぎました。。。





ちなみに今日は、イタリア出身の女性歌手、フィリッパ・ジョルダーノさんの生まれた日です。

クラシカル・クロスオーバー(ジャンルの垣根を越えて、音楽性を融合するスタイル)の走りと言ってもいい方かも知れません。

今から20年以上前に発表された『Filippa Giordano』を初めて聞いた時は、激しく感動したものです。

オペラを現代風のアレンジで歌うのも初めてでしたが、なによりもその歌のうまさにびっくり仰天!

それはオペラというクラシックに裏付けされた確かな歌唱力、表現力は、どんな分野の歌でも魅力的に歌いこなすことができるという、「クラシック最強説」を私の中に埋め込んだ衝撃アルバムでした。

以来、フィリッパが新しいアルバムを出すたびに聴いてきましたが、やはりあのファーストアルバムが一番なのです。

ところが、海外引っ越しを繰り返すうちにそのCDを紛失してしまったのです。
それはとってもショッキングなことでした。新しいものを買えばいいだけのことですが、何十年と大切にしてきたものが失くなるショックはなかなか消えるものではありません。

あのCDは引っ越しをする際に売り払った車の中にあるはず。まだコンディションもよい車だったので、今頃は金髪のイケメン君がフィリッパを聴きながらハンドルを握ってるはず。。。そんな想像をして紛失のショックを忘れることとしましょう(笑)