365の喜怒哀楽 〜 50代主婦の暮らしブログ

喜んだり、怒ったり、哀しんだり、楽しんだり、日々の出来事を綴る日記。

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50代の美容とは美しさを求める為でなくアラを隠す為。わかりながらも出費する切なさ。しかし最後は花より団子と知った「楽」

2021年3月10日(水)

今日の東京は風が少し強かったですが、ポカポカと春のような陽気でした。

私は朝から銀座のヘアーサロンへ行っていました。
春らしくスッキリとしたスタイルにしようと、意気込んでいったものの、頭の中で想像しているようにはいきません。

意図しているわけでないのですが、想像の中ではどうやら年齢マイナス15歳くらいのイメージのようで、蓋を開ければ実年齢とのギャップをまざまざと見せつけられることとなるのがいつものこと。

これは何度も繰り返していることなので、半ば諦めに近い気持ちを持っているのですけど。。。
しかし、落胆はそれで終わりではありませんでした。

ヘアーサロンを出たあと、元気を取り戻そう!と、向かったのは甘味処です。
ここであわぜんざいかあんみつでもゆっくり食べていこうかと行ってみるも、なんとコロナのせいで休業中。。。
今年はこれで3軒目です。今年は甘味処にはふられっぱなしで、さらにガックリと落ちました。

仕方なく、これまた銀座へ来た時によく寄る喫茶店でお茶を飲んで一休みしたのですが、頭の中にはあわぜんざいのトロトロ餡子が住み着いていたせいか、一杯のコーヒーでは甘いもの欲を満たせません。
ケーキなどもあるにはありますが、クリームでは餡子脳の乾きを癒すことはできないのです。





なんだか、スッキリお天気とは裏腹に、冴えない一日なのが悔しくて、もう最後はショッピングしかないと思いました。

せっかく銀座まで出たついでだからと、百貨店へGOです!

いつもはお菓子とお惣菜を目当てにデパ地下へ直行することがほとんどですが、今日はコスメコーナーへ寄ってきました。

コスメ売り場って、なんとなくキラキラとしていて気分が上がるので、こんな日にはぴったり!です。

とは言え、いつも使っている化粧品が少なくなってきたので、ストックを買うだけなのですが。。。それでも気分は悪くありません。

いつも買うのは同じ物なので、カウンターであれとこれ、それからあれ、といった具合に商品を出してもらいます。

いつもくる売り場ですが、接客を担当する人はその時によって違うので、必ずBA(ビューティアドバイザー)さんが顧客登録などを確認してから商品やサンプルなどを用意してくれます。
それを待っている時、そのBAさんをなんの気無しに見るていると、肌がとてもきれいなのに気づきました。

綺麗なお顔立ちの上に、透き通るような美しい肌。うっすらとはたいたパウダーが気になって思わず聞いてしまいました。

「ファンデーションはどのラインを使っているのですか?」

しかし、その直後「しまったわ!」と思ったのです。





そのBAさんはどう見ても20代です。。。
そんな若い子が使っているのと同じものを使ったところで、あんなきれいなお肌が手に入るわけがありません。

そんな分かり切ったことを聞いてしまうとは。。。

私の心中などお構いなしに、美しきBAさんは一生懸命に説明を始めました。

「まずこのクリームを塗って、パウダーをはたいただけです。それだけでカバー力ありますよ!」

そうね、元々がぴちぴち、すべすべの若い肌であれば、それでいいのよね。

と、それは心の声ですが、、、

「簡単ではいいわね。でも、私くらいの歳になると、それは無理だわ。。。」

苦笑いする私に「いえ、そんなことはないです!このクリームも組み合わせれば、あっ!こっちの方がいいかもしれません。新商品なんです!」と、苦しそうな笑顔を見せながらも、必死に営業をかけてきます。

