12月になるとまずはクリスマスディナーをどうするか、それが決まると今度はお正月のお支度はと、頭の中はなにやら忙しくなるのが主婦というもの。
子供達が小さな頃は、クリスマスもお正月も同じくらい特別なお食事を用意したものですが、昨年はチキンすら焼きませんでした。
前日の朝から買い物に走り回り、大きなチキンを抱えて帰ってきたら、今度は下拵え。そして翌日は朝から別のお料理を作り、ケーキも焼いて、仕上げに何時間もかかって大きなチキンを焼きと、まさに2日がかりの作業。。。
ディナーを食べる頃には、ドッと疲れ切っていました。
今年の六本木グランドハイアットのクリスマスデコレーションです。今年は王道、とてもメルヘンチック。
そこまでする割には、チキンを始め並べたお料理は食べきれずで、いつも作り過ぎなのだと反省しつつも、「クリスマスなのだから!」とそれが主婦のお仕事だとばかりに頑張っていました。
しかし、それももう終わりです。
成長した子供達も「大変だからデパ地下で好きなもの買えばいいんじゃない?」と言ってくれます。
唯一、クリスマスを重要視する外国人の夫は淋しそうでしたが、その代わりに「お正月は好きなものを好きなだけどーぞ!」という形にしたところ、クリスマスよりもむしろお正月を心待ちにするようになりました。
もう、すっかり日本人化しています(笑)
今年のクリスマスディナーも、サラダやスープくらいは作りますが、チキンやケーキ、オードブルなどはデパ地下のお世話になるつもりです。
主婦なんだから、母なのだから、そんなふうに思って頑張ることが当然であり、それが喜びであると思ってきましたが、成長した子供達が事あるごとに、「頑張らずに、もっと楽をするべき」と私の気持ちを変えてくれています。
おかげでいつもの年よりも、気持ち的に余裕ができたみたいです。
今日もゆっくり新しい年を迎えたら使おうと買ってきた新しい布巾を眺めていました(笑)
こちらは『中川政七商店』さんのかや織のふきん。使っているうちにとても柔らかくなって、とても使い勝手がいいのです。
こちらは来年の干支である「寅」の刺繍入り
日本人なので、やはりクリスマスよりもお正月です。
可愛い刺繍などが入っていると、ジャブジャブと洗って使うのも気が引けるので、実用的ではない?と思いつつ、なんとなくおめでたい気がして一枚買ってしまいました。
こんな小さなものでも、新年に下そう!と用意しておくと、なんだかウキウキします。
最近は「物欲がなくなった」と事あるごとに言っていますが、それは高価な宝石や素敵なドレスということで、キッチングッズや食器、文具など欲しいものはいっぱいです。
宝石よりもたった一枚のふきんの方が、心躍るとは、自分でも不思議です。。。
これも「足るを知る」の本当の意味を理解し始めた、この年齢だからなのでしょう。
そう思うと、歳をとるのも悪くないかなと思ったりした一日なのでした。。。