365の喜怒哀楽 〜 50代主婦の暮らしブログ

喜んだり、怒ったり、哀しんだり、楽しんだり、日々の出来事を綴る日記。

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エスカレーターでの転倒事故で思った、過剰な親切は迷惑になることもある「怒」

2021年7月7日(水)

七夕ですね。。。
昼間はカーッと夏のような暑さの東京でしたが、夜になり少しずつ雲が増えてきました。織姫と彦星は会えたのでしょうか。。。
一年に一度の逢瀬が梅雨時だなんて、なんという残酷なストーリーなの⁉︎
そんなことを毎年思って過ごす七夕です。

さて、今日は次女から頼まれたお買い物をするため、久しぶりに渋谷へ行ってきました。
平日の午前中だったせいか、気になるほどの混雑はなく、サクサクっとお買い物は済みました。

帰りに最近オープンしたスイーツのお店でものぞこうかと思いましたが、家にもまだ甘いもの達が控えているので、足を踏み入れないことにしました。
見たら我慢できずに買ってしまうのは、目に見えているので、我ながら賢明な判断でした。

グッと堪えて、商業施設の中にあるスーパーでお買い物をすることにしました。

いつものように、その店の入口で手消毒をしていると、突然後ろからガチャガチャガチャーン!っとすごい音がしました。ビックリ仰天、何事⁉︎と振り返ると。。。





なんと年配の女性が上りエスカレーターの上の方から、カートごとゴロゴロと転がり落ちてくるではありませんか。

エスカレーターでの転倒はとっても危険です。
見ると、すぐ後ろにいた中年女性も巻き込まれ、一緒に雪崩のように落ちてきます。

自分の歳も忘れ、思わずエスカレーターに飛び乗り、転がり落ちてくる年配女性を身体で押さえ込み、右手で手すりをしっかり掴み、左手で中年女性を引っ張り上げ、足でカートを押さえるという、アクロバット。。。
きっと、ものすごく恥ずかしい格好だったに違いありません。。。

年配の女性が丸々と太っていて、私よりも大きかったので、私もあと何分持ち堪えられるか⁉︎ それまでにエスカレーターよ、上りきっておくれ!
そう心で念じていました。

途中で中年女性がなんとか体勢を立て直し、年配の女性を一緒に支えてくれたので助かりました。
我々3人は無事に平地へ辿りついたのでした。

上からゴロンゴロンと落ちてきたので、どこかお怪我をされていないか、年配の方だったので心配しましたが、幸い目立った怪我もなかったようでなによりでした。

それでも少し心配だったので、本人の気持ちが落ち着くまでそばにいたのですが、何故かそんな時に出てくる謎の人。

救急車は呼んだの⁉︎
警備員を呼ばなきゃダメ!
救護室に連れて行くべき!

横からやんややんやとそんなことを言ってきます。

当の年配女性は、「腕を少し打っただけなので大丈夫です」と、何度も言っているのに、

「いや、頭を打ったはず!ずっと見てたけど、頭をガツーンと何度も打ったはず!」

私はちょっとイラッときました。。。

見てたなら、助けなさいよ。
なんで後からきて、騒がせるの?
そんな気持ちでした。

転倒されたご本人は、人様に迷惑をかけたと、なるべく穏便にその場をやり過ごしたいと思っているのに、わざわざ追いかけてきて大騒ぎ。

このような方は一番厄介です。





その事故が起きた時、周りにはたくさんの人がいました。
入口には何かの案内のために店の人も立っていました。
しかし、誰も動きませんでした。

その気持ち、すごくわかります。
知らん顔したのではなく、迷ったのだと思います。

大きな音がして振り向いた時、年配の女性が落ちてきて、後ろにいた中年女性がそれを止めるか?と見えました。

その時、私も行くべきかどうか、一瞬迷いました。ただ、その二人の体格差を見て、一人ではとても無理だと思ったこと、そして私のいる場所から走ればまだ間に合う距離であったから、動けたのです。

多くの人が目撃しましたが、狭いエスカレーターに何人もこぞって行っても、かえって事故を拡大させる可能性もあります。

そのような判断で、あえて助けに入らなかった人がほとんどだったと思います。

私ももう少し距離があれば、遠巻きに見ていただけかもしれません。

こんな時、よく「知らん顔して冷たい」という声が上がりますが、助けたい気持ちはあっても、それが最善かどうか、またすぐ動けずにいるうち、別の人が助けに入ったため、タイミングを逸した。
そんなケースがほとんどではないかと思います。

件の厄介な女性も、もしかしたら助けに入りたかったのかもしれません。
それが出来なかったことが心残りで、なにかできることはないかと、口だししてきたのかも。。。

良心的に考えればそういうことになります。

しかし、手を出さない人間は、口も出さないで!

何事もそんな考えの私は、イライラッとしてしまいました。
もしかしたら、その人にとっては、騒がせるつもりなどなく、本気で心配していたのかもしれませんが。。。

ただ、やはり思うのは、好意の押し付けは迷惑になることもあるということです。

たまたま同じ場所に居合わせて、助けたり助けられたり。それは人間として当たり前のことですが、そこにもボーダーはあるはずです。





厄介な女性があまりにも騒ぐので、周りの人は年配の女性を覗き込んでいったり、とても気まずい思いをしたことと思います。

「とりあえず、大丈夫なようですから。落ち着くまでここにいるので、ご心配なく。あまり騒ぐとかえって動揺されると思いますよ」」

ちょっと慇懃無礼な物言いになってしまったからか、ようやく厄介な女性はぶちぶちと何か言いながら離れていきました。

私は過剰な親切というものが好きではありません。
助けを求められたり、助ける必要がある時は助けるのが筋だと思います。しかし、それができない時は無理に介入せず、そのまま通り過ぎた方が親切な場合もあると思っています。

世の中、色々な人がいて考え方も千差万別。
自分がイラッときたからといって、それは善でも悪でもありません。

何はともあれ、誰も怪我がなくてよかったです。
お年寄りのエスカレーター使用は気をつけた方がいいですね。特にカートなど大きな荷物を持っている時は要注意です。
エレベーターのあるところばかりではないので、階段やエスカレーターしかない場合は、周りにいるお若い方に声をかけて、お手伝いして貰えばいいと思います。

私も他人事ではなく、気をつけなければ!と思ったのですが。。。

私って、やっぱり力が強いんだわ。。。

そう少しだけ自惚れた七夕なのでした。
(全然、七夕は関係ありませんね)





ちなみに今日は、作曲家、プロデューサー、そして『クレイジーケンバンド』のヴォーカルでもある、横山剣さんの生まれた日です。

私、とっても好きなんです。剣さんみたいな男性。。。
才能があり、昭和男児的な男らしさも感じさせながら、おちゃらけたユーモアもありと、見ていて飽きないキャラクター。それがたまりません!

この方のプロフィールは、ここでは説明できないくらい面白いので、是非「Wikipedia」でものぞいてみてください。
きっと昭和世代は胸が熱くなることでしょう(笑)

特にファンというわけでもないのですが、『クレイジーケンバンド』の音楽をどこかで耳にすると、昭和のガチャガチャ感が頭に浮かんできて、なんとも言えない懐かしさを覚えます。
それは、そのまま「横山剣」さんという人なのです。

今年で61歳ですか。。。還暦過ぎたとしても、まだまだお若い!
それにしても、あのビジュアルでまさかの七夕生まれとは。。。
横山剣」さんらしいです。