365の喜怒哀楽 〜 50代主婦の暮らしブログ

喜んだり、怒ったり、哀しんだり、楽しんだり、日々の出来事を綴る日記。

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渋谷の街が嫌いなのに、それでも便利だからとついつい足を運んでしまう「哀」

2021年3月27日(土)

今日も朝から快晴。気持ちよく朝からウォーキングがてらのお買い物へ行ってきました。

今月、週末の日課になっていた表参道に寄ってから、そのまま徒歩で渋谷まで行きました。
たまたま今日入荷予定のお菓子があったので、そちらお目当てに行ったわけですが、午前中から渋谷の街はものすごい人でごった返していました。

コロナ禍以前までは、お買い物やお友達とのランチなどで、毎週のように渋谷に行っていましたが、最近はぐっと頻度も少なくなり、今日は久しぶりの渋谷でした。

行ったついでにと、寄りたい店は何軒かあったのですが、あまりの人の多さに恐れ慄き、お目当てのお菓子だけを抱えて、さっさと帰ってきました。

ダイエット中で免疫力が低下しているかもしれないと考えると、あの人混みに身を置くのが怖くなります。

商業施設のエレベーターなどに乗っても、人数制限が表示されていようとなかろうと、どんどん人が乗り込んできて、思わず眉を顰めるといった場面もありました。

ああ、やっぱり渋谷って嫌い!

改めてそう思うほどのカオス。。。





いつの頃からか、渋谷という街が嫌いだと思うようになりました。
ハロウィンにニューイヤーイブと、何かあるたびに人がどこからともなく湧いてくる渋谷。

街も汚い、マナーもない、そんな印象を抱くようになったのは、いつの頃からか。

十代の頃は、私も例に漏れず、学校からの帰りに駅のトイレで制服から私服に着替え、よく渋谷で遊んでいました。
週末もお友達と待ち合わせをしては、ぶらぶらとしていたのを思い出します。

今の若い人と同じことをしていたんですね(笑)

あらゆるファッションの流行が生まれた街で、かつての渋谷は文化の香りがしていました。
それに誘われて、若者はあの街に集まっていたのです。

ただ、お酒を飲んで大勢で馬鹿騒ぎするのが目的となったような今とは、少し違う空気があったように思います。

たった数年間でも海外で暮らし、日本へ戻ってくると、その変貌に「浦島太郎」気分になる人も少なくないと言いますが、思い返せば私もそうでした。

中学生、高校生の頃に足繁く通った渋谷から一旦離れ、別の街、別の国で過ごし、再び渋谷が身近になったのは、30代も終わろうかという頃でした。

子供の服や靴、幼稚園や小学校に入学する際のランドセルや学用品をはじめ、生活雑貨まで渋谷の百貨店で買い物をすることが増えたのです。

都心というのは、日用品のお買い物に適した場所ではありません。
品物の扱いも少ない上、あっても眼が飛び出すほど高いブランド品や、使い勝手の悪そうな輸入品が多いのです。

そうなると、近場の百貨店が一番便利ということになります。
小さな子供2人の手を引いてのお買い物は大変なので、どうしても帰りはタクシーでパッと帰れるところに行きがちになり、それがたまたま渋谷だったのです。





その頃から、なんとなくかつてあった雰囲気がなくなり、おまけに駅の改札が自動改札になっていて、たいそう驚いたものでした。

街の景色は変われど、その頃はまだ土地の区画などが同じだったので、かつて遊んでいた頃の記憶を頼りに、混雑を回避して裏道などを歩いたりもできるので、まだ行きやすかったとも言えます。

渋谷は好きな街ではなくなったけれど、当時は生活する上で便利な街だったのです。

とはいえ、今でも日用品や文具、本など、渋谷へ出向くことが多いです。
まとめてお買い物をするときなどは、近くに色々な店の集約している所は便利です。

お友達とのランチも、渋谷ばりではありませんが、会う人によっては、お互い住んでいるところからの中間地点として便利なので、渋谷で会うことも多いのです。

嫌いだけれど、便利。

それが今の私にとっての渋谷なのです。





近年、渋谷の街も劇変しました。。。
「渋谷再開発」で大型商業施設が次々と建てられ、地下鉄の工事もありました。
そのせいで、導線もすっかり変わり、より混雑するようになりました。あちらこちら八方塞がりといった感じで、もはや過去の記憶は通用しなくなり、とても歩きづらい街となったのです。

この再開発に際し、「渋谷が大人の街に変わる」という話を聞いたことがあります。

私のイメージする大人の街とは、銀座や日本橋といった街ですが、渋谷が目指す大人の街は、また違ったものであるようです。

このコロナ禍では特に歩くのも困難なほどの街は、やっぱり好きにはなれません。

ただ、この再開発はまだまだ終わってはいません。
5年先、10年先、どうなっているのか?

いずれにしても、慣れ親しんだ店、そして街までがなくなってしまうのは、思い出を根こそぎもぎ取られたような気持ちにもなります。

やっぱり、ますます渋谷が嫌いになりそうです(笑)

私にとっては生活する上で便利な街ではありますが、当分は足を踏み入れるのはやめようと思いました。
今の時代は通販もあるので、わざわざ買い物に出なくても、きっと不便は感じないでしょう。

なんだかんだ言っても、やっぱりコロナが怖いです。。。

今日はウォーキングも目的の一つだったので、渋谷からも頑張って徒歩で帰宅するつもりが、人の多さにすっかり疲れ果て、気づいた時にはタクシーに手をあげていました。。。

ダメですね。。。

と思ったものの、帰宅してから万歩計アプリを見ると、一万歩以上は歩いていました。

頑張りました。





ちなみに今日は、アメリカの歌姫ことマライア・キャリーさんの生まれた日です。

7オクターブの音域を有し、あの小鳥が囀るようなホイッスルヴォイスは、まさに驚愕です。

1990年に『Vision Of Love』でデビューしたマライアですが、一眼見た時から大ファンになりました。
神がかった歌唱力に加え、愛らしいルックス、楽曲の素晴らしさ、どこをとっても非の打ちどころのないシンガーでした。

日本で催されたライブにも、2000年頃までは必ず参戦していました。
それ以降は、本来好きだったマライアカラーが変わってしまったこと、加えて私は子供を持ったことで育児に忙しくなり、ライブへの足が遠のいたのでした。

今でも、マライアの初期の楽曲は大好きで、よく聴いています。
YouTubeなどでも、今の貫禄たっぷりのマライアよりも、若かりし頃の姿を見ることが多いです(笑)

私生活でも結婚、離婚など、色々ありましたが、可愛い双子ちゃんのママになったりと、幸せそうなマライア。

いつまでも、あの素晴らしい歌声を聴かせて欲しいと願っています。