2021年1月2日(土)
ああ、今日は土曜日なのね。。。
カレンダーを見て、はじめて取り戻した曜日感覚でしたが、今日もまた家族全員ステイホームでまったりと寝正月でした。
正確に言えば、私は「Netflix正月」。
ソファーに横になり、ひたすら韓国ドラマなどを観て過ごすという極楽な一日でした。
家事のほとんどは、どういう風の吹き回しか、夫がやってくれました。
「お正月くらいゆっくりしてください」ということのようなので、お言葉に甘えてのんびりさせてもらいました。
その間、子供達も各々他のドラマを見たり、ネット配信を見たりしていましたが、夫だけは世界中に散らばる親類縁者、友人達相手に次々とSkypeサーフィンです。
思えば、親兄弟、友人とも遠く離れ、何年も会っていないので、それだけが楽しみなのだと思います。
どんな大声で騒ごうが、途中で「一言、挨拶お願い!」と、ドラマのハイライトシーンを中断されようが、なによりもだらしない姿を画面には晒されようが、こんな時は我慢です。
にこやかに「happy new year !!」とご挨拶。
なんともゆったりとした、気楽なお正月です。
一年に一度くらいはこんな日があってもいいわよね。
そう思い、メインブログはお休みです。
本当なら全部のブログを正月休みにしたいところですが、この日記ブログだけは毎日更新しようと思って始めたものなので、たとえ一言でも、何かしら買いておこうと思いました。
今夜はこれからまたドラマの続きを観ます。朝までだって観ていられますが、娘の予備校がまた明日の朝から始まるので、早めに寝ようと思います。
ところで、東京都は再び緊急事態宣言の要請に動いたようですが、どうなるのでしょうか。。。
私自身は仕事もしておらず、小さな子供もいないので、直接自分の生活に影響を及ぼすことはないでしょうが、夫の仕事や今年大学受験を控える娘のことなどを考えると、どうなるのか少し心配になります。。。
新年早々全く先の予測もつかない状況ですが、「なるようにしかならない」と、今日のところはのんびり時間を楽しみます。
ちなみに今日は、『二十歳の原点』の著者であり、普通の大学生であった高野悦子さんの生まれた日です。
この本は著者が二十歳で自死した数年のち、1971年に書籍化され、ベストセラーとなった本ですが、今でも時代を越え、多くの人に読み継がれてきています。
私がこの本を初めて手に取ったのは、10代の終わりでした。
時代が違うとはいえ、自分とたいして歳の違わない普通の女の子が、これほどまでに真剣に自分の人生を考え、現実を見つめて生きていることに軽い衝撃を覚えたものです。
遊び回ることに退屈を感じはじめ、「一体私は何がしたいのだろうか?」そんな迷いを感じていた頃でもあったので、余計にショックだったのかもしれません。
今でも10年に一度くらいですが、この本を読み返すことがあります。そこには時代背景を超越した若者の感性がそこかしこに散りばめられていて、読むたびに心にズシリと重しを乗せられたような気持ちになります。
ちょっと行き先がわからなくなった時、自分がどこにいるかわからなくなった時、そんな時にこの本を読むと、じっくりと自分の心と向き合うことを思い出させてくれるのです。
重たいけれども、なにか大切なことを心に残してくれる貴重な一冊であり、私にとってもっとも影響を受けた本の一冊でもあります。