そんな様子を見て、変なことを聞いてごめんなさいと、申し訳ない気持ちになりました。
だって、どんなお世辞を言われても、買う気はないんですもの。。。





若い人にとってメイクとは、より綺麗になるためのものです。
しかし、女も50をすぎれば綺麗になるためではなく、もはやアラを隠すためにメイクをするようになるのです。

シミやくすみが目立つ肌を明るく見せるためのファンデーションやコンシーラー、ルミネーターといったもの。垂れた瞼のせいで小さくなった目を、よりパッチリと見せるためのアイラインやアイシャドウ、そしてマスカラ。顔色が少しでも明るく、華やいで見えるようにさす、チークや口紅。。。

この全てを完璧にやって、ようやく表を歩けるようになるのです。

アンチエイジングラインの化粧品は、普通のものに比べて高価です。
ちょっと張り切ってお買い物をすれば、軽く数万円は飛んでいくほどお金がかかります。

綺麗になるためにお金をかけるのならまだしも、アラを隠すために大枚叩かねばならないとは、なんとも哀しいものです。。。

若ければ、ドラッグストアの数百円のコスメでだって綺麗になれるというのに。。。

お会計を待っている間、そんなことを考えていたら、とても切なくなってきました。

しかし、概して安価なコスメは若者向けが多いものです。
足りない脂質を補ったり、質感を少しでもよくみせるために、この投資は致し方なし。。。

私がガックリしたと思ったのか、まだ諦めるな!という励ましなのか、美しきBAさんはあれもこれもと、新商品のサンプルをたくさん入れてくれました。

その心に感謝して、試してみます。その新商品がアラ隠しにどれだけ有効かを!

ヘアーサロンへ行き、デパコスを買いと、本来ならば綺麗になるためにしていることなのに、50を過ぎた私にとっては、もはや必死の足掻きでしかないのです。

そう改めて気づいてしまった私。
その足でお得意のデパ地下へ直行しました。
いつもより訪れる時間が遅かったせいで、デパ地下内は大変な混雑でした。

ざっと歩いて、食べたいお菓子やお惣菜を買い物し、また別の百貨店へ。よくやるデパ地下のハシゴです。

いつものようにあれこれお買い物をし、これだけあれば今夜は晩ごはんの支度をしなくて済むわ!

あ〜、美味しそうなものいっぱい!

そう思ったら、切ない気持ちはどこへやら、楽しい気分になって、ルンルンとお家へ帰ってきました。

なんだかんだとボヤいても、結局私は花より団子のようです(笑)





ちなみに今日は、歌手の松田聖子さんが生まれた日です。

昭和世代のアイドルと言えば、聖子ちゃん、明菜にキョンキョンです。

中でも松田聖子さんは、いまだアイドルをやっている!と言っても過言ではないほど、かつて呼ばれた「ぶりっ子」のイメージそのまんまです。

しかし、そのぶりっ子の裏側には、果てしない野心と男前なド根性が隠れているのは間違いありません。

私がイギリスに渡った1990年、聖子ちゃんはアメリカの人気ボーイズグループ『New Kids On The Block』のメンバー、ダニーとデュエット曲をリリースしました。

ロンドンのCDショップで、そのCDを見たときは、「とうとう聖子ちゃんも海を越えたのね。やっぱりただのアイドルでは終わらない人ね。。」そう思ったものです。

大きなヒットとはならなかったようですが、当時のアイドルとしては快挙と言えるお仕事だったのではないでしょうか。

公私共にネタ満載、語り尽くせないほどのスキャダルもくぐり抜けてきた聖子ちゃんですが、なんと今年で59歳です!
あともう一歩で還暦とは、あの愛らしい姿からは想像できません。

しかし、そこには相応の努力が見られます。
かつて「キャンディーヴォイス」と言われた甘い声は、出にくくなった高音をテクでカバーするというベテランならでは技で乗り越え、加齢によるたるみも髪を思い切りアップすることでなかったことにし、ついでに眩しすぎるくらいの白いライトを全身に浴び、今日も聖子ちゃんは私達に夢を見させてくれるのです。

加齢になんて負けず、私も頑張らなくちゃ!と。。。