2021年9月12日(日)
ベランダへ出ると、隣家の庭にある大きな木に、どこからともなくやってくる2羽の鳥がいます。
よほどお天気が悪くない限りは、毎日といっていいほど飛んできては大騒ぎ。
気が向くと我が家のベランダに来て、部屋を覗いていたりします。
今朝も10時頃になると、2羽揃ってやってきて、人のうちのベンダで大騒ぎを始めました。
「日曜日の朝からあの子達ったら、うるさいわね〜」
私がぶつぶつ言う横で、朝食をたべていた夫は満面の笑顔を浮かべて鳥達を眺めています。
「こんな都心で、休日の朝に鳥のさえずりが聞こえるなんて、素晴らしいじゃないか!」
そう言って目を細め、いつまでも窓の外を眺めていました。
都心にありながらも、我が家の住むマンションの窓からはたくさんの緑が見えます。
高級マンションや豪邸に囲まれているため、その敷地を覆う木々の緑を拝むことができるのです。
お隣の敷地内には、大きな木が何本も植えてあります。お天気の日には必ず何羽かの鳥がきて、チュンチュン、チュンチュン鳴いています。
あまりによく見かけるので、今では「鳥」と言わず、「あら、サマンサとロバートがきたわ」とか、「ジャッキー!おはよう!」「ミッキー、今日はおひとり?」などと、その時々で適当な名前をつけて呼んでいるほどです(笑)
飼ってもいないのに、もはやペット扱い。
「鳥のさえずりが聞こえる人は、心に余裕がある」
以前、そんな話を聞いたことがあります。
音が鳴れば誰でも聞こえるだろうに。。。
そう思いましたが、忙しなく暮らしている人に、必要ではない音は耳に入ってこないものだそうです。
確かに私も若い頃は、鳥のさえずりに耳を傾けることなどありませんでした。今のように道端に咲いている花を愛でたり、空気の匂いに季節を感じたり、自然からもたらされるものに対して、まったく意識を向けることはありませんでした。
きっと、やりたいこと、やらなければいけないことが頭の中にたくさん詰まっていて、他のことを考えたり、感じたりする余裕がなかったのかなと思います。
50代になり、自分がどんな暮らしを望んでいるのか、求めるものがハッキリとしてからは、まるで頭の中が断捨離されたようにスッキリしています。
「足るを知る」
それがいつも心のどこかにあるせいか、若い頃のようにあれもこれもと求めることをしなくなりました。
屋根のあるところで眠れて、温かいご飯で胃袋を満たし、家族みんなが健康であれば幸せ。
極端にいえば、最後に求めるのはそれだけです。
心の中がスッキリと整っていると、不思議とこれまで目に入ってこなかったもの、聞こえなかった音が聞こえてくるようになります。
確かにそれは心の余裕故なのかなと思います。
毎日、さまざまな不満を呟きっぱなしですが、鳥のさえずりに耳を傾けられるということは、穏やかに暮らせているということなのかもしれません。
あまり文句は言わず、感謝の気持ちを忘れずに暮らしていこうと思った日曜日なのでした。。。
ちなみに今日は、タレントである三船美佳さんの生まれた日です。
お父様は「世界のミフネ」と呼ばれた、日本を代表する映画スターということで、三船敏郎さんの娘としての認知度が高いかと思います。
最初の結婚はなんと16歳のお誕生日。この時はさすがに驚きましたが、お子さんも授かり、おしどり夫婦としてメディアでも登場していたのは記憶に新しいところです。
その後、離婚、再婚などありましたが、いつ見ても笑顔の絶えない、元気な女性というイメージは変わりません。
画面からあの溢れるような笑顔を観ると、こちらまで明るい気持ちになります。
最近はほとんど観なくなりましたが、昔はよく三船美佳さんがレギュラーを務める旅番組『旅サラダ』を楽しみに観ていました。