2021年4月24日(土)
明日から東京は3度目の緊急事態宣言となります。となると、大手を振ってお出かけできるのは今日まで⁉︎
などと、思いながらも、ステイホームの一日でした。
今日は夫が、どんな風の吹き回しか、手打ちパスタなどを作ろうと思いついたらしく、「パスタマシーンはどこだ⁉︎」と、朝から大騒ぎ。。。
この人の気まぐれには、本当に振り回されます。
一時期、手打ちパスタを作っていたのですが、今は面倒なのですっかり市販頼りです。
当然のことながら、邪魔なパスタマシーンは、収納の奥底にしまってあります。
これを取り出すには、その上や前にしまってある物を、すべて出さなければなりません。
面倒くさいわね。。。と、思いましたが、これを機に断捨離をしよう!と、普段あまり触れないキッチン収納のお片付けをしました。
長らくしまいっぱなしにしていた古いフォンデュ鍋や花瓶、水盤など一気に処分し、スッキリしました。
ついでにと手をつけたのが、キッチンの本棚です。
そこにはレシピ本や食に関する本だけをまとめて収納してあります。
子供達も大きくなったので、最近ではほとんど手の込んだお料理は作らなくなりました。お菓子などもほとんどが市販で、たまに作っても、同じようなものばかりなので、レシピも覚えてしまったほどです。
つまり、本棚に並んだレシピ本は必要なくなったのです。
ただ、中にはレシピを見るためだけでなく、美術書を見るような感覚で所有している本もあります。
海外で見つけたマーサ・シチュワートっぽいテイストのレシピ本は、テーブルセッティングなども素敵で、眺めているだけで楽しい気分になります。
そのような見て楽しめる本は残し、お弁当の本やおかずの本など、実用的なものは全て処分することに。
他にも「添加物」「栄養素」「低糖質」など、食にまつわることが書かれた本なども、まとめて断捨離しました。
これまで、必要のないものはとっておく意味がないので、どんどん処分していましたが、なくても困らないけれど、あればあったで使う。。。そんなものもは、とりあえず残してきました。
しかし、最近はなくて困らないものなら、なくていい。そう考えるようになりました。
特に古いものは、使い勝手の悪いものが多いといいますか、今はもっといいものがたくさんあります。
例えば我が家のフォンデュ鍋は、かれこれ20年以上前から使ってきたものですが、古いだけにとにかく大きくて、大袈裟。。。
付属のフォークなども、なんでこんなに長いのよ⁉︎ と、笑えるくらいです。
しかも、フォンデュなど年に何回やる?という頻度です。言い換えれば「ほとんどやらない」ということになります(笑)
どうしても家でフォンデュが食べたくなったら、その時はもっとコンパクトな今風のものに買い換えればいいと、その大きなフォンデュ鍋のセットはお払い箱としました。
もう処分するものなどないわね。。。
などと思っていましたが、断捨離のレベルを上げれば、まだまだ出てきそうです。
中には、夫がしまいこんでいたものなども出てきて、本人に聞いてみたところ、パスタマシーンに夢中になっていて、どうでもいいようなのでガラクタ認定し、パカパカと捨てました。
大きなゴミ袋や本の束などが、部屋に山積みされていく様を見ると、嬉しくなります。
そして、ゴミ集荷日にそれがスッキリと消えてなくなると、さらなる充実感に気分も晴れ晴れ。
断捨離レベルをちょっと上げてみたので、まだまだ楽しめそうです。
ちなみに今日は、フランスのファッションデザイナーであるジャン=ポール・ゴルチエさんの生まれた日です。
10代の頃、とても好きだったデザイナーさんです。
コレクションでは、ちょっぴり過激なデザインが目を引くことが多かったゴルチエですが、彼自身のイメージはいつもフレンチブルーのボーダーシャツをきた小粋な男性といった感じでした。
私もまた個性的なデザインや柄の服よりも、シックなゴルチエが好きでした。
シックだけれど、細部の装飾などがとても凝っていて、よくよく見ると、それが本当に美しかったのですね。
一見、普通でありながらも、一味違ったお洒落を楽しむことができる。それがゴルチエのお洋服だったのです。
今ではウエストがキツキツで入りませんが、とても美しいカットのスカートなので、捨てられずに娘にあげたものもあります。
昔の服って、今では考えられないくらい高価でしたが、それだけに服地も縫製もよく、大切に着ていれば、たとえ何十年経っても着られるのです。
昨年1月にパリで行われた春夏オートクチュールコレクションを最後に引退しましたが、一時代を築いたデザイナーとして、また青春時代の素敵な思い出とともに、ゴルチエさんは忘れ難きデザイナーさんの一人なのでした。。。