365の喜怒哀楽

1日2トピック型日記

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ガスコンロのSiセンサーの「哀」

2020年9月22日(火)

今日は連休最終日。お疲れ休みということで、家族揃って在宅でした。

そうなると、当然家事も発生するわけで、主婦は連休と言えど休んでいるわけにはいきません。

せめて食事くらいは外食かデリバリーで済ませようかと考えていましたが、冷蔵庫の中には食材がたくさん入っています。

買ったものは必ず使い切る!をモットーとしているので、腐らせて廃棄などもってのほか。

そんなわけで、昼ごはんに昨日秋葉原で買ってきたナスと唐辛子を使い焼きナスカレーを作ることにしたのです。

手順は飴色玉ねぎを作り、そこに微塵切りにしたニンニク、生姜、青唐辛子丸ごと数本を加えます。

同時進行でナスを焼きます。皮が真っ黒に焦げ、ふつふつと中までしっかり火が通るまで焼かねばなりません。

そして、焼いたナスを水の中に水没させ、スルスルと皮を剥き、水気を切って炒めた前記の玉ねぎなどの入ったフライパンに投入。

最後に塩、そしてクミンやカルダモン、コリアンダーなどなど、お好みスパイスを加え、ぐつぐつしたら出来上がり。

このレシピは今から30年ほど前、私がロンドンで暮らしていた頃に、友達の友達の、またその友達という中東出身のよくわからない人から教えてもらったものです。

以来、レシピに忠実とはいかないまでも(スパイスの調合が難しいため)、我が家では定番のカレーとして、たびたび食卓に登場しています。

さて、問題は「ナスを焼く」という、作業です。
本来なら飴色玉ねぎができる前には焼き上がっているはずのナスですが、ガスコンロのSiセンサーなる安全装置のため、たびたびピーッ!という音と共に火が消えてしまうのです。

つい最近、ガスコンロを最新型に変更したせいで、感度がこれまで以上によくなっていたのです。
本来なら喜ぶべきところでしょうが、焼きナスカレーにとっては敵です。

強火で思い切り焼くせいで、高温になり過ぎるようです。しかし、高温でこんがりと焦がすくらいに焼かなければいけないのです。

これは上のコンロではなく、魚焼き用コンロを使った方がよさそうだと判断し、ナスを移動させたものの、大きなナス6本も入らないので3本ずつ焼くことに。

ここでもまたあの「ピーッ!」が鳴ります。

上のコンロよりは幾分マシですが、下もまたSiセンサーの管理下にあるのです。
どれだけ幅をきかせているのでしょうか⁉︎

いつになってもまる焦げにならないナス。。。

時間がかかり過ぎる。。。

「ピーッ」が鳴ったら、コンロを止め、また火をつける。まるでSiセンサーと根比べをしているように、この動作を何度も繰り返し、ようやく3本が焼き上がりましたが、ナスはもう3本控えています。

次の3本も同じように、打倒Siセンサー!で消えてはつけるを繰り返し、どうにか6本のナスをまる焦げにしたのでした。

おかげで12時に出来上がるはずのランチが30分近くも遅れてしまいました。

予定通りに事が運ばなかったことに対する敗北感。。。
私はとても苦手です。エゴイストなのか、自分の計画した通りに物事が決着しないと、ものすごく気を病みます。

Siセンサーさえなければ、すべてはうまくいったはずなのに。。。

Siセンサー、このありがた迷惑ともいえる装置のおかげで、調理がより困難に、不便になったのは紛れもない事実です。

怒りに任せ、「こんなもの必要ない!」と取り外してしまうこともできそうですが、よくよくその存在意義を考えてみれば、それは危険な行為です。

私も中年になり、時折ものが思い出せないということがあります。
そう考えると、いつかこのSiセンサーは私を守る大切なものになり得ることは大いに想像できます。

料理が捗らないのも哀しい。

歳をとり、物忘れをするようになるのも哀しい。

なにより、食事の時間が予定通りいかないのが哀しい。

いくつもの「哀しい」をもたらしたSiセンサーですが、どうやらその効力を消し去る道具もあるようです。

一瞬、やった!とすぐさま購入しようと思ったものの、それは取り外すか、取り付けるかの違いだけで、結局のところ安全を脅かす行為には変わりないと考え、哀しいけれど購入案は却下することにしました。

いつか私にもSiセンサーに感謝する日がくるのでしょうか?

それは自分自身の老化をまるごと認めるということです。素直に白旗を上げるのは癪ですが、安全には変えられません。

それもまた哀しいものです。。。





ちなみに、今日は米米CLUBのヴォーカル、カールスモーキー石井さんの生まれた日です。

このグループも石井さんのことも、私はよく知りませんが、一曲だけ昔よく聴いていた曲があります。

1990年にリリースされた『浪漫飛行』という曲です。

当時、私は海外で暮らしていました。そんな私に「異国の地で一人、寂しかろう」と、日本にいる友人が流行りの曲を録音したカセットテープを送ってきてくれたのです。

そのカセットに入っていた曲の中に『浪漫飛行』がありました。

まるで英語も話せない状態での渡英だったため、最初の頃は普通に生活するのも大変でした。
英語ばかりの生活に心が疲れ切ってしまうこともありました。
そんな時、日本から届いたカセットテープを聞いては、癒されていたものです。

とりわけ『浪漫飛行』は優しくも清々しい曲調で、気持ちを前向きに保つことに適していました。

そのせいか、たくさんの曲が入っていたカセットテープの中で、唯一記憶に残っている曲なのです。

今でもごくごくたまに、テレビなどからこの曲が流れてくることがあります。その度に思い出すのは異国の地の小さな部屋の中で、必死に英和辞典を引きまくる自分なのでした。。。