365の喜怒哀楽 〜 50代主婦の暮らしブログ

喜んだり、怒ったり、哀しんだり、楽しんだり、日々の出来事を綴る日記。

Sponsored Link

ハーフの子供達に日本人としてのアイデンティティを持って欲しいと「楽」しんできたひな祭り。

2021年3月3日(水)

令和3年3月3日。。。
ゾロ目のお雛祭りですね。

我が家には女の子が2人いますので、かつては頑張って家庭内行事を催していたものですが、子供達も成長し「あっ、今日ひな祭りか。。。」といった反応になったので、私も大袈裟なことをするのはやめました。

一応、お雛様を飾り、ちらし寿司に蛤のお吸い物、お菓子くらいは用意しますが、それらをいただくだけです。

子供が大きくなると、家族単位での行動は極端に減ります。各々が自分の予定を持ち、行動するため、たとえお雛祭りであろうとも、家族全員が揃うことは稀です。

今日も昼間は次女が予備校、長女は夕方から美容院の予約があるとかで不在。
昼に長女とちらし寿司、そして夜は次女とちらし寿司と、私は2食同じ内容の食事です。

私が在宅している限りは、何歳になろうとも子供達に孤食はさせないと決めているので、何度でも食べます(笑)
夫は仕事で遅かったので、一人で食べていました。さすがに遅い時間にちらし寿司は無理です。炭水化物に糖がたっぷりの酢飯は、ダイエットの敵なので。
その代わり、向かいに座ってよくわからない話を頷きながら聞いていました。
夜遅くなると、私の英語スイッチがオフになるので、夫の話す言葉がよく頭にはいってこないのです。
しかし、夫はそれで不満はないようです。返答を聞くよりも、ただ自分が話したい人なので。。。

こうして、今年もお雛祭りは終わりました。

さて、次の行事はなにか?





子供達は日本と欧米の文化、両方をバランスよく知って欲しいと思い子育てをしてきました。

いわゆるハーフ(ミックス)に生まれた子供達ですが、それなりに大変なこともあるようです。
我が子たちに限らず、ハーフというだけで、英語が話せて当たり前、容姿が綺麗で当たり前といった具合に、何かしら秀でていて当たり前と思われ、平凡であれば評価は下がるという場面が多々あるといいます。

娘が幼い頃、公園で出会ったママさんたちがいたのですが、一人のママさんが「とっても可愛いですね」と言ったところ、他のママさんたちが「ハーフだもの当たり前でしょ」「日本人じゃないもの」などと言っていたのを思い出します。

「ハーフだからじゃなくて、私の娘だからよ!」

そう冗談めかして言いましたが、娘たちにとって、こんなことは日常茶飯事なのです。

ただ、純粋な日本人でないことは確かです。そこは、そんな星の下に生まれた自分の運命を受け入れて、うまく自分の中で消化しなければいけないことです。

何事も悪い面もあればいい面もあります。自分の良いところを武器に生きる術を身につけて欲しいと私は思っています。





しかし、日本人の母を持ち、人生のほとんどを日本で過ごしてきたのですから、日本人としてのアイデンティティも持って欲しいという思いはずっとありました。
それが、お雛祭りなどの行事に力を入れてきた理由です。

国際結婚しハーフの子供がいる友人がたくさんいるのですが、中には日本人としては育てたくないという人もいました。
季節の行事や七五三といった日本人としては当たり前のこともまったくすることなく、欧米文化のみを子供にという考えです。

私は少なくとも日本人として、昔から伝わる行事などは知っておいて欲しいと思ってきました。

日本の美しい文化を自分のものとして、感じで欲しかったのです。

これからどこの国で暮らすのか、どこの国の人をパートナーとして選ぶのかわかりませんが、20年も季節ごとにさまざまな行事を楽しんできたのですから、きっと自分の子供にも同じようにしてあげることと思います。

私自身はまるで日本人らしくないと言われる人間ですが、自分では日本人であることに感謝しています。

悪い面を見れば多々あることは否定しませんが、それはどこの国も一緒です。
良い面、悪い面含め、それでも日本が好きです。

二人の子供たちも、夫もそれは同じ気持ちだと言いますから、頑張った甲斐がありました!





ちなみに今日は、オーストラリアの映画監督、ジョージ・ミラーさんの生まれた日です。

代表作はなんと言っても、メル・ギブソンさん主演の『マッドマックス』です。

私はあまりドタバタとしたバイオレンス系の映画は観ないのですが、『マッドマックス』は大好きでした。

メル・ギブソンが素敵だったというのも大きな理由ですが、あの荒廃した空気がなんとも言えず興味深く感じたのです。

ラクタを寄せ集めて作ったような車やバイクもアートでしたし、ファッションやヘアースタイルなどもとても斬新に映りました。

その全てにおいて、オーストラリアだからこその映画だと、そしてどこをとっても、これは日本人では無理だわ。。。と思ったものです。

『マッドマックス』は続編がいくつかできましたが、やはり最初に観たインパクトは揺るぎませんでした。。。

あれほど荒廃と混沌をはらんだ映画って、最近はありませんね。
何事も極端なものに惹かれます(笑)