365の喜怒哀楽 〜 50代主婦の暮らしブログ

喜んだり、怒ったり、哀しんだり、楽しんだり、日々の出来事を綴る日記。

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重陽の節句(菊の節句)の和菓子を見送ったばかりに、激しい後悔に襲われた「哀」

2021年9月9日(木)

朝から雨降りでしたが、ベランダの鉢植えは真夏の暑さから逃れ、なかなかいい状態です。
ベランダガーデニング初心者のため、昨年は西日が当たり過ぎて、ほとんどの鉢植えを枯らしてしまいました。

今年は満を辞して、できる限りの西日対策を施しました。その甲斐あって、なんとか元気に夏が越せそうです。

いつものように鉢植えのお世話をし、家事を終えた後、買い物へ行こうかどうしようか、迷っていました。

食材はたっぷりありますが、買いたかったお菓子があったのです。

今日は五節句の一つである重陽節句です。「菊の節句」とも呼ばれる日で、巷の和菓子屋さんには菊の花を模ったお菓子、栗を使ったお菓子などが並びます。

昨年同様、今年もと思っていたのですが、それだけを買うために人混みに出るのもどうか?
おまけに結構な雨だし。。。

そんなことを思いながら、行こうか行くまいか迷っていたという訳です。

私の場合はお節句だからというよりも、お節句にしかいたいだけないお菓子を胃袋に収めるのが目的です。
一年のうちこの日だけ。そんなお菓子があると、もう食べなければいられない!というくらい落ち着かなくなります。





子供達がまだ小さな頃は、四季の行事をそれはそれは大切にしていました。
夫が外国人ということもあり、普段の生活はかなりウエスタナイズされているので、子供達には少しでも「日本人」という部分を植え付けたいと思っていたからです。

いわゆるハーフと呼ばれる子供達ですが、将来どんな人と結婚するかわかりません(しないかもしれませんが)。
もしも日本人男性と結婚し、子供が産まれたときに、お節句のお祝いくらいはできるようになって欲しい。そのためには、自身が経験することが一番!
そんな思いで色々とやってきました。

もちろん、日本の文化だけでなく、西洋文化も同じようにと、クリスマスやハロウィン、イースターなどには、頑張って特別な料理を作り、食卓に並べたり、イベントに参加したりと頑張りました。

しかし、子供達が大きくなると、喜ばなくなるのです。喜ばないどころか、まったく興味なし?

お雛様を飾っても「ふ〜ん」です。
さすがに桃の節句に出すお料理やお菓子などは喜んで食べますし、お正月料理やクリスマス料理も楽しみにしているようですが、それは行事を楽しむということではなく、ただ美味しいものが食べたいだけ。

七草粥などは「うえ〜」と顔を顰めますし、冬至のカボチャや蒟蒻も仕方なく一口だけ食べるといった具合。。。

そんな様子を見て、「こういうことはもう十分じゃないかしら」と思うようになりました。
以来、四季の行事は縮小化し、私が食を楽しむためだけのものとなりつつあります。

重陽節句も、もしも子供達のためと思えば、たとえ雨でも朝からいそいそと出かけたことと思いますが、それが自分のお菓子欲を満たすためだけとなると、途端にトーンダウンです。。。

このコロナ禍に雨の中、わざわざお菓子一つのために出かけるのも面倒だなと、結局はステイホーム。
今年は重陽のお菓子はなし。。。
ちょっと寂しくはありますが、一度くらいスキップしても、人生はまだまだ長い!
また来年でいいわね。。。

そう思ったものの、今になってやっぱり食べたかった。面倒くさがらずに買いに行けばよかった。。。
そう激しく後悔した重陽節句なのでした。





ちなみに今日は、アメリカの実業家で『ケンタッキーフライドチキン』の創業者、カーネル・サンダース(ハーランド・デーヴィッド・サンダース)さんの生まれた日です。

日本でもお馴染みのカーネルおじさん
多くの店舗に白髪に白髭、黒縁眼鏡をかけた白いスーツのカーネルおじさん像があるので、知らない人はいないでしょう。

日本上陸は1970代だったでしょうか、現在は世界各国に店舗を有する有名店です。

しかし、カーネルおじさんがこのビジネスで成功をおさめたのは、60歳を過ぎてからといいますから驚きです。
それまでは様々なビジネスで失敗を経験し、決して順風満帆とは行かない人生でした。
普通なら自分の不運を嘆きたいような状況でも、必ず立ち上がり新たな道を進んだ結果、世界のケンタッキーフライドチキンとなったのです。

すごいおじさんですね。。。
決して年齢や不運を言い訳にしてはいけない。人生諦めてはいけない!
そう思わせてくれるカーネルおじさんの人生、お勉強になります。

私もケンタッキーフライドチキンは大好き!
ついでにコールスローサラダやホットビスケットも!
時折無性に食べたくなるケンタなのでした。。。