365の喜怒哀楽 〜 50代主婦の暮らしブログ

喜んだり、怒ったり、哀しんだり、楽しんだり、日々の出来事を綴る日記。

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花を愛でるのは、心に余裕があるから?コロナ禍で「楽」しむベランダ園芸。

2021年5月14日(金)

今日は朝からとってもよいお天気でした。
代謝がいいのか、掃除をしているだけで、朝から汗だく。。。暑苦しい姿であったと思います。

そんな汗だくついでに、ベランダの模様替えをしました。
先日、紫陽花の鉢が3つも加わったので、狭いベランダではうまく配置しないと、ジャングルのようになってしまいます。

夫がいつの間にか放置していたガラクタを片付け、レイアウトも変えてみたところ、ちょっとしたスペースができました。

空いているプランターがあったので、花の種蒔きでもしようと、昨年収穫しておいたマリーゴールドの種を仕込んだのですが、どんなものか。。。
時期的には悪くありませんが、気温もお天気も安定しないので、発芽するかわかりません。

発芽しても花を咲かせるのはまだまだ先です。

もう少し、この空間にピンク系の花があれば。。。

そう思ったら、居ても立っても居られなくなり、近所のお花屋さんへ行ってきました。





私の住む街は多くの飲食店が集まっているので、お祝い事やパーティー需要のためか、お花屋さんがたくさんあります。

しかし、ゴージャスな切り花は種類も豊富でよりどりみどりですが、私の求める「園芸」といった花の苗はあまり売られていません。

普段はネットなどで買ったりするのですが、いますぐ!今日欲しい!と、暑い中、少し離れたお花屋さんまでとことこ歩いて行きました。

徒歩で10分くらいでしょうか、初老のご夫婦が営んでいるお花屋さんがあり、そこでは種類は多くないものの、花の苗が買えるのです。

並べられた苗にはすでに、花が咲いています。
その中から、薄ピンク、白、赤、三色の百日草を選びました。

綺麗な花をつけた百日草をぶら下げて、また10分かけて家に戻った時には、背中もびっしょり、汗だくになりました。。。

汚くなったついでです。そのまま、買ってきた百日草をプンターに植え替えて完了!

いい感じです。

白、青、黄色、オレンジ、赤、ピンク。。。

色とりどりの花が並んだベランダは、見違えたように華やかになりました。

ここまでやって、もう今日のお仕事は終わりです。

シャワーを浴び、ランチを食べたところで力尽きました。。。





帰宅した夫に、そんな話をしたところ、

「何故そんな面倒なことを?花が欲しければ切り花を買って飾れば楽でしょ?」

などと、また安直なことを言って、私をムッとさせてくれました。

確かに切り花なら、花瓶に移し、あとは毎日お水を変えるだけで済みます。

しかし、それでは成長の過程を楽しむことはできません。
いつの間にか、蕾ができ、それが膨らみ、やがて花を咲かせる。。。

そんなプロセスが楽しいのに!

こんなふうに思うようになったのは、私が歳をとったせいなのかもしれません。

若い頃は夫の言うように、切り花を買ってきて飾っていました。
ところが今は、切り花は貰うことばかりで、自分ではまったく買わなくなったことに気づいたのです。

花の鉢植えを眺め、手入れをし、その成長を毎日見守る。。。

それはいま、私が暇だからこそできるのかもしれません。





若い頃はそんな余計なことにかまけている時間はありませんでした。
いいえ、時間的にやろうと思えばできないことはなかったでしょう。ただ、そんな気持ちの余裕がなかったのです。

これは暇人になったというより、心に余裕ができた証拠と言ってもよさそうです。

「園芸が趣味です」と言えるほどのことでもなく、いまはいわゆる「マイブーム」といったところで、丁寧な暮らしを実践するほどの心の余裕があるわけではありません。

このコロナ禍だからこそ、ベランダを花で飾り、新しい芽が出たり、花が咲いたりするのを見て楽しんでいるだけなのかも知れません。

やがてコロナが落ち着けば、また気持ちの余裕を失うほど、あれこれとやってみたい!
そんな気持ちが、心の奥底に眠っています。

いつになるかわかりませんが、それまでは「園芸」を楽しんでみようと思っています。





ちなみに今日は、漫画家のくらもちふさこさんが生まれた日です。

まさに昭和を代表する漫画家の一人と言えましょう。
10代の頃、私が最も好きだった少女漫画家さんです。

くらもちふさこさんの描く漫画は、当時の王道少女漫画とはちょっと違った、独特の世界観がありました。

なんとなくシニカルな雰囲気なのに、愛が必ず存在している。。。
子供だった私はずっとそんな風に感じていました。

内容のみならず、画風も大好きで、特にあれほど魅力的な「手」を描ける人は、いまだにいないのでは⁉︎
そう思うほどです。

数々の名作があり、どれか一つを選ぶなんて無理!と思いつつ、やっぱり『おしゃべり階段』が一番好きかも。。。

もう一度、読み返したくなりました。

やっぱり鄙びた温泉宿で少女漫画を読み耽る夢は実現させなければ!
そう、思うのでした。。。