365の喜怒哀楽 〜 50代主婦の暮らしブログ

喜んだり、怒ったり、哀しんだり、楽しんだり、日々の出来事を綴る日記。

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コロナ禍の夏。夫のリモートワークに居場所を失われ、ストレスが蓄積されていく「哀」

2021年8月2日(月)

毎日同じことを言っていますが、それでも言いたい!
今日も暑かった。。。と。

しばらくおこもり生活をしていましたが、生鮮食品がなくなってきたので、今日は買い物へ行こう!と支度をしていると、いつもの出勤時間を過ぎているのに、まだ夫が部屋着のままのんびりとしていました。

今日は花の月曜日だというのに、何をやっているのかしら?と思いきや、今日はリモート会議だけだから、出勤はしないと言います。

コロナとオリンピックは、仕事にもかなり影響があるようで、フレキシブルになっているとか。。。

これは、私にとっては、非常に都合の悪い事態です。週末もお休み、平日ものんびり家でリモートワークなどされようものなら、私の気ままな専業主婦生活の危機です。

そうは言っても、このコロナ禍ではそんな事も言っていられません。客観的に考えれば、リモートワークできる人は、少しでも人流を減らすためにも、外出はしないに限ります。

わかってはいるものの、私のフリーダムが失われると思うと、ガックリしてしまいます。

なによりも辛いのは、私の定位置であるリビングのソファーが完全に占領されていることです。
我が家は子供達、夫はそれぞれ自室がありますが、私にはありません。
私物は夫の部屋のクローゼットに置いてありますが、なをするにもキッチンかリビング、ダイニングのどこかです。





最近、離婚した女優の鈴木保奈美さんが、高級マンションで暮らしていながら、自室がないという記事を読みましたが、すごく気持ちがわかります。
我が家は高級でもなんでもありませんが、子供達それぞれに部屋を当てがい、さらに残った一部屋を夫に占領されているということなのでしょう。どんなに広いマンションでも、間取り次第では、そうなってしまうのはわかります。

自室があれば、そこにこもればいいわけですが、なければ家族の共有スペースを使うしかありません。
それでも、1週間のうち5日間はその共有スペースを独占できるのなら、ストレスなく暮らすことができます。

しかし、夫がリモートワークで家にいるとなると、当然共有スペースにも遠慮なく侵略してくるわけで、そうなると私の居場所はなくなります。

週末のように、ブログを書くのも、本を読むのも、韓流ドラマを鑑賞するのも、キッチンかダイニングテーブルに座ってとなります。
本当なら、広々としたソファーにだらりんと横になってできるのに。。。

これが長く続けば、きっと目には見えないストレスが蓄積されていくはずです。

そこでふと、ひらいめいたのが長女の部屋です。
いま、海外にいるのですが、永住するわけではないので、部屋はそのままになっています。





長女の部屋はリビングから一番離れたところにあるので、とても静かです。
家の中では一番小さな部屋ですが、なかなか居心地がよく落ち着きます。

これはいい場所を見つけた!とばかりに、私が長女の部屋にこもっていたところ。。。

「ここは静かでいいなぁ。リモート会議してても、あなたの騒ぐ声が聞こえないし」

などと失礼な事を言いながら、これからは長女の部屋で仕事をする!と言い出しました。

まるで人が食べているお菓子を欲しがる子供のようです。

しかし、これは私にとっても悪い話ではありません。夫がリビングのソファーを明け渡してくれれば、私の定位置を奪還することができます。

そうして長女の部屋を明け渡したのですが、なんと夫は、会議は長女の部屋でやるものの、ちょこちょことリビングにも出てきて、またしてもソファー占領ということを繰り返すようになりました。

「仕事をしているのだ!」
そう言われたら、私は黙って定位置を明け渡すしかありません。

なんだかイライラっとしたので、午前中のうちにさっさとお買い物へ行くことにしたのですが、リモートワークしているはずなのに、私のお買い物についてくるではありませんか⁉︎

「仕事は?」と聞いてたところ、フレキシブルワークだそうで、やることさえやれば時間は決まっていないようなのです。

夫の仕事のことはまったくノータッチなので、よくわかりませんが、なんだかますます不安になりました。。。





一体、いつになったら普通に生活に戻るのか。。。
さりげなく訪ねてみたところ、

「コロナの状況にもよるだろうけれど、少なくともお盆休みやオリンピックが終わる頃までは、こんな感じかな〜」

ですってさ。。。

これが2週間以上も続くのかと思うと、免疫ダダ下がりです。
緊急事態宣言でもなければ、一人でひっそりと山の温泉にでもこもりに行けるものを、今は身動きすらできません。

この夏は帰省も旅行も中止!

そんなお達しも出ているようなので、さすがに「ストレスがたまる!」などという理由で出かけることはできません。
私にとっては、ちっとも不要不急ではないといった心境ですが。。。

とりあえず、お買い物の荷物持ちをしてもらったり、私が暑くて怠い時には買い出しに行ってもらうことはできるので、それをメリットとし、少しはポジティブにこの危機を乗り越えようと思っています。

憩いの場所を奪われるだけでなく、一日3食食事の支度もしなければいけません。
食事は外国人なので、幸いなことに美味しいパンとチーズやハムがあれば、毎日でもそれでOKです。
今日は夫の好きなパンを大量にお取り寄せしておきました。

あとは私がなんとか気持ちを切り替えながら、自分の時間を楽しむ努力をするしかありません。

少しでも前向きに考えていないと、ストレスでおかしくなりそうですが、一番いいのは、この状況に慣れることですね。

人間は慣れる生き物なので、きっと大丈夫でしょう。。。

それにしても、世の主婦の皆さんは、夫のリモートワークでこんな気苦労をしているのかしら???

もしかしたら、私がわがままなだけ⁉︎
などと、チラリと思ったりしたのでした。。。





ちなみに今日は、漫画家である、紡木たくさんの生まれた日です。

80年代、『別冊マーガレット』で大人気だった漫画家さんです。

少女漫画といえば、登場人物はお目目の中に星がキラッ!まつ毛バチバチっといった画風のものが多かった中、よりリアルに近いシンプルなタッチであったのが、とても新鮮でした。
紡木たくさんの登場で、少女漫画の画風は変わった!などと言われたくらい、影響を受けた漫画家さんも多かったのです。

ストーリーも特別大きなことが起こるのではなく、そこにあるリアルな日常が淡々と描写されている感じで、それが当時の若者の共感を呼んだのかなと思っています。

大ヒット作となり、映画もされた『ホットロード』が代表作として挙げられることが多いのですが、私はそれよりずっと前の作品が好きでした。
私たちの中学、高校時代をそのまま漫画にしたようで、読んでいても楽しかったです。

最近はまったく作品を発表されていないようですが、若かったからこそ描けた、あの「紡木たくの世界」だったのかな。。。
そんな風に思っています。