365の喜怒哀楽 〜 50代主婦の暮らしブログ

喜んだり、怒ったり、哀しんだり、楽しんだり、日々の出来事を綴る日記。

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丁寧な暮らしの本『今日もていねいに。』と、猫ちゃんの和菓子。

昨日、たくさんお菓子の買い物をして、重たい荷物を持って歩き回っていたせいか、腕や脚に軽い痛みがあります。
こんな日は家でゆっくりするに限ると、繕い物をしたり、本を読んだりして過ごしました。

少し前、お友達と昨今のブームである「丁寧な暮らし」について話したことがありました。
私が「一体どんな暮らしこそが、丁寧な暮らしなのだろう?」と、そんな事を言っていた時、「それなら松浦弥太郎さんの本でも読んでみなさいな」と言われ、amazonで数冊ポチッとしたのでした。

本は翌日に届きましたが、そのまま読まずに傍に置いたまま数週間。。。
ようやく手に取りました。

松浦弥太郎著『今日もていねいに。』。

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暮しの手帖』という雑誌の編集長をしている方の本です。

書評は苦手なので、詳しい内容は割愛しますが、当初の目的であった「丁寧な暮らしとは?」という問いの答えは、なんとなく見つかった気がします。





最近ブームの「丁寧な暮らし」というもの。
お部屋に花を飾ったり、土鍋でご飯を炊いたり、豆から挽いたコーヒーを楽しんだり、梅酒など果実酒を作ってみたり、味噌を作ったり、手芸を楽しんだりetc
しなくてもいい事をあえてすることによって、満足を得ることが、「丁寧」と表現されているのかしら?と、思っていました。

つまり、「丁寧な暮らし」というよりは、「自己満足な暮らし」と言った方がしっくりくる。。。そう思っていたのは、意地が悪すぎるでしょうか。。。

ただ、本を読んで気づいたのは、30年以上前の暮らしはそれが当たり前で、あえて「丁寧」と言葉にするようなことではなく、ただのアナログ生活なのでは?というのが正直な気持ちでした。

今のように便利ではなかった昭和の頃、様々な工夫をしながら暮らしを楽しもうと、自分の手を足を動かし、時間を使っていたのを思い出します。

ネットなども今のように普及していなかったので、知りたいことがあれば本を読んだり、経験者を探し当てて話を聞いたり、様々な経験を楽しむことから学びを得ていました。

美味しいコーヒー一つ楽しむのも、便利なフィルターコーヒーなどを見つけるよりは、自分で近所の喫茶店から豆を買ってきて、カリタの手動ミルでゴリゴリ挽いた方が早いくらいでした(笑)

ご無沙汰している友人知人には、素敵な便箋と封筒を買い、万年筆で手紙を書き、切手を貼ってポストに投函したり。

お洋服が高い時代だったので、丁寧に手入れをし、いつもきれいを保とうと気を遣ったり。

興味を持ったものに対しては、どんどん投資をして、趣味に仕事に時間を忘れて没頭したり。

忙しくても、満ち足りていたせいか、心はとても整っていました。

それは、この本の中にも書かれていた、「新しい発見を楽しむ」という能動性だったのです。





なにをするか?ではなく、自分が何をしたいか?何を楽しみたいか?
自分の興味、探究心を満たすことが、丁寧な暮らしをつくる源なのだなと。

私は専業主婦で、子供も手のかからない年齢になりましたが、日々の生活に退屈を感じたことはありません。

植物を育てたり、酵母を育ててパン作りをしたり、行ったこともない国の料理を作ってみたり、刺繍をしたり、読書に韓流ドラマ、お菓子のことやブログまで、とにかく「おもしろそう」と思ったら、片っ端からやってしまうので、やりたいことがあり過ぎるくらいです。

この本を読む限り、私は「丁寧な暮らし」を実践しているようにも思えるのですが、やっぱり今ブームになっている「丁寧な暮らし」とはほど遠いという気持ちです。

ブログやInstagramYouTubeなどでも、「丁寧な暮らし」関連のものは花盛りです。
それを見ていると、かなりお金のかかる「趣味の生活」だなと思えます。

安価で便利な物が溢れている今、あえて時代に逆行し、手をかけようとすれば、物、事柄によっては、余計なお金や時間のかかることが多いものです。つまり贅沢生活なのです。

この本にも頻繁に出てくる「ゆとり」という言葉。
それは精神的なものを指すのだと思いますが、丁寧な暮らしによって精神を整えるために、時間やお金の「ゆとり」も必要なのが、今の「丁寧な暮らし」というものなのかなと思ったりもしました。

自分の「好き」や「興味」を探究するのはお時間も金もかかるものです。
この本はマテリアルな部分だけを語っているわけではないので、よい暮らしのヒントになることもたくさんありました。
生活をする上での基本的な考え方などは、とても共感できる項目もあり、この方は昭和だわと思ったり(笑)

ただ、現在の「丁寧な暮らしブーム」を考えた時、丁寧な暮らしがゆとりを作るのか、ゆとりがあるから丁寧な暮らしができるのか。。。
よくわからなくなってしまいました(笑)

色々と考えましたが、シンプルにとらえれば、結局のところアナログこそ丁寧な暮らしだったということ。そして何よりも、正しく生活しましょうという結論になりました(笑)

まだ他にも購入した本があるので、そちらも読んだ上で、また「丁寧な暮らし」について考えることにしましょう。

どうでもいい事をつらつら考え、調べ、議論したりするのは楽しいなと思いつつ、ちょっと面倒くさい人間だなと思ったり(笑)

これも時間的なゆとりがあるせいなのです。
すなわち「丁寧な暮らし」の実践⁉︎





本の感想としては、毎日退屈、なにをしていいのかわからない、楽しいことがない。。。そんな方は読んでみると新しい気づきが得られるかも⁉︎
そんな本だと思いました。


本を読みながら、そんなことをあれこれ思いつつ、おやつもしっかり。

今日のおやつは、昨日『全国銘菓展』で買った、可愛いお菓子です。

黒猫ちゃんと三毛猫ちゃんの上生菓子

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食べてしまわずに眺めていたいくらいでしたが、賞味期限が今日までなので、パクッと食べてしまいました。。。

他にも、本を読みながら、お餅やお煎餅も食べました。
本を読んでいたり、Netflixでドラマを観たりしていると、なぜかおやつが食べたくなって困ります(笑)

明日は少し身体を動かさねば。。。そう思っています。