365の喜怒哀楽 〜 50代主婦の暮らしブログ

喜んだり、怒ったり、哀しんだり、楽しんだり、日々の出来事を綴る日記。

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コロナに対し気の緩みを認めつつも、東京の人間だって努力はしているのにと悶々とする「哀」

2021年3月13日(土)

朝から雨降りの土曜日。
巷では「気の緩み」などという話題も出ていることですし、ゆっくりステイホームしたいところでしたが、そうもいきません。

今日は遥々福井県から「あべかわ餅」がやってくる日だったのです。
この日を首を長くして待っていたので、ウォーキングがてら、南青山にある福井のアンテナショップまでお買い物に行ってきました。

昨日は「低気圧でダルダル」などと言っていましたが、やはり好きなお菓子が関係すると、瞬く間に元気になるので、私の場合「低気圧による不調」は気のせいみたいです(笑)

最近は週末ともなれば、ものすごい人出だった表参道界隈も、さすがに朝から雨となれば、いつものような混雑はないだろうと思いきや。。。

昼頃になると、瞬く間にどこもかしこも人だらけ。
人気の飲食店などは、雨の中行列ができていましたし、歩道の狭い骨董通りなどは、傘をさしていることもあり、すれ違うのも大変なほどでした。

もはや「雨の日は買い物日和」という私の常識は、新型コロナによって崩れたと言ってもいいでしょう。これもコロナによる自粛生活の反動なのかも知れません。

どんな天気でも、外に出る人は出るのです。私のように。。。





いまだ緊急事態宣言下の東京ですが、報道にある通り、緊急事態とは思えぬほど、多くの人が街に出て楽しんでいます。

私は夜の外出はしないので、昼間の状況しかわかりませんが、平日でも午後のデパ地下は大盛況ですし、渋谷や新宿などもコロナ以前と変わらない賑わいを取り戻しています。

これが俗に言われる「気の緩み」というものなのでしょう。

気が緩んでいると言われればそうなのでしょうが、実際に最初は恐々でも、出てみたら案外大丈夫なのでは?という気持ちになるのもわかります。

多くのお店では、きちんと感染対策がされています。入店時の検温、手消毒はもちろん、飲食店なども、私が行くところは、客席数を半分近くに減らし、しっかりとスペースをとった上、透明のパネルなどで仕切りを作ったりと、とても努力をされています。

実際にそうしたところで食事をしても、まったく感染の怖さを感じることはありません。
そんな経験を重ねることで、安心して外出している人も多くいるはずです。

マスメディアの伝えてくるところだけを見ると、「闇雲に遊びまわっている東京人」といったイメージを持たれるかも知れませんが、それはちょっと違うのでは?と感じています。

もちろん、地域によっては、
ソーシャルディスタンス?
感染対策?
知りません。。。

といったお店もありますし、そこで昼間から酒盛りをしている人々を見たこともあります。

しかし、どこにでもそのような人はいます。東京に限ったことではありません。





多くの人は自分でできる範囲の感染対策をしながら、行動しているはずです。

考えてみたら、一年中家と会社だけ。ショッピングも外食も趣味も、すべて忘れて家に閉じこもっていろというのは無理な話ではないかと思っています。

身体と心は繋がっています。コロナ対策でもっとも有効なのは、自身の免疫力を上げることだと、消化器系の主治医が言っていました。
免疫に大きな影響を与える「ストレス」は、なるべく溜めないようにと思っています。

私はほとんど一人で、または夫かそれぞれの娘と二人での外出しかしません。
お友達とのランチは長いことしていません。

歩いて行けるところへは、多少時間がかかっても公共の交通機関を使わずに徒歩で行き、サクッとお買い物をしたら、一人で黙ってお茶を飲むか、食事をするかして、真っ直ぐ帰宅。

先月からそんな生活をしています。1月は腰痛のため動けなかったので、ほとんど外出はしていませんが、それ以降は用事があれば普通に出かけています。

家族も普通に外出していますし、夫も毎日出勤しています。

家族はもちろん、友人知人でも新型コロナに感染した人は一人もいません。





コロナに関しては悪の温床とされている東京ですが、多くの人はとても気をつけて生活をしています。
そして、他県へ移動することを我慢しています。私だって、温泉に行きたいのに堪えています(笑)

一方では地方から東京に遊びにきている人を多く見かけます。電車などに乗っていると、スーツケースを持っている人などは、話し言葉から地方から来た方々だとわかります。
私のような主婦と思われる中年女性達が、数人でスマホの画面を覗きながら、あの店!この店!などと楽しそうに話をしていたりします。

それを見るたびに、東京の人間は他所へ行けないのに、都外から東京へ来るのは自由なの?と、悶々とした気持ちになるというのが正直なところです。
(コロナをお持ち帰りになったら、それはそれで大変だろうなとは思いますが。。。)

なんだか、気の緩みなどという言葉を聞いて、認めつつも「それだけじゃないのよ」という気持ちもあるのです。

自分の生まれ故郷を悪く言われて気分のいい人はいないでしょう。
東京の人間も同じなのです。
なので、愚痴めいた呟きはご容赦くださいませ。。。


とにかく、そんなことを考えた一日でしたが、帰宅時は台風並みの暴風雨に見舞われ、挙げ句に雷がピカピカ、ドカンと鳴り響き、大変な思いをしました。

あべかわ餅をガッツリ食べるつもりだったので、少しでもカロリーを消費しておこうと、意地でもタクシーには手を上げませんでした(笑)

家にいた夫には「そんなにしてまで甘いものが食べたいの?」と、呆れられましたが。。。

大変ではありましたが、ずっと待っていたあべかわ餅を堪能し、良き一日となりました。





ちなみに今日は、シンガーソングライターの佐野元春さんの生まれた日です。

若い頃は洋楽ばかり聴いていましたが、佐野元春さんの楽曲はとっても好きでした。

あの青年のような声も素敵でしたし、なによりも曲が都会的で、なんとなく海の向こうの匂いを感じられました。

代表曲である『SOME DAY』が、ブルース・スプリング・スティーン『Hungry Heart 』に似ている、なんて噂されたのも、きっとそんな東洋離れした雰囲気があったせいかもしれません。

代表曲以外にも、素敵な曲がたくさんありました。
でも、やっぱり今聴いても『SOME DAY』は名曲ですね。
若かりし頃の楽しかったことや、勢いのあった自分を思い出し、ちょっとおセンチになってしまう曲でもあります。