365の喜怒哀楽 〜 50代主婦の暮らしブログ

喜んだり、怒ったり、哀しんだり、楽しんだり、日々の出来事を綴る日記。

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栗おはぎの「喜」

2020年9月10日(木)

今日は日本橋高島屋さんで京都航空便のお菓子、京都くり屋さんの栗おはぎを予約しました。

夏の間お休みだった京都航空便ですが、9月から再開で本日から予約開始だったのです。

(※京都航空便とは、大手百貨店の高島屋さんが月一回、京都より和菓子を運んできて東京で販売するという企画です。夏場お休み。)

例年であれば販売当日に行って買えばいいだけでしたが(予約で完売されていなければ)今回はコロナ対策として、行列はダメよ。予約してね!ということになったのです。

予約することも行列することも、お買い物に際してはどちらも苦手分野ですが、背に腹は変えられぬ。。。

なんと言ってもまだ未経験の「くり屋」さんの栗おはぎが出るとなれば、どんなに面倒でも電話くらいします。

ところが、いざ電話をしてみると、交換代までは行き着けますが、銘菓売り場には届きません。
電話が集中しているとのことで、何度も繋ごうとしてくれますが、なかなか潜り込めないようです。
売り場の回線が何本あるか、百貨店で働いたこともないのでわかりませんが、そもそも電話を受ける店員さんの数はそれほど多くないのは想像できます。
しかも通常の営業中となれば、店頭に立つ人も必要なので、電話を受けられる人は限られています。

なんと言ってもチケットぴあ世代。つながらない電話に何度もダイアルプッシュは慣れっこです。あれにくらべれば、今回は交換手までは繋がっているのです。ただ待てばいいだけなど朝飯前です。

ところが、サービスが命の百貨店は予想もしない対応を申し出てきました。

「待ちます!」と力強く言う私に、

「混み合っておりますので、折り返しこちらからおかけ直しをおすすめさせて頂きます」と、

丁寧ながら、このサービスを受けよ。それ以上は「待ちます」と言うではない。そんな空気になったのです。

ではお願いしますと、名前と連絡先を伝えて一旦電話を切ったのでした。。。

ここで懸念されるのが、売り切れという事態です。

今回は大阪で話題のおはぎ屋さんの商品も登場していました。多分それが一番人気か?

もしそうならば、私の栗おはぎはきっと大丈夫。安泰なはずだわ。。。

そう思う一方で、おはぎ好きなら、ついでに栗おはぎにも手を出すのではないかしら?

くり屋の栗おはぎがなくなったら、私は何のために電話を?

素直に折り返される電話を待っている間、不穏な想像が脳裏をかすめます。

30分ほど経った頃に、携帯がピロンピロンとけたたましく鳴り出しました。

見慣れない番号を映した携帯を手に取ると、「待っていました感」を出さぬよう落ち着いた声で「もしもし?」と気取った声を出す私。
心の中は栗おはぎの安否でいっぱいです。

ちょっとしゃがれた声の、でも感じのいいおばさんが、慣れたように注文を聞いてくるので、私は栗おはぎ、そしていつもの出町ふたばの豆餅、今西軒のおはぎ、他にも上生菓子などをお願いしました。

私の心配は杞憂に終わり、無事に念願の栗おはぎを予約したのでした。

これが本日の喜怒哀楽。しかも幸先良い「喜」なのでした。。。



この季節は栗を使ったお菓子があちらこちらで見られますが、のべつまくなしに手出しはしません。

間違いないのは誰もが知る老舗『とらや』さん。毎年秋なると登場する上質な栗の生菓子は、まさに至福の味。


このためなら太たって構わない!と理性を決壊させるほどの威力を持っているのです。

そんな栗菓子に対抗できるものはないものか?
ここで希望を京都に見いだすのは、和菓子好きとしては模範的行為でしょう。

そんな折、9月の京都航空便で販売されることになった京都くり屋さんの栗おはぎです。

近頃人気の小洒落たおはぎには興味がありませんが、100%栗餡にまみれた京都のおはぎとはどんなものか⁉︎

販売日である2週間後に乞うご期待なのです。





ちなみに、今日は女優である斉藤由貴さんの生まれた日です。

『卒業』ソング数あれど、昭和世代の私はなんといっても斉藤由貴さんの『卒業』派です。

「あ〜ぁ、卒業式で泣かない〜と〜冷たい人と言われそう」

そのフレーズを聴くと、冷たい視線に晒されたいくつかの卒業式を思い出します。

厳かに進行する式の間、鼻をグスングスンさせているクラスメートの横で、笑いが堪えられなかった自分。

ようやく面倒な校則や事あるごとに追いかけてくる教師達に別れを告げ、自由を獲得できるかと思うと、嬉しくてたまらなかったのです。

しかし、そんな私はまさに「冷たい人」と思われていたのでしょう。
クラスメートが泣きはらした赤い目で、冷たい視線を送ってきていたのを覚えています。

斉藤由貴さんの『卒業』を聴くと、そんなことを懐かしく思い出すのでした。。。