365の喜怒哀楽 〜 50代主婦の暮らしブログ

喜んだり、怒ったり、哀しんだり、楽しんだり、日々の出来事を綴る日記。

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植物を育てることで得る学び。「楽」して手に入るものはなし。今の自分がどう生きるかで結果は変わる。

2021年7月3日(土)

朝、目覚めた時は雨模様の東京でしたが、昼ごろからお天気も回復し、久しぶりに傘を持たずに外出しました。

外出と言っても、ウォーキングがてらのお買い物です。
土曜日はわりと表参道あたりをぶらぶらすることが多く、パン屋さんや雑貨屋さんなどで必要なものをぐるりとお買い物して帰宅するというのがいつものパターン。

今日は家にパンも少しあり、さらに明日はお取り寄せしたものが届く予定なので、パン屋さんへは寄らず、植木屋さんが出ているかのぞいてきました。

運良くいらしていたので、秋頃に楽しめそうな新しい植木を2本買いました。

ベランダがジャングルになりかけていますが、色々な種類のものを育てたくて、ついついお持ち帰りしてしまいます。

こちらの植木屋さんでお買い物をするのは、ただ植木を買うだけでなく、教えを乞うためでもあります。

どうしたら元気に花をつけ、暑い夏を越し、寒い冬に耐える環境を作ることができるのか、いつもアドバイスしてもらっています。

今日も世間話がてら、色々と教えてもらっていたのですが、私が「子育てによく似ている」と言ったところ、他にも多くのお客さんが同じことを言っていると話してくれました。

「むしろ、コミュニケーションが取れない分、子育てよりも手がかかるし、難しい」

そんな声が多いと言います。





私も自分が子育てを始めとき、育児書もほとんど読みませんでしたし、「どうしたら健全に、立派に育つか?」など、調べようともしませんでした。

人間は一人一人違った個性、特性を持っているのだから、マニュアルなど当てにならない。

そんな風に思っていました。

とにかく、自分のこれまでの経験(成功も失敗も全て含め)によって、答えは導き出せるはずだと子育てしてきました。

人生は長いので、子育ての答えはまだ出ていませんが、二人とも心も体も丈夫、そして現在は夢に向かって努力しているので、とりあえず方向は間違っていなかったのかなと思っています。

こんな風に、子供達のことは自分流に育ててきましたが、植物を育てるのは少し違っていました。

なんとなく感で育ててみたものの、失敗続き。。。

そこで、これは少なからず知識が必要だと、お勉強してみたのです。

桜ならこう、梅ならこう、ジャスミンなら、紫陽花なら、、、そんな風に植物の種類によって、世話の仕方をお勉強し、いわゆるマニュアル通りにお世話をしてみました。

すると、どんどん元気になり、あふれるほどの新芽を次々と芽吹き、私をびっくりさせてくれました。

植木と一緒に育てている苔も、一度は茶色に枯れてしまったものの、しっかりお勉強をし、水やりと光合成を調整した結果、無事に復活。鮮やかなグリーンに蘇りました。

手はかかりますが、このように目に見える結果として現れると、とても励みになります。そして応えてくれた植物に、より愛情が湧いてくるのです。





そんなお話を植木屋さんにしたところ、最近はそのような手間はなるべく省き、インテリアとして購入したいという若者が多い言っていました。

それはなんとなく想像できることです。

私とて、若い頃は植物などにはまったく見向きもしませんでした。
そもそも朝から晩まで何度も、植木鉢の前に座り込んで、じっと観察などしている暇はありませんでした。

若い時というのは、やりたいこと、やらねばならないことがたくさんあるので、植物のお世話にまで手も気持ちも回らないでしょう。

私がこのように植物を育てることに楽しみを覚えたのは、50を過ぎてからですから(笑)
それまでは、花より団子。花も草も木も、全く興味はありませんでした。

インテリアとして部屋に花や緑があるのはいいものですから、置いてみたいと思う気持ちはわかります。

しかし、自分のところへお迎えしたからには、お世話をしなければいけないのです。

犬でも猫でも花でも草でも、同じように命あるものなのですから。

手間をかけずに、美しい姿だけを拝みたい。
そんな都合のよいお話はありません。

それならサボテンでも置いておけば?

そう思うところですが、植木屋さんによると、サボテンのように変化がなさすぎると、それはそれでつまらないそう。。。

つまりは、何の手入れもせず、放ったらかしにしていても、成長する姿が見られ、花を楽しみ、部屋を緑で飾りたい。

そういうことなのです。

欲張りですね。。。





若い頃は自分も十分に傲慢でした。しかし、今は少しだけ謙虚になりました。
それは、

「今ある自分の姿は、すべて自分がしてきたことの答えだ」

ということが分かったからです。

植物を育てることに限らず、自分の行動で未来は作られていくのです。

ただ、まれに不可抗力とも言える不運もあります。なので、努力がすべてだとは思いません。

植物だって、その個体によって、持って生まれた生命力は異なります。同じ環境に身を置いていても、枯れていくものもあれば、葉を茂らせ実をつけるものもあります。

ただ一つ言えるは、トライしてみたかどうかということです。
結果が思った通りのものでなくても、とりあえずやってみれば、そこに必ず学びはあるものです。

何もせずに植物を枯らしてしまうのか、一生懸命にお世話をしたのに枯れてしまったのか、結果は同じでも得るものは違うはずです。

楽に済めばそれに越したことはなし!

若い頃は私もそう思っていましたが、楽をすればそれ相応の答えがあるのみだと、今ならわかります。

何かを手に入れたければ、楽をして手に入るなどと思わずに、手に入れるための努力をすること。それが一番確実な方法です。

植物の世話も然り。素敵な緑でお部屋を飾りたければ、自分でお世話をしてあげることです。

植物によって人生を考える。。。
私も歳をとったものだわ!と、改めて思った週末なのでした。





ちなみに今日は、アメリカの俳優であるトム・クルーズさんの生まれた日です。

トムと言えば『ミッション・イン・ポッシブル』あたりが思い浮かびそうなものですが、昭和世代にとっては、なんと言っても『トップガン』です。

あの頃のトムは素敵だった。。。
今も素敵ですけど、あの映画は役柄の恩恵もあり、より格好よく見えたものです。

昔々、日本にある米軍基地のオープンデーへ行ったことがありました。
たまたま夫の知り合いが戦闘機乗りだったこともあり、色々と案内をしていただいたのですが、あの戦闘機を目の当たりにした時、私の脳内で、あのケニー・ロギンスの名曲、『トップガン』の主題歌である『Danger Zone』がリフレインしたものです。。。
もう、乗ってもいないのに、気分はトム・クルーズです!

やっぱり、格好いいんですよ。
そこには多くの戦闘機オタクが、離着陸を繰り返す戦闘機にバズーカ砲並の望遠レンズを搭載したカメラを構えていました。
撮影が終わった途端に、トップガンたちに走り寄り、サインを求めたり、もうスターのようでした。

あの映画のヒットは、トップガンという存在の潜在的な格好良さも大いに関係していたのだと、その時は思ったものです。

そこにトムのあの爽やかなキャラクターとくれば、もう間違いありません。

トップガン』という映画の印象が強すぎて、トム・クルーズさんという俳優に関しては、未だによいイメージしか持てない私なのでした。。。