365の喜怒哀楽 〜 50代主婦の暮らしブログ

喜んだり、怒ったり、哀しんだり、楽しんだり、日々の出来事を綴る日記。

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理不尽な社会に腐すなかれ。努力と経験は裏切らないと信じて前進することの「喜」

2921年7月31日(土)

今日で7月も終わりです。
こんなに暑いのに、まだ7月だったのかと思わずため息がもれます。。。
この暑さがさらに、これから1ヶ月以上にわたり続くのかと想像すると、身体からヘナヘナと力が抜けるのでした。。。

50代と言えば、まだまだお仕事をしている女性はたくさんいます。仕事をしているからと言って、更年期障害とは無縁だという人ばかりではないでしょう。むしろほとんどの人が何かしらつらい症状を抱えていると想像すると、自分がとってもへなちょこに感じます。

「病は気から」と言いますが、仕事があるから怠いなどとは言っていられない!と、気合が入るのかなと思います。
一方で、そんな縛りのない私は、気合スイッチがないため、「更年期」というエクスキューズを盾に、どんどん怠惰になっていくのかも。。。そんなことを考えている今日この頃。

そんな週末の今日、久しぶりに海外にいる長女から連絡がありました。

いまは夏休みだそうですが、お仕事に関するあれこれ、かなり不満が溜まっている様子です。





ようこそ!大人の世界へ!

努力だけでは決して満足した結果が得られない。
そこには大人(企業側)の事情があり、努力なし、能力なしでも上に登る人あり。どんなに努力をして結果を出しても埋もれていく人あり。。。

そんな理不尽さを目の当たりにし、長女はかなり憤っているのですが、それが社会というものです(笑)

努力次第でどうにかなるのなら、努力できる人間は全て報われます。しかし、残念ながらそうではありません。

お金やパワーの前では、個人の努力などミジンコ扱いです。

具体的に言えば、どんな世界でも、お金や強力なコネクションによって、いくらでも事態を変えることができるからです。

努力もせず、能力などなくても、そこでニコニコ笑っているだけで、すべてバックに控える大きな力によって、難なく上に登っていけるもの。

若い長女にとって、それは許容し難いことのようですが、大人の世界はそうやって動いているのだから仕方がありません。

しかし、だからといって「もう何をしても無駄!」と腐ってはいけません。

頑張っていれば、どこかで見てくれている人は必ずいるものです。
また別の勝機、チャンスがくる可能性もあります。





そもそも、自分が今いる世界だけが、すべてではありません。そこで花開くことができなくても、別の道で成功を収めたという例はいくらでもあります。

腐らず、変わらず努力を怠らず、前向きに生きていけば、必ず何かしらの糸口を見つけることができるのもです。

人は生まれながらにして不平等なものです。大きなバックアップがあるような人は、言ってしまえば、そんな星の下に生まれた運のいい人と言えましょう。

そんな人は一見、羨ましい存在ではあると思いますが、その人なりの苦労もまたあるものです。
人からは「実力もないくせに」などと、陰口を叩かれ、たとえ自分なりに努力をしていても、そんな努力は決して評価してもらえません。

その人なりに苦労があるのですから、妬んだり蔑んだりするものではありません。
人の言動よりも、まずは自分にしっかり目を向けて、前進あるのみです。

若い人が理不尽な社会に対して諦め、腐る気持ちもわかります。
私も若い頃、大人の世界とはなんと汚いものだろうと失望したこと数知れず。

それでも腐っていては、そのまま埋もれていくだけ。できることはして、ダメならたとえ理不尽でも諦めて、また別の道へ進めばいいと思ってきました。

そんなプロセスで得た経験は、のちの人生でぶつかったあらゆる壁を壊すことに役立ってきたと思っています。

昭和の根性論など、いまどきナンセンスだとわかりつつ、あえて自分の子供には、

「たとえ理不尽な社会にあっても、その努力と経験は裏切らない」

「いつか、今の自分が未来の自分を救うことになると信じて、頑張り通せ!」

そう檄を飛ばしたのでした。

何時間も話すうちに、長女も気持ちが落ち着いてきたのか、表情も少しずつほどけていき、ホッと一安心。





今はSkypeやLINE電話など、遠く離れていても、お互いの顔を見ながら会話ができるので、便利な世の中になったなと思います。

私が20代で海外へ出たときには、ネット環境など全くない時代でした。国際電話も目が飛び出すほど高く、たまに実家へ電話をしても10分程度で終わりでした。

それが今は、ほとんどお金もかからず、しかもお互いの顔を見ながらお喋りできるのですから便利になったものです。

今日も3時間以上もあれやこれやとお喋りしてしまいました。
コロナ禍のため、なかなか気軽にお里帰りできない状況ですが、元気な顔が見られただけよかったです。

成人したとはいえ、まだまだ心細いこともあるのでしょう。しかも初めて経験するたった一人の海外生活です。
心細くなったり、辛いときは、やっぱり親のところにくるのだなと思いました。

子育ては終わったと言っても、いざというときに、子供達の駆け込み寺のような役割だけは、果たしていかねば!

そう感じた週末なのでした。。。





ちなみに今日は、イギリスの小説家、脚本家である、J.K ローリングさんの生まれた日です。

いま、世界で最も有名な作家と言ってもいい、あの『ハリー・ポッター』シリーズの著者です。
世界で5億冊以上も売り上げたという『ハリー・ポッター』シリーズは、その映画化により、さらに多くのファンを獲得しました。

その印税や諸々の収入たるや、「女王様よりもリッチ」と話題になったこともあるほど。
しかし、成功を収めるまでに経験した様々な苦労から、福祉にも力を入れていて、多額の寄付もしているそうです。

どんなにつらい時でも、とにかく必死で書き続けたからこその成功。
ハリー・ポッター』のストーリーのみならず、そんな生き方も人々に希望を与えてくれているのかも知れません。

私も『ハリー・ポッター』のストーリー、大好きです。