365の喜怒哀楽 〜 50代主婦の暮らしブログ

喜んだり、怒ったり、哀しんだり、楽しんだり、日々の出来事を綴る日記。

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パーソナルタイム、パーソナルスペースを失い、疲弊した心をブログに救われる「喜」

2020年12月23日(水)

今日は実母の通院日ではなかったので、一日中家で過ごしました。

母の世話と言っても、四六時中目が離せないという状態ではないので、私は家事をはじめ、普段通り自分がするべきことをしているのですが、これがとにかく疲れます。

もちろんフィジカルな疲れではなく、メンタル面です。。。

頭もしっかりしているし、一人で動くこともできるのですが、母はなにもしません。まさに上げ膳据え膳で、ただ私の前に座っているだけなのです。

何もしないのは今に始まったことではなく、まだ元気な頃からずっとそうだったので、もう慣れきっていますが、一日中目の前に居られることにとてもストレスを感じます。

何をいうわけでもありません。命令もしなければ、苦言を呈するようなこともなく、ただ黙って私のやることを見ているのです。

寝ている時間以外、母は片時も離れず私の視界の隅で私のやることを見ているのです。

今日もそうでした。私がダイニングにいけば、そこに座り。リビングに移動すればまた横で私のやることをじっと見ています。

これはなぜかと言えば、退屈なのです。
母は何もやることがないため、退屈凌ぎに私のやることをテレビを見るように観ているだけなのです。

母が興味を持ちそうな本や雑誌を買ってきても、目が疲れるからと手に取ろうとはしません。
テレビを見ていても最初だけ。次第につまらなくなるのでしょう。するとその視線をまた私に向けるのです。

母はずっと人に頼って生きてきた人なので、ひとりでいることができないのです。





人にはパーソナルな時間や場所が必要です。
自分だけで過ごせる時間や場所のことで、それがないと激しいストレスに見舞われることになります。

小さなお子さんをお持ちの子育て中のママたちから「ひとりの時間が欲しい!」という声をよく聞きますが、それはまさにパーソナルな時間や場所が必要だからなのです。

たとえ家族でも、四六時中そばにくっついていられたら?

息苦しくてたまらなくなります。。。

自分の子供達や夫にでさえ、「ひとりにさせて」と言うことがあるくらい、私はひとりで過ごす時間が大切でした。
ひとりでいることは自由であることです。誰かと一緒にいたら、完全な自由は得られません。

私にとっては、たった一日でもひとりで過ごす時間が持てないことは辛いことなのです。

昨日は娘がいたので、しばし息抜きをすることができました。ほんの少しの時間でも自由を得ることができて、硬くなった気持ちがほどけていくような気がしました。
しかし、今日はみんな各々の用事で朝から晩まで外出しています。

つまり、朝起きてから寝るまで、ずっと母が側にいるのです。

家事をしていても、隙間時間にブログを書いていても、何をしている時でも、母はじっとその様子を見ています。

これが一日やニ日なら、まだ我慢もできましょうが、こんな生活が細切れであれ、かれこれ1ヶ月近く続いています。





明日はクリスマスイブですが、例年のような晴れやかな気持ちにはなれません。
母にも特別なことは何もできないと言ったところ、クリスマス料理を作る気がないのなら、デパ地下に行って子供達にチキンやケーキを買ってくるようにと言われました。

コロナ感染を考えて、デパ地下などには行かないつもりだったのでそう言いましたが、視線を逸らせて黙ったままです。

つまり、何がなんでも行ってこいということです。。。

外出するにはいい口実ですが、こんなコロナ禍では気も進みません。

コロナを恐れながら、人混みに買い物へいき、ひとときのパーソナルタイム、スペースを得るのがいいのか、感染のリスクを回避するために外出せず、、家で母につきまとわれるか、まさに究極の選択です。。。

さてさて、どうするか?

いつまでとも知れぬ、パーソナルタイム、スペースを奪われ続ける恐怖を思えば、感染対策を万全にしてデパ地下へ行き、しばし息抜きをする方が、私にとってはいいのかも知れません。

コロナ以前に、この疲弊しきった心をどうにかしなければ。。。

こうしてブログに悶々とした気持ちを思うまま書いていると、少しは気持ちも落ち着きます。

やっぱりブログがあってよかった。
こんな愚痴めいたことを毎日のように吐き出せる場所はありませんからね。

感謝です。。。





ちなみに今日は、イタリア出身のモデル、歌手、そして元フランス大統領サルコジさんの奥様としても知られるカーラ・ブルーニサルコジさんの生まれた日です。

90年代、スーパーモデルとして活躍したカーラがのちに歌手となったのも「わお!」でしたが、当時フランス大統領だったサルコジさんと結婚した時には、さらにビックリ仰天したものです。

生まれも良家のお嬢様、そして類い稀なる美しさに恵まれた容姿、さらにはシンガーとしての才能、ダメ押しでおフランスファーストレディーにまでなってしまうのですから、カーラったら前世でどれだけの徳を積んだのでしょう⁉︎

結構スキャンダラスな話題もあったり、お騒がせな一面もあったカーラですが、私はシンガーとしてのカーラ・ブルーニが好きでした。
CDだって持ってますよ!
最近はあまり聴きませんが。。。

今でも美しいカーラ、できることならお歌の世界でもう一度、パッと花を咲かせて欲しいと願っています。