365の喜怒哀楽 〜 50代主婦の暮らしブログ

喜んだり、怒ったり、哀しんだり、楽しんだり、日々の出来事を綴る日記。

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中秋の名月。月と龍、月と虎を楽しんだ風流な夜。

朝、まだ暗いうちに一足お先に「中秋の名月」でも眺めようと思っていたのですが、一晩寝たらすっかり忘れていました。
のんびりとモーニングコーヒーなどを楽しんでいるうちに、いつの間にか外は明るくなっていて、そこでハタと気付きました。
最近、すぐにものを忘れます(笑)

中秋の名月」と満月が重なるのは8年ぶりだそうなので、どんな美しいお月様が見られるのか、夜すっかり日が落ちるのを待って屋上へ。

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曇りの予報でしたが、しっかり見えました。

雲の形がお月様の周りを飛び回る龍のようで、なにかいいことがありそうな予感。
綺麗な満月を拝むことができました。

中秋の名月」というと、風流な響きですが、思い浮かぶのは鬼。
満月の夜になると、どこからともなく彷徨い出てくる吸血鬼や、「陰陽師」の小説に出てくる鬼など、平安時代の物語に登場する鬼が思い浮かんでしまいます(笑)





そして、もう一つ思い浮かべるは、もちろんお菓子。「お月見団子」ですが、今日は一日家で過ごしたので、お月見団子は用意していません。

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中秋の名月」を待ち切れずフライング。随分と前に食べてしまいました(笑)
こちら、まん丸のお月様ではなく、関西風でいう「いも名月」。『仙太郎』さんという和菓子屋のものですが、本店が京都なのでこんな形のお月見団子です。
こちらはすでにメインブログにレビュー済み。





お月見団子はありませんでしたが、お菓子ならたくさんあります(笑)
今日は、数日前に買った『とらや』さんの「残月」を。

今宵の空は「月と龍」でしたが、こちらは「月と虎」ですね。

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昔々の人は、「春は花、秋は月」と、ゆっくりと自然の移り変わりを愛でながら、暮らしていました。

私達、現代人は日々の暮らしに追われ、そんな自然を愛でる心の余裕がないのかもしれません。

それでも遥か昔、平安時代からの習わしがニュースになり、みんなが夜空を見上げる。。。
日本の素敵なところだと思います。

50代になり、それまで目に入らなかった自然の美しさに癒しを感じるようになりました。
走り続ける時を過ぎ、いまはゆっくりと歩いていく人生に向かっていると感じています。

十五夜だけでなく、時には空を見上げてみようかなどと思った夜なのでした。。。