365の喜怒哀楽 〜 50代主婦の暮らしブログ

喜んだり、怒ったり、哀しんだり、楽しんだり、日々の出来事を綴る日記。

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付箋を用いたアナログなスケジュール管理の「楽」

2020年10月13日(火)

今日は朝からスッキリ晴れていたので、この時とばかりにまとめて大物の洗濯をしました。

真っ白なシーツがハタハタと揺れるのを見るのは、いつだって気持ちがいいものです。

こんな気持ちのいい陽気のせいか、早朝から「ランチいかない?」と、お誘いメールが入ってきました。

昨日、あちこち動き回っていたせいで、今日は少しゆっくりしたかったのですが、念のため今日は何か予定がなかったかと、貼りつけてある付箋に目を走らせます。

私は一応、手書きの手帳も使用しているのですが、それよりも付箋に一件一件予定を書いて貼り付けるのが昔からの習慣になっています。

若い頃は仕事もしていたので、一日に何人もの人に会い、何件もの用事を済ませなければならなかったので、付箋に書いて時系列に貼っておき、終わったものから剥がして捨てるという方法でスケジュール管理をしてきました。


仕事を辞めてからは、予定は一日1件のみ。これを基本とし、特にスケジュール管理をすることはなくなりました。

たった1件さえ頭で覚えていられないというのなら、それは重要な案件ではない。忘れてよし!

そう考えていたのです。

主婦となり、家族のスケジュールも念頭に置かなければいけなくなり、再び付箋復活。
子供のみならず、我が家の夫は日本人ではないので、なにかと用事を肩代わりすることも多かったのです。

しかし10年が経ち、子供たちも成長し、夫もなんとか自分のことは自分でマネージできるようになりました。

ここでまた、付箋は不要に。。。





ところがです、アラフィフエイジとなると、今度は自身の記憶力が猛烈な勢いで衰えてきたのです。

一日1件どころか、一週間に1件でも、コロリと忘れてしまうというボケっぷり。

これはいけない!と、またしても付箋復活です。

その内容といえば、

「病院」

「ランチ会」

「お菓子の販売日、催事関連」

主に3つの項目が予定としてペタペタと貼られています。

このうち、絶対に忘れてはならない病院の予約日は、付箋を見るまでもなく常に頭に入っているから不思議です。

ランチ会に関しては、日にちくらいは覚えているけれど、時間と場所は忘れていることが多いので、付箋は不可欠。

問題はお菓子関連です。
和菓子、洋菓子、巷にあふれかえっているものの中から取捨選択しても、かなりの件数になります。

確認をおろそかにしていると、途端にミスをします。。。

実は、今日も一つミスをしました。





某百貨店で行われている催事を逃したのです。。。
迷った挙句、先週末に「月曜日」に行こう!そう決めて、付箋をペタリとしておいたのですが、昨日は子供の学校やら、をクリニックやらで、すっかり忘れていたのです。

そして、今朝。。。

前途のとおり、お友達からランチのお誘いがきた際に、予定を確認しようとペタペタと貼られた付箋群を見て、お菓子の催事を思い出したのでした。

「ぎゃっ!あの催事、今日が最終日だわ!」

気づいたとき、すぐにでも動けば、その催事には間に合ったでしょう。

しかし、考え直しました。。。

これが果たして、私にとってそれほど重要案件なのか?

病院の予約のように、自身の健康に関わることなら、メモなどとるまでもなく頭に入っているではありませんか!

そう考えると、忘れるということは、あのお菓子もそれほど重要ではないということです。

そもそも、本当に欲しければ、早々に支度をして家を飛び出したはず。
それを、重要か?否か?などと考えているのなら、もう答えは出たも同然。

そんなわけで、催事行きはキャンセル、ついでに急なお誘いであったランチもお断りして、家でゆっくりNetflix三昧することにしたのでした。





付箋がなければ無理だと思ってきましたが、そろそろ付箋依存はやめてみてもいいかも。。。そんなふうにも思います。

昔のように、忘れてしまうようなことなら、それほど重要なことではない。

そう切り捨てていけば、もっと余裕ある生活が送れそうな気もします。

でも。。。

人様との約束を忘れてしまっては、ご迷惑をおかけすることになります。

やはり、最低限のスケジュール管理は必要ということです。

世の中の皆さんは、どんなものを使ってスケジュール管理をしているものなのでしょうか。。。

我が家の面々はみんなスマホのアプリを使っていますが、私はダメです。
家の中でもたびたびスマホが行方不明になるというくらい放置しているので、便利に使える気がしません。

では、手帳は?
わざわざ取り出して、ページを開いてと、そんなプロセスが面倒です。

いつもデスクに座っているような人ならともかく、主婦は家の中でもあちこちウロウロとしているもの。
キッチンで作業している時などは、手帳など開くこともできません。

やっぱり私には付箋が最後の砦。。。

ペタペタしておけば、パッと確認できます。たとえ洗い物の途中で手が濡れていようが、ハンバーグを捏ねた手がベタベタの状態であろうが、視線を向けるだけでOK!

究極のアナログ手法ですが、私にとって付箋によるスケジュール管理は、もっとも向いているように思えます。

色形の違う様々な付箋がペタペタと貼られている様は、カラフルで見ているだけでも楽しくなります。

やっぱり、付箋はやめらませんね。





ちなみに今日は、イギリス初の女性首相であり「鉄の女」と呼ばれたマーガレット・サッチャーさんの生まれた日です。

その異名の通り、鉄の如し意志を持ち、数々の政策を強行突破。
そのおかげでイギリス経済は立て直しに成功しましたが、同時にインフレが進み、街には失業者が溢れるようになりました。

当時、イギリスに渡った私が見たのは、イメージしていたかつての「大英帝国」ではなく、衰退したイギリスの姿でした。

街のパブで聞き耳を立てていると、その強引すぎる政策ゆえ、結構な嫌われ者となっているなと実感できました。

それでも、私にとってはとても無関心ではいられないくらいに、なぜかそそる人でした。。。

何者にも屈しない。
国民にもこびない。
信念だけを抱いて突き進む孤高の女性。

サッチャーさんの行ってきた政策云々はともかくとして、、、

人間として、これほど自分自身を信じ、強く生きられたら、どんなにいいだろうと思ったものです。

「多数に追随するな、自分自身で決断せよ!」

この一言は若い私にとって、とても明るい道標になりました。

私が渡英してまもなく、サッチャーさんは11年のサッチャー政権を閉じるべく辞任しました。
旦那様に説得されたといいますが、「鉄の女」も旦那様の前では違った顔を持っていたのか?ただこれ以上支持は得られないと、見切りをつけたか?

いずれにしても、サッチャー政権のほんの一幕でも、この目で見て体感できたことは、とても有意義であったと思っています。

ただ、その後首相となったジョン・メイジャー氏がどうも物足りなく感じてしまいましたが。。。
パブで出会ったおじさんたちもそう言っていました(笑)

2013年、サッチャーさんは87年の生涯をそっと閉じられましたが、私の中では彼女の残した数々の言葉は、いまだ道に迷ったときの懐中電灯のように、心を明るく照らしてくれるのでした。。。