2021年6月2日(水)
今日は曇りがちな東京でしたが、涼しくてなかなか気持ちのよい日でした。
昨日から「本屋さんへ行こう!」と決めていたので、朝からいそいそと支度をしていると、夫が「買い物?デパートも通常営業だし、欲しいものがあったら遠慮なく好きなもの買ってきたらいいよ!」だってさ。。。
先週末の喧嘩以来、完全無視はしていないものの、相変わらずシュンとブログも韓流ドラマ鑑賞もしていない様子の妻(私)。。。
そんなふうに見えるのか、そろそろ機嫌を直してくれないか?といったところなのでしょう。
しかし、夫の見ていない隙に、しっかりブログも書いているし、韓流ドラマだって観ています。
すっかり通常運転に戻っているのですが、夫には気づかれていないようです。
反省を促す意味でも、もう少し知らん顔しておこうということで、「スーパーへ行くだけよ」と言いましたが、行き先は近所のスーパーではありません。
目的は本屋さんでしたが、どうせ外出するのなら、ついでに甘いものでも仕入れてこようと思い、渋谷まで出ることにしました。
行き先を渋谷にしたのは「今日はこれ!」という目的の和菓子があったからです。もちろん大型書店もあります。
その和菓子屋さんでお買い物をして、ついでにスーパーに寄り、最後に本屋さん!
そう思っていたのですが、お目当ての和菓子が運悪く品切れ。。。
それで意気消沈して、すっかりあちこち回る気力を無くしました。
お腹が空いている時、また食べ物のことで落胆したりすると、途端に身体の力が抜け、元気がなくなるのはいつものこと。。。
気力ありきで計画を立てていたので、たとえ渋谷の中だけでもあちらこちらへ移動する気力はありません。
渋谷といっても、広いのです。私が行こうと思っていた本屋さんは松濤寄り。東急百貨店本店にある大型書店です。
しかし、お目当ての和菓子屋さんがあるのはその反対側のヒカリエでした。
普通なら平気でズンズンと歩く距離ですが、気落ちしていたせいで、あの混雑したスクランブル交差点を通過する気力が湧いてきません。
ここで計画を変更して、表参道の本屋さんへ行くことにしました。
そこそこ大きな本屋さんですが、とても久しぶりだったせいで、その店の品揃えがどんなものか忘れていました。
昨日の日記に書いたような、意識高い系や港区女子向けラインナップとは別の意味で、私には不似合いな本屋さんだったのです。
表参道という場所柄でしょうか、アートやデザインといったカテゴリーやビジネ書の品揃えはいいのですが、やはり普通のおばさんが喜ぶような本は少ないのです。
お洒落なレシピ本、趣味に関する本も「丁寧な暮らしを提案します!」といったカラーのものばかり。。。
なんとしてでも、たとえ一冊でもいいからなにか買って帰りたい!と、小一時間店内を歩き回りましたが、結局めぼしい本は見つかりませんでした。
ここでも、さらに意気消沈です。
せっかく朝から出てきたのに、欲しいものが何一つ見つからないだなんて!
これなら、家で断捨離でもしていた方がよかったわ。。。
そう思いながら、ついでだからと、たまに覗く食のセレクトショップに寄ってみたところ、なんと以前から一度お試ししてみたいと思っていたブーランジェリーのパンがドカンと入荷しているではありませんか!
月に二度だけ入荷するそうで、今日が偶然その日だったのです。
なんという運の良さ!
普段あまりパンを食べない私が、食べてみたいと思ったパンです。
それが思いがけず手に入るとは!出かけた甲斐があったというものです。
これですっかりご機嫌になり、「もう、歩けない。。。帰りはタクシーだわぁ」と思っていたのが、「運動がてらウォーキングよ!」と、荷物を抱えて歩いて帰宅したほど元気を回復したのです。
計画していたお買い物は、和菓子も本も惨敗で、思うようにいきませんでしたが、あれもこれもと欲張りすぎだったのかもしれません。
ガックリきたりもしましたが、一日のうちで一つでも嬉しいことがあると、それで気分もガラリと変わります。
いつもいつも、なにもかもが自分の思い通りになるなど、そんな都合のいい話はありません。
たった一つでも良いことがあったのなら、それはよい一日だったと思うに十分なのだなと思ったのでした。
ところで、あまりに美味しそうなパンがあれこれあり、一人では食べきれないほど買ってしまいました。
おまけに、明日はお取り寄せしていたパンも到着するとのメールが。。。
これは夫の出番です。必要とあれば、どんなに大量の砂糖も小麦粉もものともせず飲み込む外国人。お菓子もパンも、やっぱり夫がいないと消費しきれません。
食べ物を無駄にもできませんし、自分のためにも、そろそろ夫に許しを与える時がきたようです。
ちなみに今日は、イラストレーターの五月女ケイ子さんの生まれた日です。
私がこの方の絵を初めて見たのは、LINEのスタンプでした。
カラフルでとっても元気な印象なのに、どこかシュールな、新しいような昭和チックのような、不思議な雰囲気で、一目見て好きになりました。
今では、LINEスタンプも次々とすごいのが出てきています。文字付きのみならず、音まででるものやら。。。
しかし、私は未だに五月女ケイ子さんのスタンプを毎日繰り返し、家族やお友達に送り続けています。
自分が見て元気になるので、そんな元気のお裾分けです。
一度ハマると長いので、この五月女ケイ子さんのスタンプも、これから何十年でも使い続けることでしょう(笑)