365の喜怒哀楽 〜 50代主婦の暮らしブログ

喜んだり、怒ったり、哀しんだり、楽しんだり、日々の出来事を綴る日記。

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読書『一汁一菜でよいという提案』とおやつのクラプフェン。そして夜の部分月食。

昨夜は年末調整の提出書類を書いていて、すっかり遅くなってしまいました。
たいして難しいことではないのですが、とても面倒です。
記入欄が小さくて、字が綺麗に書けないのがいつもすごく嫌で、この時期になると「ああ、またきたのね。。。」と溜息が出ます。

そんなこともあり少し寝不足です。加えて昨日は一日外出していたこともあり、少し疲れたので、今日は家で過ごしました。

何もする気が起きなかったので、最低限の家事を済ませた後は、先日買った本をゆっくり読んで過ごしました。

料理研究家である土井善晴さんの、

『一汁一菜でよいという提案』

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この本、すごくいい本ですね。
ちょっとしたエッセイを交えたレシピ紹介本かと思っていましたが、全然違いました。




一汁一菜とは、ただの「和食献立のすすめ」ではありません。一汁一菜という「システム」であり、「思想」であり、「美学」であり、日本人としての「生き方」だと思います。
〜『一汁一菜でよいという提案』から引用〜

この最後の部分が響きました。
20代のはじめに海外へ出て、外国人と結婚して以来30年以上、どこか日本人らしくない生活をしてきたように思います。
意識としては常に「私は日本人」という気持ちを強くもっていましたが、生活となればまたそれは違います。日本に住んでいても、海外で暮らしていても、常に隣にいる存在が日本人ではないのですから、必ずしも「日本人」としての暮らしを貫き通せるものではありません。

しかし、最近は子育ても一段落し、ようやく自分自身の心地よさを取り戻す時期がきました。

この本を読んでいると、そんなこれからの暮らしを楽しみ、幸せに生きるためのヒントになるようなことがたくさんありました。

若ければ決して手に取ることのなかったような本ですが、ゆったりとセカンドギヤに落とした今、こうした本は心を穏やかにしてくれます。

また若い方でも、「ご飯の支度するの面倒くさい。。。家事が辛い。。。」と、日々ストレスになっているような方も、家事に関する価値観が変わり、ちょっと気持ちが楽になるのではないかなと思います。

食に対する考え方や知識はもちろん、許すこと、受け入れること、さまざまなことを教えてくれる本です。


体力の衰えを自覚しつつも、まだまだ食欲は旺盛なので、食生活自体はこの本の通りにはできそうにはありませんが、少しでもそんな暮らしを取り入れてみようと思いました。





その舌の根も乾かぬうちに、今日のお3時おやつはお饅頭でもお大福でもなく、クラプフェンです。
全然日本らしくありません。ジャーマンですから(笑)

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昨日買って、残っていたものを今日のおやつにしました。

小麦粉に油にお砂糖。。。
間違いなく美味しい組み合わせですが、ダイエットの敵です。

「太る、太る」と思って食べるのではなく、「これしきのことで変わりはしない」
そう思って食べれば、きっと贅肉にはならないわ!
そんなポジティブな精神論で、なんでもかんでも乗り切ろうとする昭和人間なのでした。。。





そして夜は、部分月食が見られるということで、私も夜に屋上から空を眺めました。

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「部分月食」とはいえ、「ほぼ皆既月食」というくらい、すっぽりと隠れていました。
こんな時、高性能のカメラでもあれば、綺麗な赤銅色したお月様を撮影することができるのに。。。そう思いながらも頑張ってiPhoneで撮りました。

しばし夜空を眺めていると、壮大な宇宙の神秘に触れたような不思議な気持ちになります。
人間の営みのなんとちっぽけなことか!
そう思うと、煩わしいこと、辛いこと、悲しいこと、そんなネガティブな気持ちが消えていきます。

やはり自然の力はすごいものです。自然を感じながら、自然に触れながら生きることは大切なことなのだなと思った夜でした。。。