朝、いつものようにベランダへ出ると、寒の戻りなのか、冷んやりとした空気を感じました。
連日の暖かい春日和のおかげで、植木のいくつかは芽吹いていて、ちょっと嬉しくなりました。
たくさんの蕾をつけていた沈丁花の花は、なんと開花です。たった一輪ですが、甘い香りがほんのりベランダに漂っています。
そして、昨年の夏終わり頃に満開となった紫丁花は、冬にはすっかり枯れ、枝だけになっていたのですが、今朝見るとしっかりと芽吹いていました。
小さなボケの木も。
よーく見ると、沢山の新芽が出てきていました。
こんな風に暖かさに応えるように成長していく植物を見るのは、本当に楽しいものです。
そんな私の様子を見ていた娘が、「私も歳をとったら、そんな些細なことに喜びを感じられるようになるかしら?」と、微妙な顔をしていました(笑)
「土いじりをするようになったら、歳をとった証拠」
そんな言葉を聞いたことがあります。
確かに数年前までは、まったく興味などありませんでした。若い頃はやるべきことが山ほどあって、「些細なこと」が入り込む隙間もありませんでした。
まるで整理されていない引き出しの中のように、さまざまな物事がギッチリと詰まっていたのです。
それ、すなわち「欲」というものです。
今はあまり欲はありません。まったくないわけではありませんが、ガツガツとした強欲さは歳と共に消えました。
歳をとったのではなく、よりシンプルになったのだと思います。雑多なものが剥がれ落ち、本物を知ったことで、自然を愛でる心の余裕が生まれたというように。。。
そう思うことにします(笑)
昨日は桜餅、そして寝る前にアイスクリームなどを食べてしまったので、今日のおやつは甘味ではなくフルーツにしました。
買っておいたせとかを夫が一つ残らず食べてしまったので、イチゴにしました。
こちらは「ゆめのか」です。
先日「あまおう」と食べ比べましたが、確かに甘味は「あまおう」に軍配。しかし、この「ゆめのか」は適度な酸味があり、とっても爽やかでジューシーな味わいでした。
甘いイチゴが食べたい時、またさっぱりフレッシュ感が欲しい時など、その時の気分で選ぶのがよしという結論に至りました。
最近はフレッシュ感重視ということで、今日は「ゆめのか」にしました。
フルーツは旬の時期にいただくのが一番。あと少しの間、せっせとイチゴでビタミン補給します。