365の喜怒哀楽

1日2トピック型日記

Sponsored Link

満開の桜に思う。花や草木など自然に対して心が動くのは歳をとった証拠。しかし、それもまた「楽」しき人生かな。

2021年3月22日(月)

今日の東京は曇り空の肌寒い一日でしたが、夜になってまた雨が降り出しました。

夫に頼まれていたお買い物があったので、お散歩がてら外に出ましたが、どこも桜が満開でとても綺麗でした。

我が家にも小さな桜の木がベランダにありますが、そちらは一足お先に満開となり、昨日の強い風にさらわれたのか、今朝見ると丸坊主になっていました。。。

しかし、近所には大きな桜の木が植えられているお宅もあるので、まだまだお花見は楽しめます。

数日前まではまったく花開いていなかったお隣の桜も、今日は満開でした。

東京の緊急事態宣言もようやく解除となったので、これからお花見をする人が増えるのかなと思います。

私は一人でぶらぶらしながらのお花見はしますが、大勢で桜の下で酒盛りのようなことはしたことがありません。

若い頃から、あまりお花見自体に興味がなかったのです。

桜が咲いたり、散ったりすることに心を動かされるのは、老人だけじゃない?

長いことそう思っていました。

若者にはもっと心ときめくようなことがたくさんあります。
日々、刺激にあふれ、常に新しいことと出会うような新鮮な毎日を送っているのですから、桜の蕾が開こうが開くまいが、そんなことに頓着している暇はありません。

若い人たちがお花見をするのだって、きっと花を愛でるのではなく、みんなでワイワイと騒ぐのが目的では?と思っています。





歳をとると、経験が増えた分、心がドキドキするような「初めて」が少なくなります。
きっと冒険をしなくなるせいなのかもしれません。

50年以上も生きていれば、色々なことを経験します。いいこともあれば最悪なこともありと、ほっと一息つく暇もないような日常をただただ懸命に走り続ける日々です。

そして、ある時ふと思うのです。
刺激的なことよりも、心穏やかに過ごしたいと。

そんな気持ちになると、不思議と人は自然というものに心を寄せるようになるものです。

私はいま、ベランダにたくさんの花や植木を置いて、季節の花を楽しんでいます。
毎朝、起きるとすぐベランダに出て、その一つ一つを観察するのが日課になっています。

蕾が大きくなった、花が開いた、新芽が出てきた。。。ただそれだけのことなのに、とても心が明るくなります。

ベランダの手すりにとまった大きな鳥が、美しい声で鳴いているのを聴いたり、窓から気持ちのよい風がサラサラと入ってきて、そこに季節の匂いを感じたり。。。

そんな当たり前のことが、とても素晴らしいものに感じられるのです。

美しく描写しようとしていますが、はっきり言ってしまえば、これは明らかに老化現象でしょう。





「人は勢いを失うと、土をいじりたくなる」

昔、誰かがそう言っていました。

その時はよくわかりませんでしたが、もしも私が家庭菜園など始めたら、勢いを失った証拠になるのね。。。などと思ったものです。

そして、今は実感できます。
家庭菜園こそしませんが、私が草花や木、苔などでベランダをいっぱいにするなど、誰が想像できたでしょうか。。。

「あなたが自然の素晴らしさを理解できるようになったとは、歳をとったんだね」

夫にそんな風に言われると、ちょっと癪ですが、反論できません。

自然との戯れが癒しとなっているのは確かで、それがまた楽しいのですから。

歳をとるのは嬉しいことではありませんが、人生フルスロットルで突き進むだけでは、見えていないものもあるはずです。

コンコルドでパーっと通り過ぎるのではなく、ガタンゴトンと鈍行列車に乗って、のんびりと自然に触れながら生きていくのもいいかもしれません。

明日の東京は雨の予報が出ています。
もう少し、お花見を楽しみたいので、どうか散りませんように。。。





ちなみに今日は、芸術家である草間彌生さんの生まれた日です。

カラフルな水玉模様のカボチャなど、誰もが一度は草間さんの作品を見たことがあるというくらい、昨今ではとても有名な芸術家ですね。

子供の頃から悩まされてきた幻覚や幻聴を絵にしたことから、アーティストの道へいったという草間さんですが、抱える苦悩をアートに昇華させることは、誰もができることではありません。

そして、あのビジュアル。ピンク色のおかっぱ頭に赤や黄色といった原色の服を纏い、その眼光鋭く、凄まじくインパクトある姿を見せてくれています。

もう、彼女自体がアートと言ってもいいでしょう。

私は芸術についてはあまり明るくないので、難しいことはわかりませんが、その生き方には何かしら学ぶべき点があるように感じます。

私も70歳になったら真っ赤な水玉模様のワンピースを着たいと思います(笑)