365の喜怒哀楽 〜 50代主婦の暮らしブログ

喜んだり、怒ったり、哀しんだり、楽しんだり、日々の出来事を綴る日記。

Sponsored Link

過剰な警戒心は不要なのか?平和なニッポンが信じられない「哀」

2021年6月24日(木)

今日も昨日と同様に、降ったり止んだりの気まぐれなお天気でした。。。
梅雨明けはいつ頃になるのかしら?と調べてみましたが、まだ予報はでていないようです。
昨年は8月に入ってからの梅雨明けでした。あと1ヶ月はこんなお天気ということですね。

風は嫌いですが、雨ならよほどの土砂降りでもなければ外出も気にならないので、今日もお買い物がてら、折り畳み傘を持ってウォーキングに出かけてきました。

昨日もたくさん歩いたせいか、とっても疲れたのと、靴擦れができて痛かったので、無理は禁物と途中カフェで一休みすることにしました。

ランチタイムもとうに過ぎた時間でしたが、オフィス街のせいか結構な人出で、カフェもほぼ満席状態。

出されたお水をゴクゴク。注文した冷たい紅茶がくるとまたゴクゴク。ウォーキングで失った水分を補給したあと、ようやくホッと一息です。

店内にはいろいろな人がいました。
サラリーマン風の男性、私のような主婦、学生風の若い女子。。。

こんな平日の昼間にのんびりお茶だなんて、みんな何をしているのやら。。。などと、完全に自分のことは棚に上げて、人様の素性に想像を巡らせたり、まったく平和な午後のひとときです。





コロナでてんやわんやしながらも、日本は平和なのね。。。

隣に座っていた女性が、鞄を置きっぱなしに席を立つのをみて、改めてそう思いました。

その女性だけではありません、私物を席に残したまま、外で電話をしたり、トイレに立ったりする人は案外多いものです。

これにはいつも大変驚きますが、なにがビックリかと言えば、そんな鞄が10分後であっても、手付かずのまま置いてあることです。

海外であったら、鞄の主が席に座っていたとしても、ちょっと気を抜くと、持ち去られてしまう、なんてことが平気で起こります。

私も30代くらいまでは、海外にいることが多かったせいか、とにかく盗られたら困るものは、手から離さないという習慣が自然とできてしまいました。

人のものに手をつける方が悪いけれど、盗られる方もボケっとしてるからよ!

あちらでは、そんな空気がありました。

「ボケッとした日本人」
そう思われたくなくて、まるで周り中が敵かのように、身体中に警戒心を張り付けていたものです。
今から思えば、そんな自分の方が、なにかやらかしそうだと思われていたでしょう。。。

日本ではまず盗られることの方が珍しいとは思いますが、一度身についた習慣はなかなか脱ぎ捨てることができないようです。
「万が一ということがあるわ!」
いつも心の片隅に「万が一」が居座っています。





どんな大きな鞄でも、自分が盗られたら困ると思うものは、たとえ1分間トイレに行くだけでも、しっかりと抱えて席を離れます。

置きっぱなしにするのは、読みかけの本など、万が一盗られても、それほど悔しい思いをしないものに限ります。
まぁ、盗まれたら、どんなものでも「イギーッ!」とはなりますが、諦めがつかないわけではありません。

これが全財産の入った財布や、スマホ、百貨店の商品券、お気に入りのハンカチなどの入った鞄を持っていかれたとなったら、きっと悔しくて半年間くらいは眠れない日々を過ごすことでしょう。。。

海外では腹巻の中にパスポートや現金を忍ばせ、挙動不審なくらいに警戒心を隠すことなく街を歩く日本人も、この島の中ではまったく無防備に、まるでリゾート地にいるかのようなリラックス感を出しています。

日本は平和な国ですもの。。。

盗む人などいるわけがない!

そんな前提なら当然です。。。

夜中に若い女の子が平気で一人歩きする街。

その辺に自転車を止めていても持ち去る人などいない街。

レイシズムの餌食となり、いきなり卵を投げつけられることもない街。

命の危険を感じることなどなく、「いま食べたいものベスト10!」など、くだらないことを考えながらボケ〜ッと街を歩ける、とっても平和な国、ニッポンです。

日本に生まれてよかった。。。
心底そう思います。





しかし、これまでまったく危険な目に遭うことなく、平和なニッポンでボケ〜っとしていられたのは、運がよかったからとも言えます。

他の国に比べれば、日本はまだまだ安全な国であることは確かです。
それでも危険が皆無というわけではありません。運が悪ければ犯罪に巻き込まれる可能性だってあるのです。

実際に、悲惨な事件は毎日のように報道されています。
10円というお金のための犯罪より、よくわからない理由で起こる犯罪。まさに心の闇から生まれる犯罪とも言えましょう。
それは鞄を盗まれるよりも恐ろしいことです。

やはり、どんなに平和なニッポンでも、最低限の警戒心は必要です。
「万が一」
「いざというとき」
そんな言葉を常に念頭に置いておかねばなりません。

と、そんなことを子供達に語ると、とてもうんざりした顔をされます(笑)

「大袈裟」「警戒心強過ぎ」「自意識過剰」など、これまで子供たちのみならず、何度となく周りから言われてきました。

実際に鞄も盗まれなければ、夜道で怖い目にも遭ったことはありません。
誰かに傷つけられるようなことも。。。

でも。。。
もしかしたら。。。
それは私が険しい顔をしたおばさんだからかもしれません。もしも吹けば飛んでいってしまいそうな儚げな乙女であったら?

そう思うと、やはり私は平和なニッポンが信じられないのです。。。

険しい顔でお茶を飲みながら、頼まれてもいないのに、隣にある鞄が悪い人によって持ち去られぬよう、目を光らせる私。。。
席を立ちたいのに、持ち主が戻るまでは心配で動けません。

10分ほど見張り番をしたのち、ようやく戻った鞄の持ち主。

「無事でよかった。。。」

安心してお茶を飲み干し、店を出ました。
雨にも降られることもなくご帰還。

今日も無事でよかったです。





ちなみに今日は、歌手であるLiSAさんの生まれた日です。

昨年、『鬼滅の刃』というアニメ映画が大流行しましたが、その主題歌を歌っていた方ですね。
鬼滅の刃』は観ていませんが、お菓子などコラボ商品がたくさん出ていたので、少しはわかります(笑)

そして、あちこちから聴こえてくる歌声。
タイトルを知らない私ですら、サビを歌えてしまうのですから、まさに社会現象とも言えるほどの大ヒットです。

歌手としての活動歴はかなり長いようですが、私のように『鬼滅の刃』のヒットによりLiSAさんを知ったという方も多いと思います。

今年で34歳。新しいファンも獲得し、これからますますご活躍されることと思います。