365の喜怒哀楽 〜 50代主婦の暮らしブログ

喜んだり、怒ったり、哀しんだり、楽しんだり、日々の出来事を綴る日記。

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東京都議会議員選挙の投票日だけれど、政治については語れない「哀」

2021年7月4日(日)

昨日は幾分回復したかに見えた東京の空ですが、今日はまた一日中雨でした。
まだ7月が始まったばかりなので、梅雨明けには遠そうですね。

そんな雨の日曜日ですが、東京では都議会議員選挙が行われました。
いつも選挙の時は、朝一にサクッと行ってくるようにしています。
ただでさえ、もう誰に投票していいのだか苦渋の選択(投票したい人がいない)を迫られることから、少しでも遅れると億劫になってしまうのです。

本当ならもう選挙には行きたくないと、諦め半分に思うのが正直なところですが、よほど機嫌を損ねない限りは行きます(笑)

我が家の夫は日本の永住権を取得してから20年以上になりますが、未だに選挙権は頂けません。
外国籍なので当然です!

しかし、本人はいたくご不満な様子。。。

一生懸命に働き、必死で少なくない税金を納めているのに、その税金を思うままにするリーダーを選ぶ権利すら与えてもらえない!

そんなことを選挙のたびにぶちぶちと言っております。

それは一理あるものの、結局は外国人です。この国が嫌になったら、いつでもさっさとこの地を捨て去ることができるのです。
その点は、やはり日本人と同じではないと、私は考えています。

とにかく選挙に行かないと、夫が「権利を放棄するなんて、もったいないことこの上ない行為!」と、とてもうるさいので、いつもさっさと行くことにしています。





選挙のことはそれで終わり。

私は政治、宗教、野球については多くを語らないようにしています。
言いたいことは山ほどありますが、グッと堪えてお口にチャックです。

これはまだ20代の若い頃に決めたことで、30年間守り続けてきたことでもあります(例外もありますが。。。)。

昔々、とてもお世話になった方がいました。仕事で知り合った方でしたが、とにかく色々なことを教えてもらいました。

その一つが、人間関係を円滑にしたければ、政治、宗教、野球、この3つに関して、深く言及しないこと、でした。

世の中には色々な人間がいて、思想も様々です。そこに自分の思想をどーだ!と見せたところで、「ん〜。。。」と思われるだけ。
下手をすればディベートだと思っていたものが、やがては口論に発展する可能性すらあります。
その危険性をもっともはらんでいる話題が、この「政治、宗教、野球」というわけです。

「野球」に関しては、昭和の時代のお話なので、現在では少し違った感覚だと思います。
当時は巨人vs阪神と、まるで東と西の対決かというくらいに、盛り上がったものです。大人から子供まで楽しめる国民的なスポーツだったため、それだけ熱くなる人も多かったのです。
今なら「サッカー」か「ラグビー」と言ったところでしょうか?





昔、ロンドンで暮らしていた頃、サッカーの試合が行われるスタジアムのある沿線に住んでいたことがあります。
たまたま試合後に、その地下鉄に乗り合わせたところ、車中でフーリガン同士が大乱闘。。。などという恐ろしいこともありました。

スポーツとは、それほどに人々を熱狂させるのです。もしかしたら、それは「政治」や「宗教」よりも、もっと激しい意志を持つものかもしれません。

私はこの時も、サッカーなどスポーツに関しては、「興味はありません」で通していました。国民的スポーツとはいっても趣味の範疇ですから、そう言えば、その先はまったくお話が進まないカテゴリーなのです。

しかし、政治はまた違った問題がありました。海外でもよく話題に出るのが政治のお話でしたが、そんな時「私はなにも知れません。。。」と会話に参加しないと、大人としてどうなのよ?と言ったリアクションを受けることになります。
ただでさえ下に見られがちなアジア人ですから、こんな時は大人しくしていてはいけません。
人の国にいるのをいいことに、言いたい放題ハッスルすることにしていました(笑)

宗教に関しては「無宗教」ということで、ひたすらノーコメントを貫き通しました。
様々な人種の集まる国ですから、日本以上にセンシティブな話題です。
それを英語でやりとりするなど、危険極まりない行為だと、とにかく黙して語らずの姿勢で固辞し続けたのでした。。。





イギリスだけではなく、これはどこの外国へ行っても同じように、なるべくそれらの話題は避けてきました。

そのおかげかどうかわかりませんが、思想や趣味の違いから、揉め事に発展したり、人間関係が悪くなるようなことはありませんでした。

これは人と会って話をするときだけでなく、ブログでも同じ。避けて通っている話題です。
たまに我を忘れてポロッと書いてしまうこともあるのですが、行き過ぎる前に引き返すようにはしています(笑)

本来なら選挙の日こそ、政治ついて言いたいことを言ってしまおうか⁉︎ そう思うところですが、これからも政治そのものについて話題にすることはないでしょう。

決して無関心なわけではありません。特にこのコロナ禍での政策ではもどかしい思いの連続です。
しかし、いくら選挙へ行ったからといって、自分の思うよな結果になることばかりではありません。それが民意ならば受け入れるほかありません。

色々と思うところはありますが、とにかく多くを語らないのは、人付き合いにおいて、波風立てないための処世術です。

今後も我慢できるだけ、お口のチャックは閉めておくつもりです。。。





ちなみに今日は、競泳選手である池江璃花子さんの生まれた日です。

白血病を克服した後、長いブランクを経て、先日東京オリンピックの代表選手入りを見事に果たしました。
この精神力と努力に、多くの人が感動したはずです。

池江さんは私の娘とも同じような年頃なので、なんと言えない気持ちになりました。
あれほどの努力をしてきた子が、なぜこのような過酷な運命を突きつけられるのか、とても理不尽な思いでいっぱいでした。

しかし、彼女は強かった!

毅然と病と向き合い、辛い治療にも耐え、その試練を乗り越えました。
それだけでもすごいことなのに、オリンピックの代表選手に選ばれるまでに登り詰めたのですから、頭が下がります。

あの笑顔の裏に、どれだけの涙があったことか。想像するととても切なくなりますが、それを心に留め、これからも彼女の歩みを応援したいと思っています。。。